そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

リバウンド#8「変えられない女」

http://www.ntv.co.jp/rebound/
脚本:遊川和彦 演出:南雲聖一
 
ああ〜今週は本当に今の今まで先週分が見られなかった。完全に周回遅れ!ままならねえ、時間!
ドラマの展開としてなんだかおかしいと思うのは、すぐそこに信子の幸せはちゃんとあるのに、どうして幸せになれないのかってことだよ。微妙な女心の不思議さよ。本当に「信子ってバカなの?」と言っちゃえばそうなんだけど、そう切り捨ても出来ないのが信子というキャラなんだよなw
研作を傷つけてまで諦めさせたのは一時の気の迷いの結果だけどそれはいい。
ただ研作可哀想‥‥と思っちゃうけど、普通に考えたら研作があんなにも信子にストーカーまがいにまとわりついてるほうがありえないけどな。子犬?捨てられた子犬?しかもどこが好きかとか聞かれて検索しそうになるって、バカ?
まあとにかく信子。
何もかも失って(自分から捨てたものもあるけど)、それをきっかけに自分を変えようと思って悪戦苦闘するものの、結局変えられない、しかし変えられないということはいつまでたっても幸せにはなれない‥‥どころか、このドラマの大場信子の場合、周りも何でかとばっちりを受けてしまうという納得できなさ。人間力が強すぎるw
それは結局無理があるってことで、ダイエットと同じくムリはやめて素直になろうと思ったはずなのに、「変わらない」とこだけ元に戻す‥‥ってことは、全方位外交で自分のことは後回し、他人が幸せになるならいいじゃない主義でますます不幸のどん底に。太一にちゃんとよりを戻そうって言えばよかったのに。
そしていま言ったけど、信子が幸せでないってことは、なぜか周りの人間も幸せだとは感じないという堂々巡り。だって当然だよね、信子の周りに集まってる人たちは、信子が幸せそうな顔をしていることこそが幸せだと感じるんだから。
でもたぶん信子が勘違いしてるのは、信子自身が「自分らしくある」ってことは全方位外交で波風立てないことじゃなく、本当の意味で好きな物を好きなだけ食べたり、言いたいことを好きなように言ってることだと思うんだよな。それを我慢するのは信子にとって「あるがままの自分」ではないと思うんだ。早く気がつけよ。

それにしても、今回の太一って、スゲーカッコよくなかった?超 .。゚+.(・∀・)゚+.゚カコイイ!!んだけど。
ロールケーキが出来たのは信子の不恰好なクッキーのお陰だとか、自分のことはともかく瞳のことをほうったら貸しにしてる信子に「親友だろ」とか、やたら男らしかった!
そしてケーキ作る気ないと無気力になってるかと思えば、実はケーキを10個作ったらアンジェを再出発させるつもりだったとか言ってみたり。本当はどうしたいんだ‥‥って、どうもこうもないよな、信子と結婚して一緒にケーキを作ることが一番丸く収まることだって、わかってるんだから。
今の信子の問題点って、「仕事かケーキ屋の奥さんか」じゃなくて「自分が太一と結婚するか、それとも瞳に譲って諦めるか」なんだよね。
そして太一がマズイのは、信子のことが好きでしょうがないのに、まったく好みでない瞳に告白されたら行っちゃうかもしれないという、モテナイ君のコンプレックスというか来る者拒まずの姿勢だと思うんだ(^_^;)そんなわかり切ってることにどうして気がつかないんだ?
って、分かりきったことに気がつかないのが信子と太一の似たもの同士すぎる、一番の欠点だよ!(笑)
というか今回は不覚にもちょっ泣けたんだけど、EDENを辞めることになった編集長の思いを自分勝手に代弁する信子の「いつもの逆ギレ」と、そんな編集長のために編集長が食べられるケーキを作ろうとした信子とそれに協力する太一の楽しそうな姿見てたらちょっと涙が‥‥
編集長は結局EDENを出るのは変わらないのか。EDEN辞めるときのあれはあまりに乱暴だけどカッコよかったなあ!人生一度くらいああいうふうに自分を貫いて啖呵きって会社辞めたりしたいもんですよ。(いや、そういやオレはやったことあるが)他の人は困るだろうけど(^_^;)
でも引退じゃなく別の雑誌を立ち上げるみたいだからホッとした。それも編集部の中で信子だけが本当にEDENを愛していたからだよな。結局つまり、あの鬼編集長があの中で信子だけを面白いと認めてたのは、そういう事なんだよな。信子は変わる必要がなかったというか。
あと編集長のケーキアレルギーが意外とちゃんとした理由だったというかかわいらしい理由というか、過去の自作ケーキのトラウマだったから‥‥ってのも良かった。結局精神的なものなのかなあ。神谷医院長が絡んでなくてちょっと残念(笑)まああのアップルパイを食べられたのは、そこに信子のEDENへの思いを見たからだよな?ちょっと泣ける。
なのに信子は太一とよりを戻すつもりだったろうに、なぜか瞳に告白されたことを「どうすればいい?」と聞いてしまう太一に(つか、なぜ聞いた?)付き合えばいいと言ってしまう信子の、訳の分からないすれ違いがあまりにも悲しくて。
二人でケーキを作るのはあんなに楽しかったと思ってて、視聴者から見てもそれが一番自然だと思えるのに、そこで寄りを戻そうと言わずに瞳と付き合うように言ってしまう信子の、なんかいろいろままならないところがあまりにも悲しすぎて泣ける。
それって子供の頃から「自分なんか」と想い続けた傷つかないために身についた処世術だよなあ。全方位外交と同じで。それを考えると、今回信子が「変われなかった」ことの根の深さを思うと悲しくてしょうがないです。バカだなあとは思うけど。
ただ本当に、どうして太一はあそこで聞いちゃったんだろうかと思ったんだけど、あの二人似たもの同士だから、たぶん一緒にアップルパイ作っててすごく楽しくてやっぱり一緒にいるのが当然だと思っていたんだろうな。たぶん信子と同じことを考えて同じこと言うと思ってたんだろうけど。
だから瞳に告白されたことを正直に明かして、その上で信子が太一のことが好きだからよりを戻そうって言ったらプロポーズするつもりだったんだよな?信子が「瞳と付き合えば〜」って言ったとき、太一ってばすごくがっかりした意外な顔してたし。‥‥でもまだあきらめちゃダメ!><
気持ちは同じなのに、また信子が自分勝手に人の気持を思いやっちゃったことで本当の幸せの鐘はならなかったんだよなあ‥‥本当に信子はバカだよな。自分らしいってことは今までの自分に戻ることじゃなく、自分の気持に素直になることなのに。あそこで太一を振っておいて、なのに太一のケーキが食べたいと他所の店のケーキを食べながら泣く信子が悲しいよ‥‥ (ノ_-。)

そして関係ないのかあるのかないんだと思うけど、謎の青年は一体誰に信子と太一の関係を報告しているのか?(笑)やっと太一が突っ込んだけど、なんのため?別に視聴者に説明するためでもないしなあ(笑)最後までに明かされることがあるんだろか?