#13 Confidence is a plant of slow growth.（信頼という木は大きくなるのが遅い木である
脚本：西田征史 絵コンテ：須永司・さとうけいいち 演出：吉沢俊一 作画監督：齋藤雅和
先週、途中からUstの放送はスマホで見てたんで、なんとなく見るタイミングを失ってましが、第一部完、の巻。作画はちょっちイマイチだったね。
そういや、今回バーナビーの記憶の中の過去を見てやっと思い至ったんだけど、両親殺害犯がジェイクだとしたらなんでNEXT能力でなく拳銃で殺してんだろう？まさかその時はNEXT能力が発現してなかった‥‥ってわけじゃないよな？でなきゃ殺害犯自体が記憶操作ってことになるんじゃね？
そしてジェイクに「NEXT能力が2つある」ということの裏付けというかしっかりとした確信ってないんだけど‥‥だって虎徹がそう言ってるだけじゃん。その能力も「心の声が聞けるんじゃね？」みたいなあやふやさだし、検証もしてないし（苦笑）あ、一応ジェイク本人はそう言ってたか。でもよくある描写的にあいつらの前でネタばれしたわけでもないし、ヒーロー側からしたら確証ってないよな。
そもそもNEXT能力者がどういう理由でその能力を発現させてるのか、それはいつ現れるのかってのもわかんないんだよな。単に今までは2つ持ってるヤツがいなかったって牛が言ってるだけだし、根拠ないよなあ？「SPEC」みたいにそこら辺の縛りくらいはちゃんとしといてよ、というかそもそもNEXT能力を説明してて欲しかったんだけど、まさかこのための布石という間抜けなこというわけじゃないよなあ？そうだとしたらそういうの「本末転倒」っていうんですよーってっていうけどな。（苦笑）
ジェイクもまた、単に「虎野郎」とか言っときゃいいのに、わざわざ声に出してない心の中のつぶやきまで喋っちゃって結果として墓穴を掘るって、あまりにもアホじゃないか？そこまで考えてないぶっ壊れ野郎だっていうんならまあそれでもいいけどさ。まさか本名非公開と言いながら、ジェイクがヒーローたちのお勉強に使ってたひみつ大百科的なムック本に本名が書かれてたってオチじゃないよなあ？（笑）
結局バーナビーのとこで終わっちゃったから、セブンマッチと言いながらも戦ってない人いるよー。というか、なんで爆弾のリモコンのことを解析してジャミング作戦始めるのにそんなに時間かかってんだ？最初からそうしとけばよかったんじゃん。
そうそうそれより、ジェイクとクリームがお亡くなりになったってことでウロボロスが壊滅しました‥‥とか、意味がわからない。
というかこれマーベリックさんたちシュテルンビルドの支配者たちに突っ込めばいいの？それともこの番組の制作側に突っ込めばいいの？少なくとも素でそんなこと言ってるとは思いたくない、せめて確信犯で言ってて欲しいんですが、まさかこんなだいそれたテロ計画を実行した犯罪組織がジェイクとクリームふたりだけってこたないよな？（そういやチャックマンってヤツがいたっけな）それ以上に、ロボットをどこから調達したんだとか、それを実行する技術と資金、誰が開発して誰があいつらに流してるんだっていうか、そこ突っ込めよと。
てかさー、アニエスは単純な視聴率絶対主義の敏腕プロデューサーだから当然セブンマッチも視聴率を稼げるように盛り上げるに決まってるけど、それで得するのって誰かというと、アニエスたちTV局のヤツらじゃないよな。だってこの話はスポンサーの付いたヒーローが活躍する話なんだから、HEROTVの一社独占中継（こんなテロ攻撃なのにニュースすら流れないのか？）でヒーローが逆転勝利＆大活躍で街が救われたって話になれば、得するのはスポンサー企業とそれを束ねるメディア王のマーベリックさんなわけで。
てなことを、ブルーローズとドラゴンキッドとファイヤーエンブレムの「チーム女子（笑）」が、TV画面で勝利をアピールしてるの見て唐突にそう思ったんだけどさ。
そうするとこのウロボロスの大規模テロとジェイクの脱走、ヒーローたちの危機、そしてバーナビーの出自含めたアピール含めて、全部マーベリックさんの自作自演、マッチポンプなTVショーだったんじゃないかなあ‥‥と。
まあそうすっと一番おいしい役どころのバーナビーをその過去もひっくるめてああいうふうに「演出」するのも、最初から彼の目論見通りで、当然ジェイクが本当にやったのかどうかも疑わしいよなあ。だってそれだとブルックス夫妻を殺したこと自体、ジェイクじゃなくてもいいんだもん。
むしろ例えばマーベリックさんが裏でジェイクたちと取引してて、ヒーローたちを程良く傷めつけて最後に負けてくれれば、刑務所から出してやって再逮捕する前に事故で死んだことにしてどっか他所の土地で一生のんびり暮らせるように逃してやるって話だったりすると、ジェイクが乗らない理由ってないと思うし。そこにブルックス夫妻殺害容疑がかけられたって、シュテルンビルドにいないなら関係ないしな。
そしてヒーローたちは最高の状況で名誉を回復し、市民に支持され、メディア王が市長に恩を売って実質的に街を支配できる立場になったわけですね。だって市長はもうマーベリックさんに頭が上がらないじゃん。しかもあんな弱腰の、民間人に何もかも投げっぱなしでメディアに向かって逆ギレするような市長に文句言う市民もいないわけだし。
