そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

JIN-仁-#10

http://www.tbs.co.jp/jin2009/
5分延長分の意味があるかないかは判らない‥‥が、一番肝心の最後を見そこねた人がいないことを祈るばかりです(^_^;)
イヤなんかいいんだけどー、仁先生ってもう江戸に1年近くいるって設定だよね?その割りにあまりに鈍すぎるってのもそうだけど、なんか優柔不断というより本当にヤマサのご当主の言う通り、その器は美しいのかも知れないけどあまりにも小さすぎやしないか?ぐい飲みくらいしか大きさないんじゃなかろうか、龍馬がラーメン丼くらいだとして。(や、龍馬だと寸胴鍋くらいの大きさあるかもな)ちょっとイラッときた(苦笑)
まあ話としては咲メインで野風も含めて仁先生の周りの女性たちの身の振り方の始末というかそういう話で、咲は相変わらずいじらしいし、野風はあくまでも凛としているなあという話。
未練があるとかないとか潔いかどうかってのは別として、やっぱり何らかの覚悟がある人の行動は美しく思えるってことじゃないかなあ。野風のやってることが覚悟なしのことなら単に往生際の悪い人になるんだし、咲がそういう覚悟を持とうとあがくんでなければそこまでいじらしいとは思えないと思うから。
咲の気持ちを知るからこそやめてもいいぞと言う恭太郎と、正しい決断だと後押しする栄の言うことが、逆に咲の気持ちと決断をはっきりと見せてくれるというか、咲がモノローグで語ったりするよりも何となく奥ゆかしく芯の通った人間に見える気がするんで、そういう地味なところが上手いなぁと思ったり。
当り前かもしれんが誰も仁先生と咲の年齢差のことは言わんのだな(笑)つか、ご隠居に身請けされる野風が、当り前に子供を産んでその子孫が未来になる‥‥と思う仁先生もちょっと感覚おかしくなってると思うけど(笑)つか野風っていくつの設定だ?

それでも未来のために野風の乳癌を放置する仁先生の器の小ささにやっぱりイラッとくるよ。仁先生をずっと見ててその思いを知ってる咲がそれを止めようもないのはともかくとしても、なんか本気で仁先生にムカついたよ?目の前の、自分ができることしか出来ないのが本来人というものだろうに、下手に先のことを知ってるからって理由で何かできるはずの目の前のことに目を背けるのは、鬼とかいうより仁先生の器の小ささというか心の弱さというか、そこだけいきなり普通の人になられてもなぁ。ちょっと仁先生、自分が「医者」だってこと忘れてんじゃないの?いくら未来に対して負い目があるからといってもなあ。
仁先生が考えるのは「たぶん、おそらく」って話であって、それ歴史の確定事項じゃないだろうと突っ込みたい。今回の文脈で言うなら、いろいろ覚悟が足りないから仁先生がやってることって美しく思えないんだけどなぁ。

その辺はまあ次回持ち越しでサラッと流して、今回は龍馬さんですよ。
ホントに歴史に詳しくないので龍馬がやってることの意味があんまりよく判りません。林泰文の役が何者なのかもよく判らんが長州と手を組んでっていいわきゃないよな?だよな?
でも、今さら歴史を進めたかもしれないとか、そもそもこの人本当に坂本龍馬なの?とか言いだす仁先生が‥‥(笑)
まあ出会ったときは、暗殺されて死ぬはずの龍馬なら自分が助けるぞってのはわからんでもないけど、もうこうなるとじゃあいつどのタイミングでなら助けていいの?って話だしな。というかまさか仁先生も龍馬がペニシリンを使ってそんな大層な商売を考えるとは思いも付かないわけで、そこら辺が器の違いといえばそうなんだけど。どっちにしてもまさかそこまで一足飛びに維新に近づくとも思ってないだろうし、龍馬自体の考え方もこれだと出会うべく人に出会ってないだろうから、本来の歴史通りの龍馬じゃないと思うんだけどなぁ。
そしてああ、さすがにここで龍馬を死なせちゃいけないと思った仁先生のやったことが、まさかまさかのタイムスリップ。わかりやすく龍馬だけ落ちてないよ。やっぱりタイムスリップしたのは龍馬か?というか顔の判別がつかないくらいの大怪我だったよな?じゃあ仁先生の頭痛は‥‥ってーと、時空共鳴か?まあ仁先生があのタイミングで現代に戻っちゃ同じ人が二人いる状態になるんだけど、その辺はどこまでSF的に許されるのかって話だしなー。
まあそれでも龍馬が救急キットと胎児様腫瘍を持ち出す理由にはならんから‥‥ってことで次回が楽しみですが、ちゃんと終わるのか?映画に続くにしてもどの程度?TVはTVで終わらせて欲しいんだけどなぁ。話数的には十分終わるはずの予定に思えるけど。(大体このドラマって各話のエピソード動かしようないし)
そういや立ち話してても後ろ手に刺客を倒してしまう龍馬カッコよすぎる!やはり侍とはそういうものなのか!隙がねえ。