そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ハンチョウ〜神南署安積班〜シリーズ3#4

http://www.tbs.co.jp/hancho/
脚本:安井国穂 演出:酒井聖博
安積が突っ込めないレベルの速水の一人芝居(笑)と、サブロー号がんばれって話と、村雨さんは犬が苦手って話か?w
今回のシリーズは人間ドラマメインっぽいけど、うーんちょっとあまりにもパターン化した話すぎて‥‥ストーリー展開がパターン化してるのはいいんだけど、そこで描かれる感情を「こういう話でよくありがちな気持ち」の話で終わらせちゃうのはどうかと。
養母の子供への愛というか、カリスマ主婦?の奈保子(斉藤慶子)の養女の七海ちゃん(浅見姫香)への愛情の話というなら話自体はつまんなくはないしちゃんとしてると思うんだけど、なんか腑に落ちんなぁ今回の話は。
完全に「そういう話」すぎてありきたりなのはともかく、そこに人間関係の感情はあんまり描かれてなかったから面白くなかったってとこか。
だって奈保子って、心のどっかで今までは七海ちゃんのことを亡くなった実の娘の代わりだと思ってたんでしょ?それが今回の強盗事件で児童福祉施設のお兄ちゃんのこととか、七海ちゃんが養女を「お仕事」だと思ってやってたってことを知って、そこで彼女が誘拐されたことで初めて七海ちゃんを七海ちゃん個人として認識して愛情があったって気がついたんだよね?でも旦那の方はどう思ってるのかってのもわりと流し気味だったというか、普通に考えて母親よりちゃんと「娘」として見てたっぽいけど、この展開で母親が責められないんだからそこはスルー?一見良い母親をやってるふうだけど、実は七海ちゃんを「実の娘の身代わりとして」愛情を注いでたことに気づいてなかった酷い養母ってことで言ってんだけど、そこがスルーなのかと。
ドラも的にも七海ちゃんがお兄ちゃんのことを匿ったり、養女に迎えられたことを身代わりだと思ってたってことにツッコむでもなく「そういう話」として流してるしさあ。あの子がなんかいろいろ考えてるってのはわかるんだけど。
それよりもさー、一番むかつくのはお兄ちゃんこと藤岡裕二だよ。あいつサイテー。
大体、あの共犯者のゲーセン店員のいう事聞かなきゃいけない理由って何だ?強盗に加担するような多少の弱みは握られてるかもしれないんだろうし、恨みもあったんだろうけど、あの状況で妹のようにかわいがってた七海ちゃんに対してナイフを突きつけて、殺せと言われて抵抗するでもないっていうのが信じられない。共犯者が捕まって、別に暴力団絡みってわけでもない単純な模倣犯だしあとで報復されるんでもないのに。
あれ、七海ちゃんはどう思ったと思ってるんだ?養母の愛より七海ちゃんの気持ちだよ。そもそもお兄ちゃんを匿ったのだって強盗事件に関係してると思わなかったからだろうに。裏切られて殺されかかってんだよ?そこら辺、藤岡が犯行に加担した経緯と七海ちゃんとの関係がちゃんと描かれてなかったからさっぱり。
七海ちゃんは今回のことで世をひねた目で見るマセた性質が余計にひねなきゃいいなあ。なんか一筋縄では行かないタイプに見えるキャスティングのせいもあるけど、もう将来作家にでもなればいいと思うよ!高校生作家で文壇デビューでもしたらどいうかな。それくらいにはいい意味でひねてそうw
そういやサブロー号って初めて出たんだっけか?前にも‥‥って原作かな?ていうか、ロートルだから役に立たないってカネゴンに言われたんだから、ちゃんと役立ったってことはもっとホメてあげてよ。最後のあれだけじゃなくてー (^_^;)なんか微妙にサブロー号がメインで絡まないのも変な話。いろいろネタ入れすぎてどっちつかずな話だったなあ。