そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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虚構の劇団 第5回公演「エゴ・サーチ」

http://www.thirdstage.com/k/2010/06/14-104615.php

作・演出:鴻上尚史
出演:大久保綾乃 大杉さほり 小沢道成 小野川晶 杉浦一輝 高橋奈津季 三上陽永 山崎雄介 渡辺芳博 / 古河耕史
ちょっとおつきあい的に見にいったんで自分メモくらいにさくっと。
評価は高い劇団公演ですが、うーん、オレはあんまり好みじゃないかなあ。まあもともと舞台好きじゃないってのはおいとくとしてってのと、目当てがいるわけでもなかったし。
好みじゃないってのは、ここが単に昔風の”いかにも舞台”って感じの脚本だったり演出だったりするからってことかな。役者さんの演技もそういう舞台風の演技だし。オレ基本ドラマとか映画みたいなものが好きだから舞台ってそんなに興味ないってだけですが、連れは非常に楽しんでたのでそこら辺は好みの問題ってことでカンベン。
でも話とかもちょっと判りにくくて、やりたい筋立ては理解出来るんだけど、なんかくるものがないというか途中すごく飽きちゃった。要はエゴサーチをすることによって、主人公の作家が自分も忘れてた記憶を取り戻す‥‥って話だけど、まあ舞台だしそういうネタってことでバックボーンには深くは突っ込まないけど、いろいろ唐突感もあったし。
というかこれ自体が、最後のセリフの「人の記憶が薄れたら魂もいなくなる」ってのを言いたかったんだろなってのは判るんだけど(電王かw)、そこに対するアプローチが感情的じゃないから入り込めないというかそんな感じ?そのわりに枝葉の関係ない話が多いし。
あとこの主人公?の作家の人はそもそも作家向いてないと思うからやめた方がいいのにというか、なんでデビューで持ち込んだ5ページだけで編集者からそんなに期待されてるのか全く分かりませんよ(苦笑)みんなで寄ってたかって話をでっち上げてるとか、ねーよw というかカメラマンのやつのほうが余程作家の才能あるよw
そして作家の一色さん(♂)と亡くなった恋人で幽霊の美保ちゃんと(♀)と仕事仲間の広瀬さん(♂)の関係は、はっきりさせないで一色さんが誤解したままでいいのかなあ?広瀬さんが一色さんにキスするところをうっかり見ちゃった美保が、キジムナーを通して言おうと思ったとこで遮られてそれっきりだったけど、それいいのか?そして広瀬さんが女を騙したり行方をくらませる理由がわからないぞ?というかそもそもそういうネタを入れる理由は一体?鴻上さん!(苦笑)
そこら辺は大変に気になりました(笑)
あとまあこういう劇団だからってのはあるけど、なんでもないところで客がやたら笑うのは気になったかなあ。笑うようなギャグはあんまりなかったけど、役者が何かやったらウケるって感じの。そういうのって役者さんが勘違いすると思うんだけど…ここのを何本か見てる連れも気になるって言ってたけど、しょうがないのかなあ。ギャグだけならこないだの「FROG」の方が面白かったよ?