そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

歌舞伎座さよなら公演「十二月大歌舞伎」

http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2009/12/post_51.html
 

昼の部、1階一等席の真ん中でスゲー良い席だった!行けなかった相方カワイソ!オレちゃんは十年くらい前、猿之助スーパー歌舞伎以来。飛ぶやつね。
イヤホン解説はいらないかなと思ったけど、りびんぐでっどの前の20分の休憩にクドカン勘三郎の対談があるってことで一応借りてみた。観ながら聞くとちょっと鬱陶しいんだけどねw
あまりに急だったから誰が誰だかイマイチよく判らないまま見てたんだけど、まあ何となくは判るかな。判らないのはいつの間にか名前が変わってる人がいるからってのと、化粧のせいで顔が判りにくいからってことで。あと公演チラシには名前しか出てないから、もー何が何やら。今これ書きながら確認してるくらいよ?w
演目は以下の通り。
一、操り三番叟(あやつりさんばそう)
二、新版歌祭文 野崎村(のざきむら)
三、新古演劇十種の内 身替座禅(みがわりざぜん )
四、大江戸りびんぐでっど(おおえどりびんぐでっど)
 
「操り三番叟」獅童の静かな舞と、操り人形役の中村勘太郎前田愛が奥さんの人)の人形っぽい踊りがメイン。勘太郎の踊りはさすがにスゴかった。30分くらい。
「野村崎」悲恋の人情物で話もわかりやすいんだけど、ちょっと眠くなったですスイマセン(朝早かったから)
「身替座禅」いわゆるコメディ。恐妻家の右京をやってる中村勘三郎(元・勘九郎)がスゲーカワイくて笑った(笑)後ろのおねーちゃんたちもカワイイっていってたw 表情がなんともいえず可愛げあり。奥さんの坂東三津五郎(元・八十助)オカシ。というか女のおばさんに見えるから不思議。あと絡んでるのは染五郎染五郎はわかりやすかった。
「大江戸りびんぐでっど」今回のメイン?新作、宮藤官九郎の作・演出で1時間半くらい。歌舞伎というよりはミュージカル時代劇。ちょっと真夜中のヤジキタみたいな感じの、よくも悪くもいつものクドカンだった。これは歌舞伎じゃない‥‥んだけど、傍目にみても歌舞伎役者のみなさんは楽しそうにやってるから良いってことで。
他のを見てないから判らないけど(夜の分は野田版鼠小僧の再演だったので)、現代的なセリフ回しや時事ネタギャグ、落語ネタ役者ネタ入れ込んでて、何となく社会に対して物申す的なテーマもありつつ(つか相当ストレートに)でもそれがグダグダになってる感じがね(笑)そして最後にちょっとしたどんでん返しがあって、そこら辺がまた言いたいことにストレートに絡む辺りとか、必ずしも明るいわけでもない、妙に割り切れないモヤモヤが残るとかが何となくクドカン‥‥って感じ。クドカンはこういう脚本展開が一番楽なのかなー?
内容については特に触れませんが、りびんぐでっど=存鼻(ぞんび)=はけんの人々がみなさん歌舞伎役者のせいか、踊り(群舞)が普通の舞台役者さんとレベルが違う動きをしてて面白かった。(というと失礼な気もするけど基本が違うって意味で)だってヅカ並に揃ってる上に正確なんだもん。普通の舞台劇でこんなのはさすがに見たことないよ?
あとヒロイン?のお葉@七之助勘太郎の弟)がどう見ても美女にしか見えません(笑)スゲェ。
なんでくさやとぞんび‥‥って考えてもわかんないというか、一応クドカンオリジナルなんだろうけど、ネタ的にはしりあがり寿っぽい?そういや舞台上の描き割り背景のぞんび絵はどうみてもしりあがり寿でしたw。
そういやこれだけ言っときたいけど、獅童の役が和尚と死神だったんだけど、獅童で死神ってあの場の客のほとんどは気がついてないかも知れないけど、デスノートだよな(笑)アニメでも映画でも獅童が声当ててたのは死神リュークだもん。どうせなら「ですのおと」とか持ってればよかったのにw

土産のモナカ〜