そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ハンマーセッション!#2

http://www.tbs.co.jp/hammersession/
うーん、やっぱり面白いなー。つか脚本上手いよ。
マガジン漫画的なお約束パターンは押さえつつ、伏線を上手く使って、なおかつメインの話の分はちゃんと気持ちとしての流れが描かれててカタルシスもあるし。なにより、根底が善意で成り立ってるところがいいかな。これって脚本が女性だからかなあ?(女の人だよね?)マガジン漫画のウサン臭さがなくって、まっとうな子供の気持ちの話として描かれてるところがいいよ。
悟郎の能力に対して生徒が試すようなことをしてそれをクリアするやり方といい、構内でオークションをやってる生徒の商品を意地悪く楓からかっさらうのは多分出処が怪しい商品の売買を生徒にさせないためだろうし、なおかつマガジン漫画的にありがちなお約束、万引き黙殺との交換条件でわいせつ行為をしようとする店長に対して悟郎がなぜか茶化しながら現れて助けてくれるとかさあ(笑)
もうあまりにも展開として分かりきってるんだけど、流れとして上手いし、キターって感じなところがちょっと爽快だったりするし。その上悟郎の正義感とか、今回メインだった真潮が悪い子ではないが今時の価値観で動いている子だというキャラの見せ方が上手いんだもん。オリキャラの楓の存在が、キャラとしてはなんとなく浮いてはいるんだけど効いてるよなあ。
真潮がそういうことでお金を稼ごうとするのも今時の子的に浅はかなことなんだけど(援交も気軽な気持ちで思いつくくらいだし)その理由が同じバンドメンバーの信吾のギターのためで、それは女子高生狙いの変質者から自分を助けてくれたためにギターを壊してしまったから何としてでも返したかったってことだし。しかもその返したいものはギターという「物」じゃなくて、気持ちなんだよな。一人スカウトでオーディションに向かう信吾へのさ。なんか高校生らしくて微笑ましいぜ。
信吾のスカウトとバンド仲間の確執もキレイに話が展開してオチてるし、そこで描かれてる彼らの気持ちも十分だしさ。なんか1時間、やたら長く感じて見ごたえあったよ。変質者ネタも上手く使ってるし(脚本的にも悟郎的にも)、最後のハンマーセッションの結果が「労働の対価として報酬が支払われる」っていうことも内容に対して正しいし。ギターが買えるかどうかは問題じゃないんだよね。(たぶんあれじゃ買えません)
全体にやっぱりキャラの関係性の描き方が丁寧で上手いよなあ。というか、これくらいネタのドラマとして必要十分な感じ。1話目よりも納得できた。なんか安心してみてられるよ。
まあこのドラマ見てるお子さんたち的にはスカウトオーディションもったいないともうかも知れんが、あんなオーディションなんか受けなくても全然平気だよ。ほんとに才能あればこの先いくらでもあるし、多分あの出来レースなスカウトオーディションに受かって事務所に所属しても(というかなんのためのオーディションなんだ?)他のデビューオーディションで落ち続けたら飼い殺されるだけだから。あの仲間のほうが絶対大事ですよ(笑)そう、だから劇中でちゃんとバンド仲間のほうが大事だって言ってるんだけどそれも根拠のないセリフ上のことじゃなくて、こういう気持ちを持ってるから仲間なんだっていうことが描かれてるから説得力あるんだよね。エエ話や。
そして真潮ちゃんと信吾くんは付き合ってるってわけじゃなかったんだ。てっきりそうだと思ってましたが、高校生の趣味のバンドでそんなことになってたらそっちの方が成り立たんか。(とそんなことをいってたら相方にお前は下の話ばかりだなと言われたよ!当然気になるところだろよ)
真潮ちゃんの子がなんかやたら可愛かったというかオレのツボっぽかったんで、むしろ信吾の子のありがちそうな感じといい、なんかスゲェ微笑ましかった。あの二人、上手く行くといいなあ。
んでやっぱりこのドラマには志田未来の楓がスゲーいきてる。悟郎とちょっといいコンビ的な感じくらい。本来悟郎は今村やロクと絡んでトリオになるべきだろうに、そうしてないところがこのドラマとしてはなおいい感じ。
このクオリティで最後までいって欲しいなあ。(タンブリングの時も言ってたような気がする)これのもこみちはやっぱりオレのツボでインチキ臭くてカッコいい(笑)
あ、真潮役の高山侑子って超電王トリロジー青に出てたあの子なのか!あれはそんなにカワイイとは思わんかったんだけどなあ。こっちの方が全然可愛く見えたw キャラのせいか?