そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ヤングシナリオ大賞・輪廻の雨

http://wwwz.fujitv.co.jp/rinne/index.html
1時間だとできることも限られてるとは思うけど、お話としてはありきたり(キャラの感情や行動含めて)、なんか青年誌の読み切り新人大賞マンガか最近の新人作家のデビュー作品にありがちそうなネタだなあと思ったんだけど、演出がオーソドックスだってこともあって、そこそこ見られたよ。
まーそんなことより、オレ的には山本裕典瀬戸康史の兄弟ってことで。
もっくんのキャラと存在感は見ごたえあったし、瀬戸もオレ的にいつもよりカワイかったんで、録って消しのつもりだったけど取っとこうかなーと思うくらいにはよかったです。このもっくんはスゲー好みv 髪の毛黒いからか?w
つか、冒頭5分くらいでこのドラマ自体はどうでもよくなって、もっくん、銭ゲバみたいなのやってくれんかなーとかぐるぐる考えてたんで、正直ドラマに身が入りませんでした(苦笑)もっくんの銭ゲバみたいなやつ見たいー。こういう鬱屈した暗いキャラのもっくんが見たいよー。
でも最後はどうなのかなぁ。ああいう視聴者に委ねるような終わり方って、小説ならいいけどこのドラマの時間枠の中での描写とか考えると、あまり効果的ではないような。ちょっと何というか、微妙に全体に薄いんだよね。
このテイストならもうちょっと兄ちゃんの感情に絞って突っ込んで、兄ちゃん目線の状況のどうにもならなさと、弟を思う気持ちで板挟みになった追いつめられ感を描いて、もっと救われない酷い話にした方が最後のオチが(あれが希望あるオチならだけど、その辺もよく判らないですよ)生きる気がするよ。というかあのオチ、雰囲気がそれっぽいだけで落ちてない気がするんですけど。
そういう意味で表題的にキレイにまとめるよりキャラの感情に突っ込んでドラマとして見せた方が、1時間物でももっと描写を濃く出来るような気もするけど、公式見たら初演出の女性監督だからしょうがないのかなー。脚本が若い女性だから女性監督にしたのかも知れないけど、もうちょっと力のある男性監督の方が良かったなぁ。全体にちょっとヌルいというか、こういうネタならもっと酷い話の方がオレ的には好みだけど。
最後にしても兄ちゃんが事故るのかなみたいな、ありがちなところをはずして来たのはともかくとして、弟が刺殺ってのは正直微妙。つか、ない。
知的障害者がそういうことをするのかどうかっていう違和感と、弟がそこまで追いつめられてないから唐突すぎるっていうか。タイトルありきのネタ展開だからそこにいかなきゃと思ったんだろうけど、だったら最初から無理があるんじゃないかなあ。弟が知的障害児だってのが‥‥と思ったですよ。
全体にご都合なとこ、弟が金庫空けること自体意味わからんとか、兄ちゃん金持って逃げるなよとか(まさか持ってくとは思ってなかったんでお金はどうしたんだろうと思った)、刑事そこでなんで事情聴取で引っ張って行かないんだとか、そもそも突発的な殺人で殺した死体を埋めるなんていうリスクの高いことなんでするかなーと(どうせすぐ見つかるなら埋める必要ないじゃん>オハナシ的に)、彼女都合よすぎとか、生活苦しいわりに兄ちゃん良い服着てんなーとか(話に関係ないw)、1時間物でこれだけ突っ込みどころあるとほとんどシロウト小説、もしくは少女漫画の域なんですが、それらすべて山本&瀬戸の存在感でカバーてことでいいや(^_^;)この役のもっくんだけでOKです(笑)
 
そいや、それなのに3日にやってた「しぇいけんBABY」は気がつかなくて録りそびれたんだよなー。あとから気がついたよ。くそー。溝端も出てたのにー