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そういや先々週くらいに見てたのにすっかりコメントすんの忘れてたけど、朝イチの向井リー出演分は某さんのお陰で見られましたー。見てよかった！なんか向井りーの底知れなさと懐の深さがガッツリ感じられました。こういうタイプの役者さんはわりと珍しい方だよねえ？出自とか別として。ますます今後の向井りーの活躍（何をやるか・どうやるか）は目が離せないって感じですよ。
今回の朝ドラって、毎日見るのもいいんだけど（TwitterのTLにそこはかとなく流れてくんだよｗ）やっぱり時間があれば一週間分まとめて見たほうが、きっとこの脚本の上手さは分かりやすいし面白いと思うなあ。むしろ毎日見てくのはもったいないｗ 覚えてれば別だけど。普通の朝ドラ昼ドラなら毎日昨日のことは忘れてても十分楽しめるんだけどさ。やっぱりこの脚本の山本むつみさんって上手いなあ。
いずみが茂んちにやってきて、アシスタントが水木プロにやってきて、若い子がいっぱいいたら当然恋愛ネタか！ってどう見てもいずみとフラグが立ってるのは倉田さんです（笑）そりゃそうだろう、仕事できるやつがいいに決まってる。倉田＝池上遼一だと思えば納得よ？まああいかわらず柄本佑は萌えキャラだけど。加治くんも萌えキャラ属性だよなあｗ（オレのそのカテゴリ分けがどうよって話は置いといて）
んでまあ今週は悪魔くん復活とテレビ化の話。
いつもは飄々としてあまり物事に動じない茂さんの、それは経験からくるものと、情報を持ってるからっていうのと、生来のマイペースな性格とが混じり合った客観性と仕事への自信があるからなんだけど、その茂ですらまさかの展開で浮かれ気味（ちょっと表現違うかな）な、これまでの水木作品への扱いからいったら破格の状況。
いや、境港の両親や調布のすずらん商店街のみなさんの浮かれっぷりはともかくとしても、なんかあの浦木ですらホロリ涙ってとこにちょっとジーンときた。（そういや中森さんですら出てるのに、美智子さんもだけどはるこさんも太一くんも出なかったのが残念だなあ）
そしてやっぱり戌井さんとの電話が‥‥
いやさー、オレは水木さんみたいな漫画家って、同業だと付き合う上では結構厄介だと思うんだよね。トキワ荘みたいにみんながみんな天才の域にあればともかく、水木しげる、いや、一応劇中だからこのドラマでの茂ってことだけど、他に類をみない才能の持ち主でそういう意味ではトキワ荘漫画家に匹敵するんだけど、描いてるジャンルとネタの問題で長い間評価されず、ただその才能が本物で本人も自信を持ってるってことでは、たいして才能のない同業者、しかも茂の漫画のファンときたらすごくやりにくい相手じゃなかろうか‥‥と思うその筆頭が戌井さんだったんだよね。（実際の戌井さんの人は別として）東京にいれば中森さんもだけどさ。
茂本人が才能があって自信があるから、そこら辺に一見無頓着に見える無自覚の天然さがプロダクション旗揚げの時の戌井さんと布美枝に対してのあのちょっと切ない感じにあったんだけど、今回の悪魔くんの件に関して、茂がちゃんと戌井さんに話を通して、あのTV放映祝いには特に呼んでない戌井さんにちゃんと電話をして気持ちを伝えたってことで、かなりホッとしたかな。
またあそこのシーンの茂っていつもの茂じゃないというか、珍しく動揺してるというか感極まってるというか、やっと初めて今までの苦労が報われた感があるというか、それを分かち合ってるのが悪魔くんを熱狂的に支持してた戌井さんであり、その苦境を支えてた布美枝であるっていうことがすごく嬉しかったかなあ。布美枝の肩に手を置くのもこないだの戌井さんとの無言の握手と同じく、何も言わないからこそって感じだったし。
なんか見てるこっちの方も、今までの苦労がやっと報われたと思ったシーンだったよ。茂が、というより戌井さんと布美枝がな。まあその二人が実際的なこと、お金や社会的成功よりも茂本人からの感謝や賞賛、世間的に茂が評価される方が嬉しいというタイプだってのは人としては微妙なとこではあるんだけど (^_^;) そういう思いに対して茂がどう恩義を感じるかって話も含めてね。で、その際たるものが今んとこゼダの深沢さんだよな。
加納さんのいうことはわかるけど、深沢さんからしたらそれってはっきり言って「女には男のロマンはわからんのだ」っていうのに近いんじゃないかなあ（苦笑）ま、深沢さんはそんなことは言わないだろうけど。
加納さんは女性でしかもキャリアウーマンだから、現実的に商売に繋がることを考えてるのにっていう。ビジネスチャンスをむざむざ捨てるってのは、ありえないよな。それは戌井さんの奥さんも同じだと思うけど、そこはさすがに戌井さんの奥さんだからｗ。でも加納さんは完全にビジネスでやってるからそういうわけにはいかんでしょー。どうなるのかなー？
まあ茂がそこまで無頓着なわけではないというこのドラマ的な配慮はあるかも知れんが、言われない注文を描く義理もないしなあ。成功するとそれはそれで難しいところでないかと。
一応、そこら辺考慮されてる感じの脚本だっていうのも、山本さん上手いなあって感じ。ちゃんと地味に伏線とか布石をおいて繋げていってるんだよなあ。ホントに毎日見て終わりなのはもったいない。週末にまとめて見返すべきだよな。
で、水木プロに今つげ義春の小峰さんと池上遼一の倉田くんがいるってのが、トキワ荘的な「才能が集まってきた」って感じで、これからまたいろいろあるのかなあ。ところで当然向井りーはアシスタントである池上・つげ両氏の漫画も読んでんのかなあ。なんとなく読んでそうだけど。
あ、二人目は無事に生まれてヨカッタヨカッタ。同じ日って、マジか？ｗ
それよりいずみはもう半年も茂の仕事っぷりを間近で見てるはずなのに未だにそういうことをいうとは‥‥漫画家なんて仕事のほうが大事に決まっとる。親の死に目と締切りなら締切りを取るのが漫画家ってもんだよ！わかっとらん。藍子が描いてもらった悪魔くんのオーナメント、いいじゃんよ〜。「藍子が可哀想」って、あの言い方はちょっとむかっ腹が立ったよ。仕事場に入れてまで面倒見てんじゃんよ。あのちょっとのことでも怒る倉田くんとかいるのにさ。オレはもっとひどい有様になるんじゃないかとヒヤヒヤしてたくらいなのにｗ
