そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

舞台 D'TOT vol.1「FROG〜新撰組Jade Keeper〜」

http://www.tuffweb.jp/

公演日:2010年9月8日(水)〜9月12日(日) 9/10(金) 19:00〜公演分
作・演出:宮城陽
出演:森本亮治 椿隆之 植野堀まこと 鉢嶺杏奈 加藤茜 村田雅和 松本寛也 柴木丈瑠 増島愛浩 寺岡哲 服部翼 他

▼STORY
幕末の京でその名を轟かせた新撰組
山崎烝植野堀まこと)は医者の家に生まれ、武士に憧れて新撰組に入隊する。 副長の土方歳三(森本亮治)は彼の才を見抜き、山崎を諜報部である監察方に配属、密偵とした。彼は隊内屈指の剣の腕と皆をまとめる人望を兼ね揃えたもう一人の副長・山南敬助(椿隆之)に憧れていた。彼のような誠の武士になりたい・・・。
山崎烝の前に現れた奇抜な服装の時田つかさ(鉢嶺杏奈)という少女。彼女は時間を司る死神・ヒスイ(加藤茜)に連れられて、2010年の未来から来たと言う。 山崎はつかさから未来を知らされる、新撰組の滅亡と、己の死を・・・
時代の流れから目をそらし、滅びる幕府のために戦う新撰組はまさに、大海を知らぬ、井の中の蛙山崎烝土方歳三山南敬助、二人の副長の間で揺れ動きながら、滅びの未来を変えるため、運命に立ち向かう。
――幕末の動乱に消えた井の中の蛙新撰組、彼らはただ、空の高さを求めた・・・

えーと、当然ながら椿&森本目当てですが、他にもチラホラと特撮関係が‥‥w
でも話は思ってたより面白かったんで一安心。ギャグや小ネタが多くて掛け合いもテンポが早いし、アクションも多く派手でした。見てて楽しかったのは、全体に元気が良くて、出演者がみんな馴染んでて雰囲気よかったからかな。
ていうかさ、一応主演だからメインは森本&椿の二人なのかと思ってたら、話の主人公は山崎烝でした。今この引用したあらすじ(ちょっと省略あり)見たら明らかに話の主人公は山崎ですね(笑)山崎が憧れる土方がもりもっちゃん、山南さんが椿。クレ順はもりもっちゃんが先だけど、話的には山南の方がメインだったかな。というか、椿が山南さんって全然イメージできなくてビックリしたけど、この役おいしいよw
自分的にはなんかもう大河の「新選組!」のせいか、山南さんっていうと堺雅人でしかないんだけど、椿の山南さんも一応パンフのコメント見ると独特の役作りしたみたいだし、これはこれでって感じかな。山南さんを「無」の人だという椿の役作りは興味深いですねw あんま山南さんっってどんな人か知らないけどw
 