あともしかしてウロボロスがメディア王含めた裏の組織だとすると、それをジェイクとクリームの組織だってことにしてなくなりましたって言えば、やっぱり得をするのはメディア王なわけで。
クリームが今まで何をしてたのかってのとテロ実行の資金のこともあり、もしバーナビーを洗脳して過去の記憶を書き換えるなんてことができるんならクリームだってそうなわけで、クリーム、もしくはクリームに仕立てた誰かを洗脳してジェイク奪還大規模テロ事件を吹き込んどいて、最後に始末するっていうこともできるんじゃないかなあ？
なんかそういう話だと、いろいろ辻褄が合う気がするんですけど‥‥？
それはともかくとして。
5分しか使えないハンドレッドパワーが能力だってわかってるのに、何の作戦もジェイクの能力の秘密もわかってないのに能力発動しろとか、あいつら本当に無責任にアタマワルイなぁ（笑）
いろいろ突込みどころはあるんだけど、そもそもこのセブンマッチのバーナビーがジェイクと戦うシチュエーションにまったく共感できてないから、いくらバーナビーに泣かれてもなあ‥‥って感じなんですが。キャラ萌えしてないからそう思うってわけじゃないよな？（^_^;）
というか、ヒーローが私怨で戦うっていいのかなあ？そういう私怨で戦うことに他のヒーローや市民が共感して理解を示すのはともかく、そこに乗っかるってのはあんまりいいと思えないな。これもシビリアンコントロールの一環だろか？
まあこの番組のヒーローは、決して「正義の」ヒーローだとは言ってないんだけどさ。つか、企業広報とモラル的な意味での正義って、微妙に両立しない気がしなくもなく。
まあ何でかバーナビーの裸イメージあったり（アンダースーツでええやん。どんな腐女子サービス？ｗ）、泣き虫バニーちゃんだったり、ハンドレッドパワーで傷を治すかのようなやせ我慢鏑木虎徹とか、こてっちゃんの肩越しの囁きとか（笑）、バーナビーに褒めてもらいたくて物欲しそうにしてると言われちゃうこてっちゃんとか、バーナビーのおじさん改め「虎徹さん」呼びとか、おいしいとこはいろいろあったような気がする。うむ。
こてっちゃんのよくわからないアタマの悪い（笑）俺が信じるお前が信じるかもしれない俺を信じろ？的な言い分もバカっぽくて良かった。
が、ジェイクの能力を伝える云々はイマイチよくわかんなかったなー。なんかスマートじゃないなあ、脚本。ジェイクの能力に関しての前提が浅いからだろな。しかもこてっちゃんがハンドレッドパワーで傷を治したとかいうあたりも「はぁ？」だったから余計に。あれ演出下手だよなー。傷の見た目が治っちゃダメじゃん、強がりのやせ我慢なら。しかも牛以外のヒーローたちがそれを知らなくてスゴイとかフツーに言ってるっておかしくないか？虎徹って10年選手だよなあ？ハンドレッドパワーってどういう能力だよ。身体能力100倍したら治癒能力も100倍になるってか？んな訳ないだろよ。 *1
まあ今までだってそんな描写なかったけどさ。酸素カプセルのおかげ？くらいな？（笑）
それをやるならさー、（１）バーナビーだけは新人でワイルドタイガーにそもそも興味ないから「NEXT能力で治った」って言われて信じちゃうけど、他のヒーロたちはみんなそんなわけないって知ってて、それでも虎徹が行くのはバーナビーのためにやせ我慢してるんだっていう気持ちが痛いほどよくわかるから‥‥とか、（２）同じ能力だから治癒能力なんかあるわけ無いと知ってて、それでもやせ我慢で駆けつけたこてっちゃんに胸熱で信用することにした‥‥とかいう流れのほうがおいしいのになあ。わかってねーなあー。（上から目線）
なんか虎徹が来たときは信用してないとか言ってたのに、ジェイクを倒したら名前呼びするくらい信用してるって、唐突すぎるだろ。そこまでにもっとさー、なんか盛り上げてほしいなあ。
というかそうだ、バーナビーが泣くところで違和感あったのは、彼が自分だけの思いでジェイクに向かっていって敵わないと言って泣くのはなん間違うなあって気がするんだよな。
ジェイクを追い詰めるまでに（というかバーナビーが追い詰めたわけじゃないけどさ、セブンマッチは←それもどうかと思う）他のヒーローや虎徹の協力があってやっとここまで来たのにそれがすべて無になるような敗北感で泣くならまだわかるんだよね。今までのことだけじゃなくセブンマッチだけの展開でもそうだけど、ジェイクを倒すための積み重ねが全くないし、バーナビーもそれを求めてないんだよな。
そんな人にそもそもどうして、シュテルンビルド市民すべての命を掛けたセブンマッチの勝敗がかかってるわけ？なんか納得できないよ。展開下手じゃね？
まあ結局そのジェイクさんを倒しておきながらさっさと逮捕しないから、あんなヘリ墜落事故とかに巻き込まれちゃうんだって話だけど、そもそもそういう生死不明展開って、陰謀のニオイがするよなあ（笑）
んでまあ、最後だけ見るとなんだかよくわからないけど、ものすごい死闘があったみたいにものすごく感動的に爽やかに第一部完。ありがとう！そして、ありがとう！って感じ？いやまあ、いいんだけど‥‥（苦笑）
それで来週（今日の配信だよ）がブルーローズたんの恋の決着なの？どうでもいいけどこてっちゃんの髭らしきものは実は髭じゃなく刺青だって方に5シュテルンドルｗ
*1:こんなの拾った。脚本家自ら訂正ｗ→http://munacom.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/post-f44b.html
