そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

龍馬伝#2「大器晩成?」

http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/
キャストの土佐弁はどうだと友達に聞かれたんだけど、特に問題ないと思うぜよ‥‥ってことで。
この中で土佐弁ネイティブは広末だけだけど、さすがNHK、準備期間が違うのかどのキャストの土佐弁もほとんど違和感ありませんよ。
普段高知が舞台のドラマ見てて、最近だと「仁」の内野さんとかもそうだけど、土佐弁トレーナーがついててもアクセントってのは意外となおらないもんで、いかに耳の良い役者さんたちであってもだいたい馴染んでくるのって3〜4話めくらいなんだよね。それが割としょっぱなからみなさん違和感ないんだもん。まあ土佐弁っても西と東でアクセントも言い回しも違うし、ネイティブでもこれだとは言い難いのはどこも同じだと思うけどさ。
 
このドラマの龍馬の評判はともかくとして(つか友達と話しててもそんな感じでリタイヤって言われたんだがw)、そもそも世間的に知られてる幕末の志士「坂本龍馬」以前の龍馬なんだから、行動としてカッコいいかといったらそうでもないと思うんで、この龍馬でもいいんじゃないかと思うんだよなー。
ルックス的には、そもそもオレの基準でいったら福山ってカッコいいとは思うけど造形的にイケメンかといわれたら、オグリンがイケメンなのか?という程度には二枚目じゃないと思うしさぁ。オレはね。それに写真で残ってる本物の龍馬だってそこそこカッコいいじゃん。福山だからカッコよすぎるって言い掛かりに近いと思うのw
てことで今回は、何者でもない龍馬が自分の何者でもなさに気がついて、何かになっていく、そのきっかけが「わしは人の気持ちがわかっちょらん。何一つわかっちょらん」なんだろうけど、ドラマ的になんで農夫たちが戻って手伝ってくれたのかも妙によく判らん展開だった気もするよ?なんかやりたいことと出来たものが微妙に食い違ってるというか、そこら辺がドラマに乗り切れない原因じゃないかなぁと思うんだが。脚本が福田さんのわりに、というかこんなに下手なはずはないと思うんだが‥‥みなさん未だにこのドラマの龍馬像を把握してないんじゃ?なんか企画と脚本と演出が掛け違ってる気がするよ。
まあ堤防工事の件はそういうもの、と思えばそれでいいんだけどさ。
それでいったらお父上が、初めて自分が思ってた息子像と他人が見る息子龍馬像が違うかも‥‥って思いついたことの方が、ええ話や‥‥って気もするし。
どうでもいいけど加尾さんは、龍馬が江戸に行くことを弥太郎さんには関係ないことだってのはヒドイと思うんだけどなぁ(笑)いくつの設定なのかまったく判んないんだけどさ。広末の柄で何とか少女っぽくは見えるんだが‥‥w
というかこの人によらず、何気にキャラが心なくヒドくね?加尾が縁談の話がどうとか龍馬に言っても、龍馬は自分が何者でもないって知ってるんだから、そんな人が幼なじみの良縁を断れなんて言うはずないじゃん。自分で決めろよなー。
ドラマ自体は特に語ることもないっつか、まだちょっと面白いかどうかも微妙?(笑)
 
ちょっと坂本龍馬に対してのオレ語りですが、だいたい龍馬って幕末とか新撰組が好きな人はともかく、普通に生きてる高知県人として特に龍馬には興味なかったんだけど、それはなんでかっていうと高知にとって坂本龍馬って別に何した人でもないからなんだよね。龍馬が何かしたのって土佐を脱藩してからであって、京都での活躍も海援隊も全部よその土地での出来事で、それはあの時代、活躍の場が京や江戸だってことでは他の偉人たちもそうなんだろうけど、近年でも高知って四国の中ですら情報的には隔絶してる独立国みたいなとこだから、本当に龍馬って何した人?って感じなんだよ。墓だって京都だしな。
ただ後年の名を成した龍馬のあの破天荒さとか自由さが、よその人から見たらいかにも土佐の人ってことで印象が強いってだけのような気はするよ。
出てきたら言おうかと思ってたけど、だから高知で有名な偉人ってったら実はジョン万次郎なんだよね。少なくともオレが育った環境ではそんな感じよ?まーオレは、土佐に上士とか下士とかいう身分制度があったってことも初めて知ったくらいに歴史には疎いですが。