そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

警視庁失踪人捜査課#6

http://shissou.asahi.co.jp/
TVドラマと現実の事件(不同意堕胎事件)がリンクすることはままあることだけど、これもそれだねえ。放送禁止にならなくてよかった。
脚本・演出が寒竹ゆり。この人佐々木希の「天使の恋」の脚本・監督の人なのね。しかもまだ若いなあ。天恋はさすがに見てないし、見る予定もないけどさ。
初っ端は何のドラマかと思うくらい失踪人ぽくなくて録画間違えたかと思ったが(笑)、冒頭のお葬式のシーンとか養護院のピアノのシーンは今時の良い邦画っぽいキレイさだったんでプロフィール探したら日芸岩井俊二に〜とか出てきてなんか納得(笑)*1 ホントはああいう映像で撮りたいんだろうなあと思うけど、それ以外のシーンはなんとなくいつもの失踪人であった。いい意味で。

今回は事件性ありな失踪。しかも最終的に亡くなったパターン。波瑠ちゃん可哀想 (ノ_・。)
ていうか、前半は波瑠が失踪したらしいということでテンポよく捜査をして次々と事実が連鎖的に掘り起こされていく様がスゲー面白かった。ここ数回同様、毎回こういう感じの展開で見たいよね。
んでも、波瑠のお母さんが広田レオナでした‥‥ってとこから、なんか別の世界につれていかれたよ。しっかり者イメージの加賀美早紀の波瑠のお母さんが広田レオナって、浮世離れしすぎじゃね?や、広田レオナだからこそ、あんな頼りなくてどうしようもない頭が弱いお母さんだという説得力はあるんだけど、そりゃねーよと‥‥(苦笑)1・2話並にトンデモだと思うがどうか?LIAR GAMEとかならいいけど、バチスタとかこういうドラマに広田レオナ出しちゃだめだよー(笑)
そこからなんとなくフワっとした感じで話ごまかされた気がするっつか、誤魔化されたというより肝心なことは「いい話」にしてしまって、最後亡くなったってこと込みでなんか波瑠をかわいそうな子にしちゃったって感じなんだけど、まあこれはこれでいいや。可哀想な子のいい話を嫌いな人がいて?うーん、好き嫌いの範疇かなあ。オレ的にはこういうトーンの話はちょっと微妙、というか苦手。
愛人の子で境遇としては苦労してるんだけど、愛情だけは本妻の子と同様に注いでもらってて、ちゃんと「生きていく上で何が幸せなのか」ということは知っていたのに、あんなクソみたいなクダラナイ男のせいでいろいろ失ってしまった可哀想な人というか、逆に欲がないのがまさに天使のようにも思えるんだけど、それが一番ありえねーだろよと思ってしまうオレが汚れた大人かも(苦笑)
というか、望めばそれなり何かを手にすることのできる才能を持ちながら、それをただむざむざと捨ててしまうような人生を送ってる人間が好きじゃないというだけかも。むしろ本妻の子の凪さんがもっと黒かったら良かったのに。(おいおいw)そういう対比の話なら見たいっつか好き。
無欲ないい人たちがなんやかんやで悲しい出来事に遭遇してしまった話ではあるけど、なんとなくこの監督さんの持ち味なのか、透明感というより半透明な感じで関わった人たちの人生にはあんまり影響ないなあみたいな印象だった。あ、養護院で一緒に育った敦史くん以外には。敦史くんが一番かわいそうかも。
失踪課の人たちは今回も大変優秀だったなあ。森田も普通に外に出てた。なんでいつもは外に出ないんだ?中でやることが多すぎるだけ?あとはやたら愛人発言を連発する愛美もあれだけど、公子さんが楽しそうだったのが‥‥(笑)まさに高畑さんw
そして高城さんはいちいちカッコ良すぎるし、今回助けられなかったことを悲しんでる気持ちもスゲーよかった。白衣は着なくていいです。着なくても十分。つか秦さん、そこはツッコめよ。というか秦、捕まればいいのに!相応の罰を!
いいけど、波瑠が働いてた清掃会社のスタッフの恰幅いいおばちゃんって、オレ思うにバツイチ独身で安アパートに住んでるけど、仕事の稼ぎを月イチでぱーっとホストクラブに使ってると見たね!贔屓のホストとかに貢いでそう。絶対そう!w(断言)

*1:オレはどうも昔から岩井俊二は特に興味なくてさー。ああいう雰囲気重視のイメージ的な映像というか話というか、昔スゲー流行ったのは知ってるしだから一本くらいは見とこうと思いつつどうしても食指が動かないというかなんか苦手。