そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

恋とニュースのつくり方

www.koi-news.jp/
監督:ロジャー・ミッシェル 脚本:アライン・ブローシュ・マッケンナ

 
監督は「ノッティングヒルの恋人」(未見)の人だけど、脚本は「プラダを着た悪魔」の人、しかも制作はJ・J・エイブラムスとブライアン・バークというなんとも俺得なスタッフ(笑)といっても相方が借りてきたのを何気に見てたらあまりにも面白かったんだけど。
なんとなくテンポの良さとウィットのあるやり取りと、ヒロインのレイチェル・マクアダムス(「シャーロック・ホームズ」)の雰囲気がプラ悪のアン・ハサウェイっぽいなーとは思ったけど。
日本じゃあんまり話題にならなかった気はするし、恋愛コメディ大好きな相方も劇場へは行かなかったけど、相当面白かった!公開日見たら震災直前だから、そのせいかなあ。クチコミで結構行けそうな映画なのに。
ちなみにキャストにはハリソン・フォードとかダイアン・キートンとかジェフ・ゴールドブラム、あとヒロインのお相手役はパトリック・ウィルソンと、かなり地味というかマイナーな感じ。
話もダメニュース番組を立て直す無名プロデューサーの話‥‥というとかなりありがちな気がするんだけど、スゲー面白かったんだよな。二時間弱(1時間47分)なのにすごく中身濃いし、コメディ部分はかなり笑えるし(時々考え落ちみたいなのもある)、最後はハッピーエンドなんだけど、ちょっといい意味で予想を裏切られる定番じゃない展開で最後まで飽きずに、しかも自分の歩んでる人生を考えてみようみたいな感じでいい話で終わってるし。
といってもやっぱりそれもありがちな展開じゃなく、かなり軽く描いてるけど実感的というかちょっと深い感じ?
一発逆転があってこれで大団円かと思わせといてその後がまだ‥‥という、ストーリー自体が一筋縄ではいかないというか、ちゃんと大切な物がなんなのかを描いて前向きに終わってるのが清々しく素晴らしかった!
大いに笑って、ヒロインベッキーの仕事の上手くいかない状況に共感してちょっと憤慨しつつ、最後は気持よく終われる秀作。
ヒロインが奮闘する話だけど、仕事内容のせいかあんまり女性っぽくないというか、結局よく働く優秀な人間は男も女もないというそこも清々しかった。見ると元気がでるいい映画だよ。オススメ!
邦題はいかにもありがちな恋愛コメディだけど、「Morning Glory」っていう原題のほうがそれっぽくてカッコいいかな。ラストシーンがそのまんまw
あとハリソン・フォードの役がベテランニュースキャスターなんだけど、スタイルとか見た目がちょっと久米宏っぽかったw

 

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