そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ドン★キホーテ#6「カメラマン初体験」

http://www.ntv.co.jp/dq/
脚本:大石哲也 演出:中島悟
 
ドンキといい、それ生きといい、ガッツリ考えて書きたいものはなぜだか後回しになってこんな遅くになってしまうわけですが (>_<)。てことでサクッと。
幸子のお母さんが現れて、今は別の家庭を持ってるけどひと言幸子に謝りたい‥‥って、普通に考えてもひどい話だよなー。自分が謝って、過去の謝罪をしたらそれで償った気になれるってだけだもんな。普通に考えたってそう思うよな。よほどアホなお節介でもない限り、会ったほうがいいとか言わないよな。
まあそんな本筋とは別に、城田と鯖島の方は会報づくり&極道ジャーナルの記事作りに勤しんでるわけですが。
結論からいうと、鯖島(見た目城田)、ヒデーよなあ!(笑)
自分が撮った写真のSDカードのデータ、結局SDカードが何か分からないまま抜き取って放置、気がついてももみ消しで結局城田くん(見た目鯖島)にも言わないんでやんの!酷すぎる!さすが自分本意な極道の親分だなあ!(笑)
SDカードを無くしたのは最後まで幸子ちゃんのせい。そんなこと何も知らない幸子ちゃんはすっかり自分が無くしたと思い込んで、報酬替わりのカメラもらって逆に喜んでるし。ああ気の毒。いいけどあのカメラ10万くらいするよな。LUMIXかな。鯖島が持ってたほうはライカっぽかったけど(だとしたらメチャ高!)、よく見えなかったよ。

というか思ったんだけどさ、幸子の境遇って、割とヒドイよな。母親に捨てられ、友達には便利使いのカモにされ、鯖島(見た目城田)には適当にこき使われて、あげく無くし物の罪まで被せられ。
でもどう考えてもあまりいい目に合ってない、ひどい境遇なんだけど、本人のそう思ってなさがなんか気になるというか。なんでそういうことに対して怒ったり悲しんだりしないのかなあと。
なんか本人があんま酷いとも思って無いというかフラットというか、だから生きること自体に投げやりだったんだろうけど、人に虐げられて生きてるのが当たり前、むしろ自分がひどい目に合わされてるのに気がついてないっぽいよな。それを思うとなんか可哀想だなあというか。だってあの友達たちの言ってることやってることかなり身勝手なのに、素で「いい子たち」とか言ってるし。せっかく気がある一哉くんのことも友達になんでかなじられるし。つか本人の意志はどうなってるんだよ(^_^;)告白もしてないのに宣言したら優先権アリかよ(まあアイツらの世界ってそんなもんだろうけど)
城田はともかく鯖島さんみたいなのはヤクザの道理はわかってても世の中の道理は完全スルーだから、むしろ世間に対して搾取する側だよな。それを思うと、幸子って今までの人生全部搾取されてる側じゃんていうかさ。それでいいんだ?というか。
鯖島のあの態度に責任感だけは感じてるって、マジメすぎる。とりあえず自分のせいかどうかははっきりしとこうよ。何でも自分のせいだと思うのやめようよ‥‥(^_^;)わりと今までの描写でもそんな感じを受けたよ?
もちろん幸子なりに良いこともあるんだろうけど、たぶん普通の人よりはすごく低いレベルの良い事だよなあ?むしろ別に人生生きてていいことがなくても当たり前くらいの。
そんな幸子をずっと見守ってきたミネコさんて人がいて、別に親代わりになってくれるわけじゃいけど、今回みたいにちゃんと見放さない他人として見守ってくれてるのにはホッとした。
会いたいってのは母親の単なる自己満足だってのはたぶんわかって、それでも鯖島のお陰でというかたまたまというか、今回初めて「写真を撮る」という楽しいことを見つけて、ミネコさんみたいにベタベタはしないけど親身になって心配してくれる人がいるって気がついて、もしかしたら好意を持ってくれてる同じ境遇の男の子がいてくれて、自分の生き方がちょっとだけ定まったところでそんな理由でも母親に会おうと思えたことが良かったなあと思ったし、遠くから見て結局会わずに帰ったことで、過去は過去だと前を向けるようになったのかなと思うとなんか清々しい気分。
そして鯖島さんは自分本位の極道らしく、余計な手助けはしないし構ってもやらないけど、ちゃんと必要な気は回してくれてるってのがいいよな。城田の距離感じゃ絶対ありえないけど(笑)そこはやっぱり空気読まない鯖島さんでも、それなりの空気読んでる感というか。
あと鯖島が幸子に焼肉をお預け食わせたらまゆみさんも何も言わないのね(苦笑)ささいなことだけど極道の世界は厳しいなぁ。まあしかし、和気藹々とした家族的な和やかな雰囲気や、ちょっとしたオフショットなんかを幸子が素直に撮ってるってのは、やっぱ幸子はいい子だよなあ。幸せになってほしいよ、ホント。
駿くんはやっとお母さんのところに戻ることが出来て、ミネコさんは当たり前のように「抱きしめてあげてください」って言ったけど、幸子みたいな誰も構ってくれないのが当たり前だと思ってるような子には、抱きしめるんじゃなく近くで手を貸さずに見守ってあげるほうがいいと思ってるってことなのかな。
報告に来た幸子にお茶入れようかっていうミネコさんはいつもどおり何も聞かないけど、そういう見守ってくれてる優しさにちゃんとお礼を言えるようになったのも良かった。
幸子の『ありがと。ミネコさん、今までホントにありがと。‥‥これからもよろしくお願いします』に、素っ気無く『あいよー』とだけ答えるとこでちょっと泣きそうになっちゃったけど、それを廊下で聞いてた鯖島さん(見た目城田)と城田くん(見た目鯖島)の『行くぞ』『あいよ』も良かった。見た目が逆転してるってのもなんか味わい深いよw