そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

タンブリング#7

http://www.tbs.co.jp/tumbling/
ああ‥‥今回もなんかボロ泣き。やっぱり清水友佳子の脚本はこのドラマにおいては神。
ストーリー展開はもろベタなんだけど、それをステレオタイプに描かないのが素晴らしい!ああ面白いなあ面白いなあ。みんなもっとタンブリング見ようよ。
航のとーちゃんの話と火野の親子問題を絡めてくるのかと思ってたら微妙に外してきてるんだけど、そのはずしようが上手いなあ。あーなんか、こういうありがちベタ展開に対してちゃんとお話としてしっかりしたビジョンが見えてて、それを上手くやってのけるってのがなんかクヤシイ。(笑)
航のとーちゃんの小野寺さんがが意外に無頼漢キャラで(いや意外でもないかw)、しかも大会を見ないうちにあっという間に死んじゃったんだけど、それでも奈津子さんのこともあり、というかやっぱりあの航のかーちゃんの奈津子さんが好きになった人で、その奈津子さんが育てた航だからああいう風に育って、それは不良だからとかそういうことを、なんていうか世間での立ち位置じゃなくて個性として見られるような描写として航の人物像が納得できる話だった。ややこしい言い方だけど。
いやお父さんとの話かと思ったら実は奈津子さんが自分の生き方に筋が通ってる人で、小野寺さんのこととかシングルマザーでの子育てとか、いろいろひっくるめて航をいかに愛しててるかということがよくわかった話だった。航がちょっとばかしおバカでも人として真っ当だっていう保証というか、やっぱり親の生きざまとか信念って大切だよな。
その上で航のとーちゃんも一筋縄じゃない人だったから、そういう経緯があったんだとしてもそれはそれで納得できるし、航と小野寺さんも親子として暮らしてはないのに血のつながりをしっかり感じさせる人だったしなあ。不器用なとこ含めて。というか、加藤雅也と山本くんが似すぎなんだけどさ。なんか似てるw
あと小野寺さんみたいな人を好きになった航のかーちゃんがシゲさんを好きになることは、地球が崩壊してもないだろうってことはよくわかった(笑)

んで、火野は火野でよくありがちな親子の確執なんだけど、そこで話として絡めるのに、航からしたら火野のことを気に掛ける理由はまったくないし肩入れするほど火野のことを好きなわけでもないのに、「親父に見に来て欲しかった」ってことだけでリンクさせるところが自然というか、上手いなあと。火野の気持ちを考えてじゃなく自分の気持ちとして火野父に訴えてるから説得力あるんだし、その気持が本気だから火野の新体操が逃げじゃないって言い切れる強さがあるってことだよな。今までのやりとり考えたって、ありがちに航が火野に共感なんかするハズないもんな。
でも火野のそこは柏木に振っといて、その流れで柏木の過去を江崎先生が知り、でも柏木自体は火野の事情には踏み込んでない、見守ってるだけってのが柏木のキャラとしても正しいしなあ。何もかも上手いよ。
航が新体操を続けてることを、小野寺さんに「居場所があるってのはいいことだ」って言わせてるのが、前回の「ひとりじゃない」の次としては計算されてるし、航としてはそんなこと考えてなかったけど、ひとりじゃないってのはそういうことなんだよな。だから火野には新体操が逃げじゃなくて居場所なんだっていいつつ、居場所があるってことは一人じゃないんだってもう一回念押ししてるというか、でもそれはベタベタした仲良しごっこじゃないのがいい。
とーちゃんを亡くした航に亮介がいつもと変わらず突っ込んでくれたり、辛い時にみんなが黙って側にいてくれるっていう、そういう仲間なんだよなあ。
今回もうほとんどボロ泣きだったというかなんでかわかんないけど涙が‥‥状態で、いつもよりティッシュ多めに!でしたが、航が火野のとーちゃんに訴えるとこも良かったけど、やっぱり一番良かったのはみんなが航と一緒に黙って海を見てたところだなあ。あのシーンいいなあ、なんかウツクシイ。お互い同士とかじゃなく、もっと大きなところを見てる感じが。美しすぎて泣けた。
しかし日暮里と木山が怪我して火野が加入するくだりはもう展開わかりきってるというか、もう火野の個人技が終わったとこで火野が入るためには今来てないふたりが‥‥とか不穏なこと思ってましたが(苦笑)、それでもちゃんとそこに気持ちが乗っかってるからベタだと突っ込むより前にすげーほっとしたよ。火野、構成や演技のタイミングまで覚えてるってのは、実はやっぱり気になってたんじゃないのかなあ(笑)
それにしても毎回演技になると、このレベルで演技ができてるキャストの苦労やなんかをついダブらせてしまって余計に感動するよ。もっくんの練習シーンもだけど西島もすげーなぁ。そして鷲津の人たちの本物演技はすごすぎる。まあさすがに役者たちとレベル違うのはしょうがないけどさ。(火野の伸身宙返りは〜カット割りでごまかしたから決まりきらなかったのかなあ?がんばれ!)
新ユニをギャルのケータイっていう亮介もあれだが、あれ着なくて済んでよかったな木山w
そういや今回カラ高キューピー人形出なかったな?
本当にもう、なんか毎回面白すぎて泣ける。このままのテンション保って欲しいなあ、最後まで。