http://www.tbs.co.jp/tumbling/
金子の勇気に魔法が応えたぜ！はいいんだけど、矢代は実際ボヤもオヤジ狩りもやってるんだから金子が信じる信じないのって話じゃないよなあ。中学の時に万引きの濡れ衣をかけられて人間不信で不良に‥‥と何だかすごくごくせん展開だと思ったら今回の脚本は江頭美智留かあ。
普通ならありのクオリティだけど「タンブリング」としては物足りないです。描きたいことがはっきりしてるのと演出が丁寧なので、それでも結構もたせてはいるけど、新体操分が少なくてちょっと不満です。
結局金子が矢代を信じたいとかどうとかいう話じゃなくて、新体操部のみんなが金子を信じたいって話だよね。それも金子が矢代のことを信じてるって方じゃなくて、金子がビビらずに飛べるかどうかってことを。
それをストーリーは金子は矢代に昔に戻って欲しいんだ、自分に勇気をくれた昔のコウちゃんにっていう感傷メインで描いてるからなんかドラマとしては違うんじゃね？的な気分。金子が「人は変われる」って信じてる、それは航たちがそうだったからってことではあるんだけど、そういう根拠のない思い込みでも人が変わるきっかけになるし救われることもあるんならいいんだよ。でも金子が飛べるかどうかは本来矢代とは関係ないはずなのに、そこで絡ませてるから話としてはイマイチ。矢代を信じるより部員つか仲間を信じろよ。そこで矢代を信じる根拠はないし、矢代の魔法の呪文で金子が飛べるようになる理由も不明。そもそも金子が矢代を新体操部に入れようとするのもよくわからん。不良の航たちが更生したから？矢代も同じように更生すると思ったの？そんな個人的なことに新体操部を巻き込むなよ。しかも大会前の大事なときにさぁ。航が追試で参加してないのもなんか違うんじゃね？って思うし。航くん追試で一回休み。人生ゲームかよｗ
ていうか、大会云々がなければまだ話としてはわかるんだけど、今やる話しじゃないよな。あとそういう盲目的な思い込みでも他人を動かせるギリギリって、十代のこの時期くらいまでだよなあ。まあこれで矢代が立ち直るんなら、そういう意味では回りまわって赤羽良い事したじゃん？って感じ（笑）
あとうっかり騙されそうになったけど、体育館にやってきた矢代が一連の事件を自分がやったってぶっちゃけるとこ、回想シーン入ってるから金子がすごくなんかしたような気になったけど、あそこで実際起こったことは、オイルとライターを持って入ってきた矢代に金子が「コウちゃん‥‥」って声かけただけだから。それだけで矢代は自白したんだから、それは変だろよ（苦笑）いくら矢代がそのつもりでわざとみんなの前に現れたにしても (^_^;)
大体さあ、今回のその大技で金子が飛ぶってのがわからんのよ。体重が軽いからって、そんな理由で決めていいとは思えない。技術いるんじゃね？というかてっきりオレは飛ぶなら火野だと思ってたぜ？なんでこんな話入れたんだろ。
まあそんなわけで非常に新体操分の少なかった江頭さんの脚本で盛り上がったのは最後の金子が飛ぶとこだけど、それでもやっぱり「え、それで終わり？」みたいなあっけなさがありすぎる。やっぱりこのドラマとしてはみんなの気持ちで何かが叶うってとこを見せて欲しいよ。ごくせんじゃないんだから。（だってごくせんは「みんながまとまった気分になったらOK」なだけのドラマだからｗ）
捨てられた部活Tシャツ見て航がなんかを悟るとこが今回の航の唯一の見せ場か？他にもなんかあった気がするけどそういうとこでごくせんよりは丁寧だけど、やっぱり清水さんのクオリティでお願いします。
みんなで音楽決めようと話合ってたとこで、それぞれの音楽的嗜好が暴露されたのがちょっとおかしかった。木山さんの演歌も「ええっ？」て感じだったけど水沢のエレキと三味線発言の方がインパクトが‥‥ううむ、エレキと三味線で演歌をやればどうかな？キミらカップルは無理だからコンビ組めば？バンド名は（バンドかよ）「和洋ゲッチュー」でいいじゃん（笑）
あと三浦翔平の金八モノマネが上手かった（笑）あいつらがゴチャゴチャやってんのはいつでもカワイイなあ！
それからid:so_childishさんとこで知ったけど、最後の大会ロケのエキストラ募集やってるぅ〜。超見てーけど、ほぼ一日拘束のロケは今体調的にキツイか。生で見たかったなあ。
