そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

傍聴マニア09#4

http://www.ytv.co.jp/bouchou/
いつもとちょっとテイスト違うと思ったら今回の脚本は山岡さんですか。演出は前回に続き本田さんですが、今回のはそういやちょっと「サクゴエ」っぽかったな。都会の街並みの描き方のドキュメンタリータッチなとことか、孤独感を感じる描写とか。田中の人の表情も妙に過剰に感情移入させるというか良かったし。
オレちゃんでもちょっとホロリ‥‥な感じの人情話?タイムリーすぎる覚せい剤の公判だけど、話は主に都会の中の孤独感を描いてたんでタイムリーネタとはいえまったく違う感触に。サラッとこういうこと出来るこのドラマはレベル高いなー。
まあどんな事情があるにせよ覚せい剤はダメってのは喫茶店のウェイトレスの子の反応見りゃ判るってもんですが、そのまとめとして公判での証人騒ぎのあとの3人の言いよう、山野いうところの「こんな形で昔の友人に頼りたくなかった男のプライド」を「バカみたい」と切り捨てる美和ちゃんに「でも‥‥田中は独りぼっちじゃなかったんだ」と安心する森夫ってので端的に表してて良かった。
でもドラマの見どころ的には最後の「人をおかしくするのは孤独なのかも知れませんね」という実感こもった森夫の言葉かな。
そこに至るまでの森夫の孤独感とかが最後のここにすごく説得力を与えてるんだけど、山野からの電話に素直に嬉しかったという森夫はあまりにも素直すぎねー?(笑)まあその山野だって、いつの間にか赤外線通信しといた森夫の携帯に酔って電話して、紙ナプキンでブラジャー作ってるって、どう見てもちょっと寂しいオジサンです(苦笑)
そう考えると山野も森夫も寂しいから他人の事情に合法的に首を突込める傍聴なんてものにハマってるのかも‥‥って気もしなくもないし、美和ちゃんが若さゆえにそれを「バカみたい」と切り捨てるのもわからんでもないがw
本田さんはこういうある種の弱者目線の描写が上手いのかなー、最初にヤクザ絡みのネタがあったにしても、薬の怖さよりも悲しさの方が訴えかけてくるのが面白かった。そのオチが山野の「なかなかイタイ奴だな」ってのも好み。やっぱり突っ込みは必要だよなw
つか、向井りーのルックスで友達からの電話もなく傍聴にのめり込んでるただの素直ないい奴な北森夫くんって、相当に残念な人だと思いますけど‥‥(^_^;)向井りーは子犬のようにカワイイなぁ!(笑)六角さんとの絡みの微妙な空気感は相当拾い物です。
そしてポチョム菌のギターは高野八誠ですか。妙なとこに出てくるね。