そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

高校生レストラン#1

http://www.ntv.co.jp/kouresu/
脚本:吉本昌弘 演出:吉野洋
 
んーと、土9にしては地に足ついたネタでマトモだし、面白くなくはないかなとは思うんだけど、なんかつまんないっつか、見ててワクワクしないんだよなー。
理由の一つとしては、主人公の村木新吾(松岡昌宏)が店を辞めた理由が描かれてないからじゃないかと思うんだけどさあ。
なんかワケありで故郷に戻って町おこしの高校生レストランを手伝うことになった‥‥ってのはともかくで、辞めたわけはあとから明かされるでもいいんだけど、その割に新吾の崖っぷち感が伝わってこないからかな。というか崖っぷちなんだよね、店の辞め方とか実家のお父さんの対応とか見ても‥‥
それに対して親友の岸野宏(伊藤英明)が入れ込む理由はわかるんだけど、「今町がこうだからどうしたい」っていうのもスルー?
生徒たちは反抗もしないで、リーダー格の坂本(神木隆之介)も最初から新吾を支持してるし。というか前がどれだけ駄目だったのかもよくわかんないです。
だからさ、とろろうどん出汁に勝手に手を加えてダメにしちゃったってのも、何でそんなことしちゃったの?としか思えないし。
というかさ、試食会で「高校生だからこんなもん」とか「うどんがおいしかったんじゃなくて高校生たちが頑張ったことに対して美味しいといったんです」とか言われても、そこでプライドを傷つけられたと言って怒るべきは新吾じゃなくて、生徒たちなんじゃないの?馬鹿にされたんだよ?大人たちに。それとも彼らにとって高校生レストランって、その程度のお遊びなの?としか思えないのがなぁ。
しかも「それが教育なんです」とか言うに至っては、なんか飲食業を履き違えてるとしか思えない発言。
それで食中毒でも出たら、教育者の人たちはどうすんでしょ?と突っ込みたくなるよ。そうならないように本気で取り組むのが教育なんじゃないのかなあ‥‥?
という突込みどころが満点なことにおいて、どうしてもこのドラマを評価できないんだよなあ。何でもうちょっと脚本を練らないんだろ。
これって実話‥‥というかモデルがあるんだよな?
実際の高校生レストランがどうなのかはともかく、このドラマのこれは結論と展開として決まった予想しか出来ないんだよなあ。初回の話の中でどんでん返しがあるかと思ったけど、うどんがまずかった以外何もないし。新吾がそれでへこむのは何となく分かるからそこはいいかな。まあそうすると展開としては新吾の再生と町の再生をダブらせてる〜のかなと。
一応来週も見るけど、脱落しそう。
松岡で料理なのは人的資源という意味でも有効に使ってて良しw 危なげないとこはさすがに流れ板松岡!(笑)