そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

仮面ライダーW#39「Gの可能性/バッドシネマパラダイス」

東映http://www.toei.co.jp/tv/w/ テレ朝:http://www.tv-asahi.co.jp/double/
『みんな協力して!実はこれは「ラブラブムービー大作戦」でもあるのよー!』


亜樹子がモタモタとスリッパ出すところでこのトンチキな回は誰だろう‥‥と思ったら柴崎タンでしたか。そういや先々週、楽しみ〜とか思った気がする。
でもなんか話が頭に入らなくて2回見たけどよく判らない‥‥今日は眠いからか?
うーんとさー、Wも電王と同じで、ゲストの事件話がWという物語全体の展開に対する単なる装置でしかないのは、井坂先生が欲しかったケツァルコアトルスのメモリや、今回のジーンメモリもそうなんだけど、出てくるタイミングと能力がそういうご都合でしかないんだよね。だからゲストの事情自体はメインキャラに絡まなくて単に事件だとかそいう扱いでしかないってのはまあいいんだけど、オレはゲスト話形式自体は好きだけど、こういう本当に単なる装置でしかなくて、ゲストの事情は最低限の描き割りでしかないっていうのはあんまり好きじゃないんだ。だったらメインの登場人物間だけで話が回ってるキバの方がよほど面白いと思えるし。でもまあそれはいいよ。

今回は柴崎監督だけあって映像的にはちょっと面白かったからまだマシかなあ。アクションシーンはいつもよりシャープでカッコよかったし、ちょっと目新しいことしてたし。柴崎タンはいつもサービスいいなぁ。ありがとう!楽しんでるよ!
前半、普通に探偵ものなのにWの戦い方が妙にマヌケだなあと思ってたら翔太郎の『わー、手が、手がウシ君に!ヤッベェ、俺の手が、手がウシ君に!手がウシ‥‥手が‥‥』(オカシかったので書き出してみたw)でハードボイルド台無しとか、なんでか映画撮影隊ご一行様、真倉でさえ文句言ってるのに、何も言わずコスプレしてる照井とかちょっとオカシかった(笑)いいのか照井?というか仕事は!亜樹P、どうやって照井を説得したんだろう?照井はいいやつだな‥‥ホレるw(笑)
風の佐平次、しかも3Dで再びとか、それに食いつく翔太郎もオカシかったしさ。あ、オロナミンCM明けの『元気ハツラツなヒロインになったなあ』もね。
オハナシがまったく意味ないのでその分見た目楽しく〜って意味では楽しかったんで良し。
というかさ、亜樹子にゃ悪いが川相くんってどう見てもあいちゃんのこと好きなようには見えませんよ?(苦笑)一応亜樹子の「なんで〜 !?」(後ろで爆発&戦闘w)的なとこで次回に続くになってるけど、あんまその川相くんの事情には興味ないんだよなあ。つかどうでもいいって感じ。それとも次回になんか展開あるかなあ。
そのせいなのか亜樹P張り切りすぎというか、この話亜樹子の話になってるよねえ。亜樹ちゃんはカワイイ。あの髪形も格好もカワイイ。超好み!弾けっぷりも潔いしなあ!w 亜樹ちゃんの奮闘が、次回どういうムダ働きになるのか?(ムダって‥‥)楽しみにしたいと。
そうそう、今週は亜樹子に突っ込む翔太郎もカワイかったー。ああいう演技やらせるとれんれんは上手いなぁ(笑)台本ポロッと落としたり、絶妙なツッコミのタイミングとか、映画館で亜樹子と二人で高笑いしながらスキップとか!(笑)イヤそれだけで満足ってことにしときます(^_^;)
あ、川相くんの川野直輝@ロン様は、亜樹子の妄想のなかでやたらカッコよかったのがさすが(笑)
 
んで、よく判らんのが園咲家の話とかフィリップのことなんだよ。なんかゴチャゴチャやってるわりに別に判りにくい話ってんでもないんだけど、キャラの気持ちが全然判んないから面白くないんだよなあ。
フィリップって今の現状どう思ってんのか、若菜ちゃんがお姉さんで家族でしかもいきなり黒化したことの物語上の扱いが分かんない。なんで黒化したのかもわかんないけど。つかフィリップの物語の上での立ち位置がまったく見えないんですけど。
冴子さんがハブられて園咲家=ミュージアムに敵対してることの意味もわかんないし(つか、ナスカに変身するのに『井坂先生‥‥』じゃねーよ、お姉さま!)、琉兵衞さんがミュージアムとしてやろうとしてることもわかんない。これあと10話くらいなんだよね?あと2ヶ月で終われるとは思えないんですけど?
結局フィリップの謎で引っ張るのかなあ?そういやシュラウドさん今回いなかったけど、後編にはでるのかな?シュラウドさんの正体は?
 
