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タイムスクープハンター シーズン3 #8「風になれ!マラソン侍(江戸時代末期)」

http://www.nhk.or.jp/timescoop/
 
ううう、まさかそんな感動のオチが待っているとは‥‥思わず泣けたぜ、マ ジ で。
上野の国の「遠足(とおあし)」というマラソン大会の話。というか確かペリー来航以来、天下泰平の世に慣れきった武士の気持ちを引き締めるために、この手の有事に備えた訓練て上野の国に限らずあちこちでやってたんだよね?相方は手塚治虫の「陽だまりの樹」にもあったとか言ってたけど。
それにしても、時間差で(というか毎日一回?)出発してタイムアタックってのはツールみたいなもんだと思えば納得だけど、江戸時代ってそもそも時間ってそんなにキッチリ測れたわけじゃないじゃん。ラップタイムとか言って番組見てる人的にはタイムスクープ社の画面表示があるからわかるんだけど、当時はどうしてたんだと思ったら上刻・中刻・下刻って、そんなアバウトな!(笑)
時間を競うわけじゃないにしても、2時間を3つにわけてどれだけの事がわかるんだ?上刻と下刻じゃずいぶん違うぞ?と思ったんだが、ある意味そのアバウトさがいいわけね(笑)
上役を待ってゆっくりゴールして30分以上時間の差があっても同じように「上刻」でくくられたらわかんないもんなあー(笑)なんかそれはそれでアバウトさ故の利点かもって気がした。そういうのんびりさは必要だよねえ(笑)
最初の組は、まさかの見届け役の神主に追いつくかもっていうハラハラ感!ありえねー(笑)前もって、もうちょっと余裕を持ってゴールに着いとこうよ!w
一番焦ってたのは神主って、そりゃそうだろうけど、ゴール地点の権現様側のスタッフで何とかならないもんなのか?つかゴール地点も相当ハラハラしてたはずだよね(笑)
ケース2はその「同じ組に上役が混じってた場合、君ならどうする?」的なケース(笑)まあいろいろあるんだよね、武士の世界。沢嶋、ずいぶん突き放した言い方するなあ(笑)
ケース3は「自分との戦い」編。日本古来の走法「ナンバ走り」を解説してもらってありがたや。ついウッカリ部屋の中でやろうとしてしまいました(笑)
それにしても沢嶋、いや要潤を走らせるとはなんというグッジョブ!さすが要、昔取った杵柄か(あいつ確か元陸上部だよな)、走るフォームがカッコよすぎる〜!美しい〜!今回はもうこれを見られただけでも十分ですと思ってしまいましたヨ。そしてナンバ走りの勝利!ぜひマラソンで試してみたいね。
最後はまさかのドラマチックエピソード。というか何人か組になって走るっていってるのに二人だけとかありなのか?それって否が応でも競争になるに決まってるじゃん。遠足がこれ一回ってことは本当にそういう組み分けがあったってことなのかい?
そしてその日下部伝蔵さんと真下蒔太さんは生まれる前からの因縁というかライバルというか、その因縁の元の母上様の危篤に際して遠足での勝利を約束とか、勝っても伝蔵にとっては終わってない、とんぼ返りに母上様に報告に向かうっていうか合計60キロ近く走るとか、メロスどころじゃないよ!まさに伝蔵は激怒した、いや激怒はしてないけど必ず母上のもとに帰らねばならぬと決意した‥‥って感じか。
ううう、伝蔵が母上様の死に目に間に合って良かった‥‥わかっちゃいる展開だけど泣けた。本当にこのドラマ、上手いなあ。
エピソードの組み合わせ方から展開のさせ方から、本当に上手い。毎回一体何をハプニングとして持ってくるんだろうという予想をしつつ、なんとなく構えて見てるけど、やっぱり毎回してやられる〜って感じ。ううむ。