そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

フリーター、家を買う。#5

http://www.fujitv.co.jp/ie-wo-kau/index.html
脚本:橋部敦子 演出:城宝秀則
大きな派手な展開はなくても淡々とした話の積み重ねが十分以上に面白いなぁ。
てかさ、大悦土木の人たちじゃないけど、地方から上京してきて実家にすぐに帰れるわけでもなく、仲悪くて寄り付かないっていうんじゃなくても一緒に暮らして話するくらいに仲いいわけでもないような家族って普通だと思うから(だよなあ?)、誠治のうちってかなりいいうちだと思うんだけど本人が自覚してないってのが、そもそも親父さんとの不仲とか、本人の甘えとかになってるってのは一目瞭然。でも意外と本人は気がつかない‥‥っていうものなのかなあ。
まあだからといって大悦土木の人たちとまったく世界が違うかっていうとそんなわけないんだけど、誠治は恵まれてるからありがたみに気がつかないんじゃん。そこがイライラするし、でも甘えててもしょうがないなあと思うところでもあり‥‥なんだよなー。
しょうがないってのは単に都心に親と住んでて職住保証されてるのが当たり前な若者っていがちじゃんっていうだけなんだけど。たぶん田舎だともう誠治くらいの年って結婚云々ってレベルになってて、こんなニートのフリーターはお話にならないってんじゃないかと思うんだけどなあ。もちろん誠治がやりたくないっていうレベルの仕事に普通についててそれなり稼いで生活してるっていう選択肢の無さも含めてだけどさ。
まあそういう状況の前提を、現状父親にのみ否定されてるってのがあっても、バイト先の人たちには生暖かい目で見られてるってのはまあ他人だからってだけだろうけどさ。
でも事情は知ってるにしてもそこで「バカにしてるだろ」と年下の手島にすら看破されちゃって否定出来ないのが誠治のどうにも不甲斐ないところかなあ。いや本人的には必死なんだろうけど。
そこら辺でそれが女性でなんにもないことを自覚してるのがあかりだけど、女性だからいいってわけでもないんじゃんねえ。それこそ豊川があかりちゃんを好きで、そんなかありちゃんでもいいっていっても。そんな女だから西本の息子に遊ばれるんだろけどさー。でもそれも誠治と同じで、責めるほどのもんかというとそういうわけでもないいがちすぎる独身女性‥‥なんだよな。これも真奈美がいるからそう思うってだけで。
あー、そうか。あかりにしても誠治にしても、しようがないっていう度合いが絶妙すぎて共感するのかなあ(笑)責める気になれんもん(笑)
あとは一応お父さんがお母さんの面倒を見るのを協力してくれてるってことと、ワイン騒動がプロポーズの時の思い出だったってので、こないだの「なんで結婚したんだ」っていうとこの話が、大悦土木の真田さんのこともあって何となく納得しちゃうというか。結婚したのは愛情があったからだし、今こんなでもお父さんが愛情がないかっていうと、お母さんに対しても誠治に対してもないわけじゃないんだよな。そういう事もわからない誠治は子供だなあといえばそういう事なのかもって気はするんだけど。
あとお姉さんがちゃんと義母に反論したのがスッキリ。亜矢子が「医者の家」と結婚したわけじゃないってのは当然だとしても、デキ婚とかいろいろ立場の弱さを見せられてたからちょっとほっとしたw
んで、せっかく誠治がお父さんと和解しようとしてるのに、お父さんは不倫相手と‥‥?というか本当に不倫相手なのか?オレまだちょっと疑ってるんだけど。