そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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ハンチョウ〜神南署安積班〜シリーズ3#12(終)

http://www.tbs.co.jp/hancho/
脚本:安井国穂 演出:村田忍
いつもどおりなのに何が「最終回スペシャル」だったんだろう‥‥?>サブタイ
大滝秀治が出てるから?それとも予告に出張ってたとおり、桜井(山口翔悟)がまさかのメインだったから?(笑)
最終回にメインって、どんだけ気に入られてるんだ、山ちゃん!(笑)しかも今回の山ちゃん、もとい、桜井ゲロカワイイ。カメラというか演出というか、可愛く見えるようにとってくれてる!気合入ってんなあ(笑)役どころの番手的にもマジで村雨の次くらいだし、今シーズンは京都にも連れてってもらってるしさ。一体何事?w
しかもネタ振りとしてもともと童顔の山ちゃんの特性を生かした?「刑事に見えない」ネタで、そのまま成長話って、絶対ここのスタッフに好かれてるよな。というか、チンピラの不良にカツアゲされてるシーンで、なんかもうおかしくておかしくて‥‥イカツイ不良より年上の桜井カワイイなあ(笑)

新聞番組欄の囲み広告のコピーが「殺人事件の目撃者・増山は伝説の詐欺師だった。彼の言葉は信じられるのだろうか !? 」で、結局目撃者というか犯人そのものというか、そこら辺の隠蔽工作も詐欺師なら納得のちょっと込み入った事情と展開だった。
話のオチとかはエエ話って感じの人情話だけど、詐欺師の増山(大滝秀治)が犯人をかばってるんではない、殺したのは増山だ‥‥ってところがちょっと新しい?相変わらず話は二時間サスペンスのクオリティを1時間に凝縮って感じだったけど。
展開としては上手いこと行き過ぎだって気はするけど、そこは別段突っ込みどころじゃないよな。というかオレはむしろ若干、増山の身勝手さが気になるかなあ。
詐欺師だってことと、その詐欺師の自分が変われなかったことは否定もしないし後悔もしてないけど、そんな自分が、ちゃんと罪を自覚して変わることができた若い二人を表立って祝福する資格がないから、自首でなく逮捕してもらおうとした‥‥って、言っちゃなんだけど詭弁じゃん。だしにされた桜井がちょっと気の毒。
でもまあ桜井のいいところってのはそういう素直さだから、たとえ増山の嘘が見抜けなかったにしても、騙されるかも知れないとわかってても手を貸さずにはいられない、そういう気持ちを気に入ったってことでいいのかな。
んで逆に、増山がそういう身勝手な体の人物だってのが妙にリアリティあるというか、大滝さんの演技もあって、なんかこういうご都合な話がちゃんと成立してんだよなー。いずれにしても今回は大滝秀治に泣かされたってことで。
あの最後の、部屋の独白な長台詞で延々何分ももたせられるんだもんな。というか、結婚式の出欠はがきの書き方を知らなかったで泣けた。そういう人生って寂しいよなあ。なんであの介護士カップルにだけそういう気持ちを抱いたのかはわかんないけど、なんか思うところあったんだろうなってことでいいや。
そういや、あの介護士の女優さん、彼氏のガススタンドの兄ちゃんもそうだけど、可愛くないってことはないあえて言うならファニー系だとは思うんだけど、TV的に「そこそこキレイな子」をもってこないとこがなんかすごいなあw

まあシーズン3は特に連続した話や大きな流れがあるでもなかったけど、毎回二時間サスペンスくらいのネタをきっちり濃い目に描いてて、見ごたえたっぷりありました。あいだの水戸黄門が1クールしかない、ほぼ休みなしの制作だったのに、クオリティは高かったよなあ。またやらんだろか。待ってますシーズン4!