そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

アマルフィ 女神の報酬

http://www.amalfi50.jp/index.html
監督:西谷弘 脚本:なし
フジテレビで織田裕二ったらそりゃ織田ちゃんPV映画だよなあ(笑)織田ちゃんがこれ以上ないってくらいカッコイイって意味で。期待に応えられるって意味でも織田裕二はすげえなw
T.R.Y.」は織田裕二PVとしてビジュアルが超絶かっこよかったけど、今回は時代的にも織田ちゃんの今のポジション的にもこれはベストだなー(笑)頭も切れて行動力もある、超人ではないけどリアルにカッコイイスパイ?の役か。
まあこの映画の欠点はというと、天海祐希がどうやら普通の一般人の40代シングルマザーだってことか。
ていうか、オレ、天海祐希のさらわれた娘が戸田恵梨香なんだと思ってたよ。年考えてもそんなわけないよなw
てかさー、あんな美人な一般人なんてありえないだろ?そういう意味でなんかあるんじゃないかと思って最初からものすごい勘ぐっちゃったよ。ググっちゃったよ。天海祐希をキャスティングする時点で普通の一般人観光客役はやめようよ。それは絶対無い。オリジナル脚本なんだったら、なんでもうちょっと特殊なポジションの役柄に出来なかったのかなあ。もしくは天海祐希でなく奥貫薫とかせめて木村多江あたりにしとくとか。役柄的にはそこら辺だよ。リアリティなさすぎる。
あと天海んはきれいでかっこいいんだけど無駄にきれいでかっこよすぎて邪魔。演技もいつもの演技だし。なんか裏を勘ぐるようなキレイさなんだよなー、今回ばかりはビジュアル的には織田&天海でとても目に楽しいんだけど、はっきり言って余計。これ、変えるなら役どころだよなあ。なんでもっといわくつきな観光客にしなかったんだろ、もしくは政府要人関係とか。
まあ文句あるのはそれくらいで、話の展開も仕掛けも十分楽しめました。
最後に黒田とイタリアの刑事さんとがいい感じになるのも、ラストの引きとしては好きなネタだし。
確かイタリア観光PR映画だったよね。公開当時行くチャンスがあった気はしたんだけど(相方は見に行ってるし)なんでか行かなかったんだよな。当時映画館で見たらどう思ったかはわかんないけどさ。でもこれならそんな映画代損したとも思わない気はする。
あとまあアマルフィとかローマの観光スポットがあまりにもおざなりで美しい背景にしか過ぎないってのはともかく、せめて場所のテロップくらいは入れようよって気はするよ。興味ない人にはそうでもないかもしれないけど、イタリアということで興味を持って見に来た人には不親切だと思うんだよな。テロップくらい入れてもバチは当たらんと思うよ?そうでなくてもどこで何が起こってるくらいは把握したいんですけどね。コロッセオがローマにあるってこと知らない人だっていると思うよ?ロンドンがイタリアにあると思う人はさすがにいないと思うけど、海外ものなんだから位置関係とかでスケール感ははっきりさせようよ(笑)それでなくても大使館のメンツ見て「ここは日本か?」と思っちゃうのに。
そこら辺、監督はちょっと目端が聞かなさすぎると思う。観光PRになるかならないかというより、映画として場所の縛りがあるなら説明入れろよって感じ。
あとまあお話とか展開に文句はないんだけど、特別出演の福山雅治とかともかく、他の大使館員のメンツが見知った人間すぎて、やっぱりなんかあるんじゃないかって思っちゃうんだよなあ。佐野史郎くらいならともかく大塚寧々とか伊藤淳史とか、本当に脇のチョイ役だとは。贅沢伊藤すぎる(笑)逆に佐藤浩市なんかは明らかになんかあるだろって感じだし、だから余計に天海祐希のキャラが普通の人に思えないんだよなあ。良かれ悪しかれだよな。
戸田恵梨香が思ったより目立たないのは役柄的なものかなあ。確かに「外交官黒田康作」における柴咲コウと比べると立ち位置があやふやかも。冒頭見てもうちょっとドジっ子キャラだと思ったんだけど、ずっとドジっ子だと使えないしってことで微妙なとこだよな。やはり何だかんだいいながら柴咲コウの立ち位置って正しいんだなあ。さすがだ。
まあサラ・ブライトマンとかも、贅沢でよかったかな。
そういう意味ではエンタメ映画としてちゃんと成り立ってるのは良かった。夏の映画もそれなり楽しみかも。まあいつものフジテレビ手法ではあるけど、オリジナル企画だってのは重要だよなあ。
ただ何が「天使の報酬」なのかはよくわかんなかったけど。サブタイはイマイチ意味不明じゃね?