そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

舞台『カレーライフ』

http://www.ntv.co.jp/currylife/
公演期間:2011年5月14日(土)〜22日(日)※ 5/16(月) 19:00〜、5/17(火)14:30〜 公演分
会場:天王洲 銀河劇場
脚本:鈴木哲也(原作・脚本監修:竹内真
演出:深作健太
出演:中村 蒼 倉科カナ 井上正大 植原卓也 崎本大海 大口兼悟 長谷部優 是近敦之

 

■あらすじ
「大人になったら、みんなでカレー屋をやろう」
祖父が亡くなった日、ケンスケ、サトル、ワタル、ヒカリ、コジロウ、5人のいとこたちが約束をした…。
13年後、ケンスケはワタルを誘って、カレー屋の夢をスタートさせる。
アメリカに留学しているヒカリを訪ね、インドにいるサトルに会いに行き、改めてカレー屋をやることを誓い合う。
そして、沖縄に渡り、祖父のカレーの隠し味の秘密の背景に、黄金伝説があることを知る。
いったい黄金伝説とは何なのか?
謎が謎を呼び、コジロウの意外な出生の秘密が明らかになっていく。
ケンスケたちは様々な苦難を乗り越え、いよいよカレー屋を開業することになった。
各地で修得した素敵な味や魅惑のスパイスを活かしながら、5人の持ち味がブレンドされた、新しい「じいちゃんのカレー」が生まれようとしていた…。

普通にすごく面白かったですよ。あんまり舞台を見ない人にもオススメできる、癖のない舞台だった。2時間くらい。
結局2回見ちゃったんでこれの話がよく出来てるのもよくわかったよ。原作は知らないけど、アメリカ、インド、沖縄とあちこち飛び回るわりにまとまってるし、伏線や構成もしっかりしてて面白かった。
2回ともなんでか同じ列の左と右という席だった(^_^;)前の方だから表情は見えるくらいだったけど、結構端っこ。
パンフにやたら「ストレートプレイが〜」って書いてあるんだけど、確かにオーソドックスな、演劇らしい演出だったなあ。自然な感じというよりは、観客に向けてしゃべるようなタイプの演出ってことね。オレ演劇好きってわけじゃないからこの手のタイプの演劇を見る機会ってそういやあまり無かった気がするけど、ああなるほどって感じ。ものすごくソツなくストレートにまとまった「演劇」って感じね。舞台装置というか大道具もこれは割と多め。そのわりに舞台転換がスムーズでちょっとえっ?と思うくらい。場面転換自体も面白い演出してるしね。
役者が殆どTVドラマ経験者なせいか、両日ともきっちり同じように破綻なく演じてて、笑いどころでも毎回同じようにきっちり笑わせるね。ワッハッハ、じゃなくてクスっとかうふふって感じなんだけど、なんか観客が笑いどころを感じて笑っちゃってる風なとこはあるんだけどね。そういう意味でも破綻ない舞台だった。逆に言えば突出したとこはなかったかなあ。登場人物が基本的にみんな良い人で、諍いのネタもないから、そういうところにポイントがある話じゃないのも大きいのかな。
話はあらすじ通りなんだけど、ちゃんと最後に「答え」も用意されてて、そこは良かった。
ネタバレってわけじゃないからいうと、じいちゃんが戦後、カレー屋を始めることになったきっかけの場面はすごく良かった。最後も結局みんなバラバラになるんだけど、それでも絆があるってところがまさにこの物語のテーマになってるところとか、よくまとまってて面白かったです。
演出の深作健太ってなんとなく名前聞いたことあるなあと思ってたら深作欣二監督の息子さんなのね。バトロワとかちょこちょこ映画やってるね。どうりでというか、舞台じゃなくて映像作品的な流れなんだよね。
舞台と言うにはストリー優先で盛り込みすぎ(いい意味で)って感じかな。だからなんとなく無難な感じってのはあるかもしれない。感情じゃなくお話を見せるような舞台というか。

話はほんとに良く出来てるから、ここはまあ目的でもある役者のことでも。
基本的にはみんなドラマやってる演技の上手い人たちだから普通の舞台以上にビジュアルよくて、舞台芝居もソツなくこなしてるなあと思った。殆どかまないしとちらないし、セリフも完璧入ってる。でも何となくやっぱり印象として映像寄りな気がするなー。
あと普通は別の人がやるようなチョイ役を大口くんと長谷部ちゃんがひとり4役とかでやってるのはちょっと変わってるかな。
というかこのどう見てもキャスティング優先な企画物っぽい舞台なんだけど、どういう企画なんだろ。普通にドラマか映画でやったほうがよくないかっていうメンツだよなあ?ロケは大変だろうけど(笑)
日テレが企画メインみたいだけど、そういうことなのか?テレビ局プロデュースの公演にしてもTBSとかとはずいぶん趣向が違うような気はする。なんとなく劇団的ではないよなあ。まあその辺の舞台色の「薄さ」も狙いなのかな?
 