実際ストーリーとしては、普通はタイムスリップした女子高生時田つかさと山崎がメインになるんだろうけど、つかさは死神のヒスイと一緒でどちらかというと狂言回しな役。山崎が主人公で、役回りとしてもルックス的にも見てて龍騎の城戸真司を思い出すような感じでカワイかった(笑)
その山崎がつかさが持ってたiPad新選組の未来を知ってしまって、みんなが死んでしまう運命を変えようとひとり空回り‥‥みたいな話?そこに山南さんが絡むから山南は出番多いんだけど、土方はそんなに絡まないんだよなー。
ちょうど中日だったからキャストはだいぶ馴染んでたけど、椿くんの滑舌は相変わらずで‥‥(苦笑)というかもう滑舌の問題じゃないっつか、単に舌っ足らずなのかな?これ以上改善しない? (^_^;)
演技は別段下手じゃないんだよ。つか普通に上手いって感じでもないんだけど、やっぱりちょっと独特なのかなあ。そう思うオレの目が贔屓の引き倒しでおかしいのか?w
とにかくでも、舞台ではキレイにはっきり喋れて普通だから、滑舌が怪しいのは結構致命的だよね‥‥TVだったら滑舌悪い人結構いるからそんなに気にならないんだけど〜、ううう、なんか勿体ない。
ってのは表情とか佇まいがいいんだよね、椿って。ときどき、すごくいい顔してるし、立っててもなんかカッコいいし。あ、贔屓目入りすぎてるかなあ?(笑) もりもっちゃんが普通に舞台演技だから余計にだけど(いや他の人もだけど)、ちょっと変わった存在感はあるよ、うん。剣での立ち回りも意外とちゃんとできてたと思うし。
まあ思ったより出番も多かったから、ちょっとヒヤヒヤしながら見てたんは確かですが(笑)
あとはもりもっちゃんは別段危なげなかったけど、ちょっと演技が一本調子かも知れない。それとも役のせいかな。でも土方のクールなとこと熱いとこが同じに感じたよ。
あとはオレ、これの沖田の人好きかも。増島愛浩さんて人。立ち回りが大きくてカッコイイ!殺陣のシーンが多かったからたぶんそういうことなんだろうと思うしw
それと気になるといえば気になるけど、立ち回りのシーンで結構寸止めどころか、当てたフリ、だけど遠すぎ‥‥みたいなのが多かったのは、舞台の広さのせいかなあ?かなり狭かったから、逆に思い切りできないよねえ?舞台上の人数多いし。ともかく気になったのはそれくらいかな。
全体的には面白かった。ちょっと問題があるとすれば、つかさの役の扱いとかタイムスリップ設定はともかく(そこは問題ではない)、お話として山崎の山南さんや土方さんへの気持ちが脚本的に見えにくいと思うくらいかなあ。役者さんの問題ではなくね。
もっと山崎の気持ちをメインにして山南と土方への思いと行動、井の中の蛙でいいというテーマを描けばわかりやすかったんじゃないかって気はする。伊東甲子太郎の、山崎から見たポジションもはっきりしなかったし。まあ山崎がチャカチャカしすぎてるせいもあるかも知れないけど。(だから真司なのだw)
あと衣装がカッコよくてよかったというか、結構この衣装は好み。新選組なのに浅葱色じゃなくて黒にダンダラ模様がポイントでって感じだから、精悍でカッコよかったよ。
 
終了後のあいさつのあとにトークがちょこっとだけあって、毎回メンツが変わってるっぽいっけど、今回は新選組のみなさん(人数多っ)でした。
やっぱりこの話でメインが森本&椿ってのは変だと思うんだけどさー(笑)、まーなんか皆さん和気あいあいとしてて仲よさそうだったんで、相変わらず終わった途端にぼーっとしてる椿はともかく、もりもっちゃんがトークを仕切ってるし、ちゃんといじってもらえてたんでいろんな意味でヒヤヒヤしてたこっちも一安心‥‥みたいな?(笑)
あいさつしつつ自己紹介するってとこで椿がいきなり「年齢を詐称することにした」とか言い出して、なのにいくつと聞かれて答えられない、隣でもりもっちゃんが「え、28じゃないの?同い年じゃない?いくつなの30?」みたいに矢継ぎ早に突っ込むんだけど、言った当人は照れて逃げようとして‥‥って、あまりに意味不明でどうしたものかと‥‥ (^_^;) もちろんみんなに突っ込まれてたけど(笑)えーと、愛されてるってことでいいのかな?(苦笑)
そういやなぜか松本寛也がスタッフに仕込みで言われましたってことで、今日公演のポスターができたんで、帰りに全員プレゼントします‥‥って話でしたが、ポスターが中日に出来るって普通なの?(笑)ちゃんともらってきましたが、メインキャストが揃ってるヤツでした。
とにかく、無事に終わってホッとしたよ(笑)このまま舞台仕事続けるのかなあ、椿くんは。この人もどちらかというと映像向けだから出来れば映像仕事して欲しいけど、微妙っちゃー微妙なのかなあ。とりあえずは滑舌よく聞こえるように頑張れー。