そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

臨場2 #11(終)

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最終章後編。キレイに?解決。
この事件の発覚の発端は大庭兄(山田純大)が皆川(武智健二)に16年ぶりに電話したことじゃないのか?それを妹の北村清美(遊井亮子)と皆川美咲ちゃんがそれぞれ聞いちゃったことが悲劇の始まりだけど、こじれたのは清美が見当違いの隠し立てをしたからだよなあ。その前に美咲ちゃんが自殺しなけりゃそういうことにはならんかったのかな。
でも清美がそういう悪あがきをしなきゃ皆川は死ぬことはなかったし、北村は何もかも失うこともなかったし、お父さん(竜雷太)がお兄さんを殺さなきゃならなくなることもなかったんだよな。女の浅知恵と言ってしまえばそこまでだけど、やったことの罪は重いと思う。それはやっぱりお兄さんに自首を促すべきだったんだよ、時効とか関係なくさ。特命対策室の人もそう言うに決まってる@絶対零度
そういう兄妹に育てちゃったのも、もしかして大庭父の失敗なのかなあ‥‥( ´∋`)
清美は自業自得というには気の毒だけど、それなりの罰は受けるべき。だと思う。
それはさておいても、父と息子の関係って括りで、大庭家のことを使って永嶋の気持ちを代弁してるような話だった。永嶋、どうしてこんなに扱いいいんだろ。一ノ瀬と相当違うよね?
なんかもう事件の流れ自体がさっき言ったように清美が浅はかだったからにしても、死ななくていい人が死んだり殺されたり、罰を受けなくてもいいはずの人間が罪を背負ってしまったり、何もかもやりきれん重さ。悲しすぎて涙が出らあ。永嶋はそら泣くよ。小坂も泣くよ。倉石だって泣かあな。オレも泣いた。なにこの無意味な事件。
それならいっそ事件の真相なんか時効と共に記憶の彼方に流れてしまえばよかったんだろうけど、そうもいかんというか、その重さに耐えられないのに黙殺>自首を選んだ大庭兄が弱かった‥‥っていうのが、またやりきれん。
そしてそんな大庭兄の育て方を間違った大庭父もな。お父さんとの距離のとり方、その思いはいろいろ深読みして考えるところではあるけど、認めて欲しかったのか反発したかったのか、16年一緒に仕事してて意思の疎通はどうだったのか、思いやりが仇になってたのか、でもそんな年じゃないしそれでも一緒に仕事をしてたわけだし、腹を割って話せなかったこと、どうだったら正解なのかが考えるだに深くて、子供の育て方はほんとうに難しいなあ。
永嶋も一歩間違えばそうなってたかもしれない可能性はあったはずなんだよな、たぶん。自分から行動を起こさなくても巻き込まれることだってあるわけだし。殺人事件の被害者になって、それがいい方向に向いたからこそ今の永嶋があるんだけど、それこそが永嶋と大庭兄の違いであっても、その差は決して些細なことじゃないと思うんだよな。
世の中のいろんなことは理不尽すぎる。やりきれん。
倉石は第1シリーズでは奥さんの通り魔事件、第2シリーズでは初めての検死仕事で拾えなかった未解決事件と遺恨を晴らしていってはいるけど、解決したからといって気持ち的にすっきりするとも限らないってことかなあ。重すぎる。
北村さんはー、これからどうなるのかわかんないけど強くイキロ!
本当に北村さんと皆川さんの奥さんはまったく預かり知らないことだし、とばっちりすぎる。理不尽だ。
五代部長が珍しく面倒臭がらず手間のかかる時効事件の捜査を許可したよ。この人もちょっぴり変わったのね。よかよか。
今回の根こそぎ拾うに参加した一課の皆さんも大変だけど、そこまでやる、やらせる倉石もすげえ。ちょっとは今後の検視官の発言権に影響あるかな?みんなあんなにデロデロになってたのに、大庭父の逮捕にいくときはこざっぱりしてたのはともかくだけどw