そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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天装戦隊ゴセイジャー#2「ファンタスティック・ゴセイジャー」

http://www.toei.co.jp/tv/gosei/http://www.tv-asahi.co.jp/gosei/


何だかすごい戦隊らしい戦隊だなあ(笑)‥‥と、敵がアダムスキー型円盤になったのを見て感じました(笑)そういや子供が絡むってのも久し振りな気がするしね。
何を以て「戦隊らしいというか?」というとオレは大いなるベタであり、子供向け番組としての王道だと思うんだけど、大筋の展開はベタで王道であっても、設定やキャラはそのときどきの時代性を帯びている‥‥っていうところで新味を出せばいいと思うんだよね。戦隊ってそういうものだと思うし、そこら辺の「安心感」ってのも戦隊には欲しいなぁと思うのよ。
そういう意味で、古いと思う人もいるかも知れないけどこの雰囲気はホントに戦隊っぽいって感じるよ。昭和っていうほど古くもないけど、たぶん感覚として80年代半ば〜90年代初めくらい、ちょうど戦隊が一番面白くて勢いがあったチェンジマンからジュウレンジャーくらいの感じかなあ。これたぶん時代ぴったりだろ?オレが一番面白かったと思うのってこの辺だもん。子供じゃなかったけどw
ということで今回長石監督を持ってきたのはそのためってことですねえ。こういう物がやりたいんだとすればその空気感を作るのはその当時を知ってる監督さんってことか。
ただどうも全体には微妙で、何が微妙にさせてるかっていうと脚本だって気はする。
どうもピンとこないというか、オレからしたらゲキレンでそういうとこで上手くいかなかった横手美智子をメインでもってきたのは間違いな気がしなくもないんだけど。
なんかキャラがどうも浮いてるというか、キャストは素人なんだからともかくとして、だったらもっと視聴者に判りやすくこういうキャラだっていう押しが、ベタじゃないところで欲しいなあというか。だってこれのキャラってなんかみんなベタじゃん。ベタすぎるよ。
今回は特に1話から続いてアラタが天然だってこととハイドがクール系キャラだってとこを見せてんだけど、そうじゃなくてそこにもうちょっとなんか特徴をプラスしてよ、みたいな?
望のキャラが一番昭和っぽく見えるんだと思うけど、今この時代の“ああいうキャラ”であって欲しいかなあ。あれが一番昔っぽいんだよ。昔の特撮にいた子供キャラそのまんまというか。横手さんのせいだけとはいわないけど、もうちょっと何とかして欲しいというか捻りが欲しいかなあ。お父さんが髭男爵ってのは面白いんだけど、だからこそもうちょっと捻れるでしょというか。
まー全体にお話がイマイチよくわからんってのはあったんだけど(その理由はやっぱり天界に帰る帰らないとか、なんでこの星に残るのかっていう彼ら御星天使の使命が判りにくいからだと思うけど)、全体にこういう戦隊っぽい戦隊は好きなんで、もう少し脚本レベルで何とかなることを祈りたいです。
最後の捕らえられた人たちの記憶を消すことに関して、「恐ろしい記憶を消す」っていうのは、アラタたちのキャラやゴセイジャーの在りようとして正しくて、たぶんそういう想いで人間や地球を守るってことが一番大事なんじゃないかって思うから、今後もそこははずさないで、むしろ当分その辺はちょこちょこ押さえて欲しいかなあ。
あ、戦闘シーンとか映像的なことはやっぱさすがにというか、なんで長石監督はオジイちゃんなのに上手いのかなあ?(笑)他の若い監督と比べてもダイナミックだよね。


予告。
基本通りキャラ話かなー。とにかくせっかく種族ごとの違いがあるんだからキャラ立ては早めに‥‥って感じ?