常々平成ライダーというものは、主人公ライダーが番組上の物語を背負ってて、2番手ライダーは作品世界の物語を背負ってると思ってんですよ。それでいうとフィリップが謎の中心になるのは当然で、それを中心に物語の謎が明かされる展開なのは平成ライダーとしては正しいと思うんだけど、そうなるとここまで空気な存在の主人公探偵ライダー、左翔太郎の立場は?と思うわけですよ。なんかオレいつの間にか翔太郎のほうに肩入れしてるけど。だから余計にそう思うんですけど。
番組上の主人公ってのはどういうことかというとオレ解釈ですが、番組が始まってから終わるまでの間に主人公としてのアイデンティティを確立するべきだと思うのね。作品的な意味での物語からしたら運命背負ってなかったり、役割的に主人公らしからぬところがあったとしても、最終的に主人公の決断で番組の締めを出来るのが主人公だと思うんですよ。津上翔一然り、城戸真司然り、乾巧も剣崎一真もね。
クウガ響鬼とディケイドは番組的にそういう構造じゃなかったのと、電王の野上良太郎はそういうポジションのキャラじゃなかったという特殊さ(侑斗がいるからそういう立ち位置には見えるけど)、カブトの天道総司は逆に物語がウヤムヤになったせいで2番手の加賀美が運命背負わなくて立ち位置がズレたし、キバの紅渡はそこまで描ききれなくて描写不足と音也のキャラが良すぎてなんか噛み合わなかったって話で。そう考えると平成ライダーが「らしかった」のって、10年分の前半までか?おや意外と少ないね。
まあ何が言いたいのかというと「翔太郎影薄すぎる!」ってことなんだけどさ。
ハードボイルド目指す途中のハーフボイルド探偵じゃなくて、何だかハーフボイルドで出来上がりみたいだから、これ以上成長する必要もないように扱われてるんだよな。当初はおやっさん関係でもうちょっと生長するキャラかと思ってたけど、そうじゃなかったし。最初から探偵事務所の保護者だしなあ。年が若いってだけで。
フィリップが中途半端に自立してるうえに番組的には二人でひとりの主人公だから、翔太郎の物語と並べるとなんかバランス悪いというか、フィリップだけ過剰というか。なんか最初に思ってた「仮面ライダー探偵、謎の相棒の秘密は?」的な雰囲気になりきれなかったなあ‥‥ってのは、やっぱり敵の園咲家=ミュージアムが本当に敵なのかどうかがはっきりしなかったってのもあるんじゃないのかなあと思ったり。
メモリを使った一般市民=ドーパントは最後は警察沙汰になってるんだから、ミュージアムは社会の敵だよね。(ガイアメモリが違法薬物扱いなのもそのせいだろうし)でも社会の敵=仮面ライダーの敵じゃないよねえ?だってそもそもこのドラマじゃ仮面ライダーは探偵だし、本当は社会の敵で終わらせないハーフボイルドな結末も見越してのことだったんじゃないのかなぁ。
そこら辺の組織の描き方の勿体ぶりかたが、なんだかシリーズ構成の失敗くさい気がするんですけど。いや、ちゃんと最後にキレイに終わったらハダカで土下座でもしますけどね?(ネットじゃ見えないけどなw)でもあと2ヶ月+映画なのよ?どう終わるつもりなんでしょ?
あ、眠いからなんだか思いつくままにダラダラと書いてしまった。でももったいないから消さないでUP。中途半端だけど。


予告。クレイドール進化ですか?有機情報制御なんたらガイアプログレッサーはいいけど、nanoマシンかなんかだったら即座に「ARMS」!って叫ぶぜ?(そういやクレイドールのデザインってちょっぴりARMSっぽくね?)