中村蒼@ケンスケ:生で見てもカワイかったー(*´∀`*)しかし蒼くんは演技は上手いんだけど今回は舞台なせいか、舞台風に声を張り上げて演技をしようとしすぎて滑舌が悪くなっててもったいないって感じだなあ。すごくしゃべりにくそうにしてた気がするけど‥‥そのせいでちょっと下手に見えたかも。表情とかいちいちカワイイんで、この子はやっぱり映像向きだなー。
というかケンスケ役よりも、おじいちゃんの若い時をやった戦後のシーンのほうがハマってる感じはあったなあ。高校生とかカワイコちゃん的な役どころより、もしかして小汚な系とかヤサグレ系、腹黒系の役のほうがハマるんじゃないかなあ?もっとナイーブな感じかと思ってたんでちょっとイイカンジに意外だった。
いいけど捌けるとき、みんな観客に手を降ったりしてるんだけど、ひとりだけまったく観客の方を見てなかったぞ?緊張してた‥‥わけじゃないよな。アフタートークとかでは相当ふてぶてしい感じだったし(苦笑)まあいい意味で性格よくはないだろうなーと思ってたけど、まあそんな感じだった(笑)
◆井上正大@ワタル:実はまーくんが一番舞台映えしてました。体も大きいし派手だしキャラの性格的に明るめで舞台上をピョンピョン飛び回ってるような(実際飛び回ってた)役だったからってのもあるけど、彼は相当演技勘がいいんだろか?動きと喋りのタイミングのつかみ方が異常にいいんだよなあ。
マジックタッチもジャグリングもやたら上手いというか、本当に彼は器用なんだねー。スゲー感心した。笑いどころも大体は彼が絡んでるとこが多かったんだけど、声の調子も動きもいい具合にコミカルで楽しいんだよな。そしてあの声は意外によく通るし滑舌もいいし噛まないし、本当にまーくんは華やかだなあ!そして最後のスーツ眼鏡がカッコイイw
◆植原卓也@サトル:オレこの子よく知らなかったんだけど、アミュっ子だったのね。彼は〜、このメンツの中だとちょっと一段下がるかなあ‥‥何が下手かというと、喋りのタイミングと声の調子かなあ。声質がオレはあまり好きじゃないからちょっと辛め評価かもしれないけど。気張って声を出してるせいか、演技があんまり自然な感じにならないんだよね。あと月曜日の公演は3,4回トチッてた。火曜日もちょっと崎本くんを強く叩き過ぎたっぽいw
倉科カナ@ヒカリ:ドラマでもあんまりこの子の出てるドラマって見てないんだけど(たぶん今んとこ半分だけ見たおじい25歳くらい)上手いよなー。滑舌いいし声も通るし、なにより声質がいいよなあ。ただこのヒカリってキャラがどうにもオレのキライなタイプのキャラすぎて‥‥(^_^;)ああいう大人ぶっててキンキンキャンキャンした女キライなんだよw。そのイヤさ加減がまた妙に上手いというか、素に近いのか?
◆崎本大海@コジロウ:ソツなく上手いんだけど、何で崎本くんって微妙に地味なのか(笑)最後に捌けるときに二公演ともちゃんと観客の方向いておじぎして下がってたし、礼儀正しい感じ。というか彼は真面目なんだなw 今回のお団子ポニーテールはなんかカッコよかった。ワイルド系もOKか。
大口兼悟@ヤマカワ etc.:大口くんカッコイー!何やっても上手いなあ、特に胡散臭気なヤマカワみたいなキャラ上手いなあ。と思ってたら最後チョイ役のサラリーマンがフツーにカッコイイしー。若い子と並ぶとやっぱりから体がガッチリしてるのはカッコイイなあ! (*゚∀゚)=3 ムッハー
長谷部優@チナツ etc.:この人も上手いなあ‥‥ってことで大口くんと同じくチョイの脇キャラこなしてて余裕っぽい。地球ゴージャスも出てたのね。
◆是近敦之@シミズ:特撮的には「フォーウ!」のオカマ山羊@剣 の人(笑)もしくは龍馬伝で最後まで残ってた勤王党の人。なんか生で見れてお得〜な感じw

