そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

スクール!! #9&10(終)

http://www.fujitv.co.jp/school1/index.html
脚本:秦建日子 演出:土方政人・岩田和行
 
先週抜けたんで2週分を最終回スペシャル扱いってことかな。そのまま1話1話やるのかと思ってたら編集はしてあった。どこが9話の終わりだったのかなー、学校に駆けつけるところかな?
結局新宮小学校の統廃合問題ではあったけど、それが原翔子のお兄ちゃんの学校殴りこみが警察沙汰になって、そのせいで成瀬が責任とって校長を辞める‥‥という終わり方はあまり納得できなかったなあ。
話として統廃合だけで丸く収めるわけじゃなく、違う話の翔子のお兄ちゃんの暴力が問題になったからって言うのは、新宮小学校の抱えている問題とは関係ない話なんだよな。そういう終わり方をしたということ、その点においては非常に残念。
成瀬の校長としてのスタンスの延長ではあるけど、だから余計にモヤモヤしてるというか、名作になりそこねた感じは否めない残念さ。
そういう意味でせっかく前半まであったノリの良さとか、普遍的な学校教育の有り様を見せるという部分とは違うとこに落ち着いちゃったっていうか、もう少し統廃合自体のネタでもよかったんじゃないかなと。
5年生の生徒たちが自分たちで考えた解決作、「”空気”はやめる」はともかく、「原さんのことはいじめない、でも原さんのことは嫌い」ということの「酷さ」、成瀬の話と大橋先生の話でそれが「暴力である」ってことをもうちょっと考えて、クラス全員が納得して教育委員長に直訴だけでも良かったんじゃないかなと。
てかさー、相変わらずここのクラスの子たちは頭いいよなあw 頭いいし、みんなで出した結論は納得は出来るんだけど、正しいかと言われたら正しくはないというか間違ってるというか、人の心の痛みのわからないことよ〜って話だよなー (^_^;) ものすごい勢いでTVに向かって「それは酷い!いくらなんでもそれは酷い!」って突っ込んじゃったよw
でもおとなしい白石さんが、ちゃんと翔子がしてくれた「良いこと」を覚えてくれててよかった。「優しい思い出はなくならないから」っていってくれてよかった。結局落とし所はそこだったってとこか。
だから成瀬が責任をとってっていうのはこの場合しょうがないとは思うけど、なんか納得できないんだよなあ。
まーそこんとこ、1話づつ見たらそれはそれで納得できたのかなあ。
なんとなくだけど、ドラマの後半の方で描きたかったのはミキちゃん先生の生き方というか、病気も天寿と受け止めて最後まで教師でいる、死ぬときは学校で‥‥というその生き方だったのかなあと。
人は死んでもその思いややりたかったことはちゃんと受け継がれていく、それは血の繋がりがあるとかでなくて、自分の思いを受け継いでくれる人がいるってことの幸せなのかなと思ったり。
ミキちゃん先生が亡くなっても、その思いを受け継いだ成瀬校長がいて他の教師に繋がっていき、それをまた子供たちに繋げていくということはミキちゃん先生の思いは死なないってことだけど、だからこそ成瀬に”新宮小学校の”校長を辞めてほしくなかったんだけどなー。もっと成瀬が伝えることはたくさんあると思うんだけどなあ。他の先生たちもみんな残念がってるじゃないかー (;´Д`)
成瀬はこの後どうするのかなあ?まだ武市家にいるのです‥‥とか?w でも子供たちの「人生相談の鬼」って言うくらいだから武市家にいるんだよな‥‥?
その話と、問題を抱えてる原翔子への「いつでも見守ってるから」と、「自分を変えられるのは自分だけ」っていう、ミキちゃんの言ったことが翔子の心に響いて‥‥ってのはともかく、成瀬の熱血さで新宮小学校の教師や生徒が変わってきたってことも確かだしなあ。
まあなんというか、成瀬の最後の演説もそうだけど、「今子供たちに言ってあげたいこと」「教師に伝えたいこと」をいろいろ詰め込んだって感じかな。そこをちゃんとドラマとして、登場人物の生き様として伝えてるのが良かったかな。今確認で倍速で流し見てたけど、なんかこれでもいいかなってきはしてきた。
 
それはともかく、まあこのドラマは基本シリアスだから「おじいちゃんに会ってあげて」と言われて部屋に上がったら実はミキちゃん先生は死んでなかったとか(ねーだろ)、教室で誰か暴れてると言われて見に行ったらどうしても学校を廃校にしたかった副校長だったとか(そんなまさかw)、事件の責任を取るってことで成瀬が校長を辞めて脇谷副校長が校長になったけど実は成瀬は副校長でしたーとか(それでもいいじゃん?)、そんなことはなかったけどさー。
子供、嘆願書は湾岸署じゃねえ!(笑)「事件は職員室で起きてるんじゃない、教室で起きてるんだ!」とか、桐原先生が言ったりしねーし>オレ妄想(いわねーし)
いやーしかし、最後まで桐原先生はカッコよかった(笑)伊織、スッテキー!w 「俺はその昔、諦めの悪い鬼だと〜といいそうですね」はともかく、「限界なら超えればいい〜‥‥って言ってくれたのはあなたじゃないですか!」「少なくともこの学校がなくなる瞬間まで、あなたはこの学校の校長です」って熱すぎる! (*゚∀゚)=3 ムッハー
あ、どうなるかなあと思ってた本木先生もちゃんと改心というか、正しく先生として目覚めたみたいだし、ヨカッタヨカッタ。
まあキレイにまとまって終わりすぎてるけど、じっくり見るといいドラマだったなー。キャラも良かったしな。
でも本当に成瀬は武市家に‥‥?いてもいいけどね。というか新宮小学校に戻って欲しい‥‥(´・ω・`)