http://www.fujitv.co.jp/BOSS/
脚本：林宏司 演出：
えーっ、花形が撃たれたのも本当だし、田所さんも野立の二重スパイじゃないんだー。本気で撃てなかったってのはそうみたいだけど。じゃああの天然なムカツクおとぼけも演技じゃなく田所さんの素だったんだ？使えるのか使えないのか、謎なキャラだなあ（苦笑）
でもって、最後の敵は初っ端にこれみよがしに出てきたピーピーこと代議士秘書の森山（大森南朋）かよ。しかもそれがCIAもどきな秘密警察を作るためとかって‥‥えー？(￣д￣)
いや彼は最初から怪しいからともかくとして、一番の黒幕は黒原健蔵（西田敏行）なんだ？マッチポンプかよ！そもそもの黒い月がやったと思われてた狙撃事件が黒原の自作自演！いやー衝撃的ですねー（棒読み）
森山はいいんだよ森山は。いいっつか、完全に龍馬伝の武市さんの当て書きじゃんよｗ
秘密警察と言いながら粛清方向にだけ気がいってて、大義を守ることが一番大事で完全に目的を取り違えてるっていう勘違いキャラってことか？いや武市さんのはそういう事じゃないんだけど、分かりやすく解釈すると武市さんってこういう人だよね、理想や大義のために始めたはずの活動が、いつの間にか目的と手段を取り違えてて自滅したんだよね‥‥みたいな？違う？
まあだいぶ視聴モチベーションが落ちてたから、この中途半端なシリアス方向に行ってる話で、キャラの掛け合いもないとどこを見てればいいんだろうとぼんやりしながらのながら見だったんだけどさ。
マジで途中森山たちのやってることがよくわかんなくて相方に聞いちゃったよ。てか、見飛ばしたと思ったんだよ、そのCIAもどきなみたいな秘密警察のくだり（笑）
なぜそんなものをつくろうと思って、なぜテロリストを利用したとか、何がなにやらさっぱりと思ったんだけど、ちゃんと見てたはずの相方もわからないっていうから安心したよ（苦笑）わかんないというか理解出来ないって方で。非合法な秘密組織の有り様から情報開示主義の総理大臣を狙うって、意味あるの？というか意味が分からない。こんな事やってる組織が非合法にでも作れるとも思えない。単なるテロ組織じゃん、政府内部の。何をどうしても許されないレベル。公安とも違うよなあ？
だからこのドラマ的にも何を目的としてたのかさっぱり説得力がない、しかもラスボスの黒幕が黒原健蔵ってことにはまったく納得できない、それなのに大義とか正義とか言われても‥‥みたいな？JOKER（許されざる捜査官）の伊達さんたちがやってた裏の組織のほうがよほど理解できるヨ（笑）
今期のハンチョウも同じネタだけど、そういうの今流行ってるのか？
まあそこら辺、警察組織の中で同じように「正義」や「大義」を守るために手段を選ばなくなっちゃった人たちの話を描いていても、緻密な脚本とそれに伴う役者の演技の説得力で魅せたハンチョウとはまた違うベクトルでっつーか、BOSSの場合はあくまでも基本はオシャレでカッコよく、情感優先で泣かせ部分がエモーショナルっていうわかりやすさ押しのドラマ作りで、全体にキャラで魅せてるからそこも突っ込むべきとこじゃないのかなー。
おじいちゃんのことをずっと心配して対策室に協力してた理香りんが、暗号解読して実は黒幕その人がおじいちゃんだった、それをえりりんに泣きながら教える‥‥という可哀想な情動こそがBOSSなんだよな。まあそれも否定はしない。だけど「なーんだー」と思っちゃったのも確かだからなあ。
ただまあ森山たちのテロ計画は3段構えで、ドラマ内事件としては面白かった。実は狙われていたのは誰で、目前の事件はそのための前振りだったとか、そこら辺の見せ方は上手かったから、どんでん返し的な感じで楽しめたかな。
でも実際そんなことを考えるやつがいたら、策士策に溺れる‥‥とpgrしそうな気はする（笑）
というかそもそもその理由がありえないだろっつーの。バイオ関係で資金を得るために競合相手を殺害って、大体バイオじゃなくても良かったはずだし、すでに何がどう大儀なのかまったく理解出来ない。そこも込みで土佐勤王党オマージュか？それって誰得？ｗ 何で神保さんはあんだけしか出番ないわけ？
でもまあBOSSはそういうところを突っ込むドラマじゃないから問題なし！セカンドシーズンはオシャレ分が足りなかったけどまあいいか。それなり楽しめたし。
まあ最後にまさかのコラボ、津川雅彦が当たり前のように出て来るって！違和感なさすぎて一瞬気がつかなかったよ！パラリーガルの井上さん！（笑）しかも間宮先生まで！ｗ
そのオチはどうなんだ？まあおかしかったからいいけど！（笑）
もし次に復活することがあったら、もっとライトな刑事モノコメディ、だけどアタシたち、やるときゃやるわよ！的なものがいいです（^_^;）事件はしっかりシリアスめ、解決するノリはあくまで軽く‥‥な。なんでシーズン1のときのノリにならないのかなあ。