 

アフタートークは30分くらい。結構長い。

◆16日…中村 蒼・倉科カナ・井上正大・植原卓也大口兼悟長谷部優 司会・坂上みき
なんかスゲーグダグダだった(笑)挨拶もネタ化w 蒼くんが挨拶しようとしてるとこにまーくんが「さっさとやれよー」みたいなこと言ったかと思ったらまーくんの挨拶の時にもいかにもめんどくさそ〜な態度で同じこと返す蒼くんw(しかもスゲー態度悪いのw)
何となく全体にそんな感じの共演者同士で突っ込み合いでダラダラトーク(笑)みんな役衣装のまま出てきたんだけど、突っ込み用にまーくんと植原くんがカバン持参でツッコミ待ちしたりとか。途中で舞台袖から崎本くんが写メ撮ってたらしく出てこいと言われたけどもうガウン状態だからと足だけ袖から出したり、是近さんが帰り支度で部隊を横切って帰ったり、なんとなく自由な感じのアフタートークだった。裏話多めかな。まーくんがケンスケとサトルに二回頭を殴られるんだけど、それが積もり積もって脳細胞が破壊されるとか、ヒカリに叩かれるのが本気で痛かったとか、殴られ使い数うが大井と文句w
あと、カレーを作ってきたって話だ。カナちゃんが最初に作ってきて、そのあとまーくんが作ってきたらそれがスパイスから作った本格的なやつで負けたという話。さらになんとなくみんなカレーを作らなきゃいけない雰囲気になって、崎本くんとか植原くんとか作ってきて、植原くんが最悪で、みんながお腹いっぱいの時に出してきてしかもやっぱりまーくんのより美味しくなかったと不評(笑)最後までつくってこなかったのが蒼くんで、どんなに催促されても絶対作らないと言って最後まで作らなかったらしい(^_^;)
まー坂上みきがTシャツがどーたらとか(お揃いでみんなで着て宣伝するように言われたらしいがみんな衣装で出てきたw)結構いらんこと喋りすぎるんでウザいんだけど、ぐだぐだな感じもそれはそれで面白かった。今回は植原くんがいじられキャラっぽかったかな。蒼くんが終始ふてぶてしい感じで良しw
えーとなんでも坂上みきのラジオ番組で5月23日から一週間このトークの模様を流すらしいよ。たぶんこれかな→http://www.ntv.co.jp/event-radio/

◆17日…中村 蒼・井上正大・崎本大海・大口兼悟長谷部優深作健太 司会・鈴木美潮
アフタートークの司会は日替わりなのか?ってことで今日は美潮さん。監督の深作さんは今回だけ登壇らしいけど、相当シャイな感じであんまり喋らなかった。
美潮さんの司会進行は昨日とはあまりにも違いすぎしっかりしすぎ(笑)普通に内容の濃いトークだったよ。内容濃いからあんま覚えてないけど、前日と違ってみんなまともなこと言ってた(笑)フリートークというよりはちゃんとしたトークイベントな感じで、隣にすわってる人の印象を語るコーナーとかあったし。
美潮さんが大口くんと相当親しい(とアピール)のでちょっと大口イジリが入ったりで今日は大口くんは殆ど喋らなかった。そして崎本くんがひとりで結構喋ってて自分でも「俺喋りすぎですかね?」というくらいw
あとはーカナちゃんと優ちゃんの英語は、是近さんにレッスンされたらしい。「是近塾」って言ってたw
最後の締めもちゃんまともに挨拶してたな。
えーとまーくんが言ったことはちゃんと覚えてるよ。前の方の回が良かったって言われるのがすごく嫌なので、これから終わりに向けてどんどん盛り上げていきたいとかなんとか。あ、崎本くんは震災と劇中の戦後の復興を重ねてエールを送る感じで。
トーク内容、だんだん思い出してきたけどメンドクサイからこの辺でいいや。
あーでも、どうせ二回見るなら終わり間際とかで見たかったなあ〜 ( - ε - )
なんでか坂上さんも美潮さんもブログやTwitterで広めてくださいって言ってたけど、クチコミ効果狙ってるのか?でも当日券もあるみたいだし、見ても損しないくらいに面白かったよー。
 
ロビーのお花の数が尋常じゃないくらいあったよ。まーくんメインで。というかまーくんのお花がすごかったの。だって花にカレーがあるんだよ!?

 
蒼くんにも。もちろん他の人のお花もたくさんある。