http://www.mbs.jp/ushijima/
あー面白かった！
wiki見る分には〜だけど、原作とちょっと違ってるのかなあ？
オレはこのドラマ版はドラマとしてわりと好きです。
この前も言ったけど、カウカウの奴らや丑嶋はまったく容赦ないし慈悲もなく借金の取立てをするんだけど、いくらテロップで「違法です」といっても、貸した金を取り立てるのは当然…だよな。
そこで逆ギレする奴らや人を犠牲にしてもいい目を見たい奴ら、人を踏みつけにしておいしい思いをする小狡い奴らは、当然それ相応の報いを受けるってのは最低限のカタルシスだと思う。たとえ丑嶋たちが自分たちの目的に沿った温情以外見せないとしても、ドラマ的にそこをちゃんとクリア出来てて視聴者に対してカタルシスを感じさせるこの作りは上手いと思う。そしてむしろ丑嶋たちが余計な温情を見せないことにスッキリするんだよ。
とばっちりや巻き込まれた奴らを丑嶋たちが助けることはないけど、関係ない奴らを巻き込んだ元凶の奴らは相応に酷い目に合ってるっていうのがいいんだよ。丑嶋たちからして、じゃなく視聴者的に、ね。そういう構造としてのカタルシスを上手く利用して、非合法なことをそう見せないようにしてるのが上手いんだよなー。
そして千秋が信じた小堀がちゃんと板橋の呼び出しに応じ、そこでやっと改心して自分が責任取ることにした（当然なんだけど）板橋の見返りピースのなんと爽やかなことか！（笑）
千秋が板橋に、予定通り小堀をハメるように言うのはともかくとしても、それを無視する板橋が妙にカッコよく思えるのも、間違ってるんだけどなんかイイ！
ひき逃げして３百万ネコババしようとしたタクシー運転手の足立はまあ小市民的に救われて良かったな、だし。あの引かれた風俗嬢って瑞樹の新しい店の300万貯めるのが目標って言ってたねーちゃんだよな、瑞樹に内心バカにされてた。その300万が息子の治療費とか、死なくて良かったって感じだし。まあそんな事情、瑞樹にはたぶんまったく関係ないだろうけどな。そしてそれをたぶんメール見て知ってるはずなのに何も言わない丑嶋もいい。
瑞樹の３千万も原作みたく酷いことにならずに（＞wiki）このドラマ的な男気を見せて丑嶋とした取引がカッコ良かった。そしてちゃんと犯人も見つかってるし、ヨカッタヨカッタ。あの盗んだカップルがどうなったかはともかくやっぱそれなりの報いはあるべきだけど、たぶんそれは丑嶋たちには関係ないんだろうなあ（苦笑）そこら辺の線引きがいいなあ。
千秋がこの仕事を長く続けるつもりはないとか、丑嶋の筋の通し方とか、カウカウのみなさんの描写も好みの感じだった。
ああそして小堀がちゃんと報われて、いや報われるというかちょっとした幸せ気分を味わえて良かった。ホントに良かった。奥さんも戻ってきたし。頑張れ小堀！（笑）モコちゃんもいいなあｗ
人物描写のさじ加減の上手さと話の展開のスピーディーさで、全体に闇金の話なのに必要以上に悲惨に見せずに、軽やかに仕上がってて、出来は良かったし、面白かったよ。
山田様もとても良かった。やべさんも、崎本もな。片瀬那奈も完全にこの手の肝の座ったキャラで定着しそうだし。個人的には米倉とかよりこういう太い役は向いてるよなーと思う。これからもイロモノ美人女優の道を突き進んで欲しいｗ
