そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

出崎監督が死去

 
うわー…ショック。
こういう時は三段繰り返しのストップモーションで驚くべきだろうか?(いやスマン)
「宝島」「家なき子」「エースをねらえ」「あしたのジョー」「スペースコブラ」辺りかなあ、すぐ出てくるのは。「ベルばら」はオレちゃんと見てないのと(なぜって、裏の「ザ・ウルトラマン」を見てたからw)「ガンバ」はリアルタイム視聴でなかったはずだから思い入れがあんまないってとこで。
でもたぶん作品的に自分は「おにいさまへ…」あたりでストップしてるんで、やっぱり好きなのは過去作品ですね。だからなんとなく「残念」じゃなくて「ショック」。
あ、劇場版の「ブラックジャック」はちゃんと映画館に観に行ったかな。基本的には杉野昭夫氏とのコンビの作品が好きです。
Wikiとかには監督がやった詳しい演出手法や描写が出てるんでまあそちらを見てその功績を‥‥といっても、たぶん当時からのアニメオタクじゃないとあんまりわかんないよね、きっと(苦笑)
劇画的なアニメ絵はタツノコとかもやってたけどそうじゃないアニメ絵、シャープな方向にリアルでしかもキラキラしてて泥臭くない作画との組み合わせに於いて、アニメっぽくない表現を発見していった‥‥てことでいいのかな。
3回繰り返してストップモーションは有名だけど、あれ、当時自分的にすごいと思ったのは多分「画面を縦に引いた」からだと思うんだよね。漫画でいうと上下ブチヌキの縦のコマ割みたいな効果というか、そういうのが新鮮だったなあ。
あとは光(透過光やハレーション)の効果の使い方とか、音の省略っていうのかな、効果音で登場人物たちの会話が聞こえないとか、斬新だったんだよね。
まあ斬新といえばあしたのジョーで吐瀉物がキラキラだってのは当時も話題でしたがw 汚いものをきれいに表現することで全体的になんか美しく感じられて悲壮感漂うのもアニメならではというか、汚いものを見てそっちに意識が移らないって意味ではそのシーンに心情的に集中できるってことだし、いろいろ映像演出的には偉大でした‥‥。
ご冥福をお祈りしたいと思います。