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輪るピングドラム#9「氷の世界」

http://penguindrum.jp/
シリーズ構成・脚本:幾原邦彦伊神貴世 絵コンテ・演出・作画監督:武内宣之 
 
あーこれ、1話?と思ったらやっぱりーな感じで、1話で陽毬に起こった出来事の話。小説版だとここまでなんだよね、まだ読んでないけど。
最初から陽毬は選ばれてたってことで、いきなり謎の図書館へ。
つか、降下するエレベーター、しかもピンクの髪の謎の青年・渡瀬眞悧!OP最後のキャラキター!
眞悧が心の奥の記憶を暴いていくって、まんまウテナ根室記念館!御影草時!(笑)ぎゃーす、オレ御影先輩好きだったー!
御影草時は永遠を語るけど、眞悧は運命を語るのね。そしてプリンセス帽子の運命。陽毬の過去の話とダブルHの関連。
面白い展開になってきたなあ。
陽毬が行ったのは荻窪の中央図書館みたいだけど、「そらの孔分室」はマットペイントのCG図書館だよね。これこれ→http://ameblo.jp/kou1low/image-10573181089-10608792251.html
それにしても、たかがリボンで陽毬の運命が変わっちゃったってことなのか。まあああいう時期のああいう拘りってすごくわかるけど、でもまさかあとの二人がダブルHってのは、陽鞠ちゃん的には相当なショックだろうな。
ヒカリとヒバリは結局陽毬のことを裏切ったと思ったのかなあ?そこら辺よく分かんないけど、会ってないってことだし、陽鞠のいいようだとそうみたいだけど、何に対して裏切ったと思ったのかって話な気が。鯉の生き血までは陽毬ちゃんを庇ってたのに。どうでもいいけど、オレが小学生の時でもはだしのゲンの鯉の生き血のエピは、戦時中だからっていう理解でしたけど、ホントに効くの?でも学校の鯉はまずいだろよ。それも生存戦略
まあ結局、というか彼女らからしたら陽毬ちゃんを庇うってことそれ自体が友達ごっこだったのかなあ?だからあの状況と彼女らの性格的にいって、どっちにしても陽毬ちゃんはアイドルは無理だよなあ。陽毬ちゃんの運命の至る所ってどこなんだろう?運命の花嫁?
陽毬ちゃんは病気のこともあるけど、あの諦めのよさとか聞き分けのよさって本来の陽毬ちゃんの性格じゃないのかな。
そしてああいう話ってことだと、陽鞠ちゃんは自分のあるべき物語を探してて、それがプリンセス言うところの「ピングドラム」ってことか?何を欲しがってるのかはまだはっきりとは分からないけど、陽毬ちゃんが何かを欲しがってるのはわかった。「カエルくん東京を救う」には何の物語が記されてるのか。
そういや結局高倉家の両親ってどうしたの?陽毬ちゃんを鏡から庇ったのはお母さんだけど、台風の日に冠葉をガラスから庇ったのはお父さんだよな。なんで二人して同じようなことを?伏線?
そしてその陽毬ちゃんの対極にあるのが、自分の妄想の欲望のままに突き進む苹果ちゃんなのかなあ。
でもまたここでリンゴかー。運命?運命の相手は誰?夏芽マリオって、夏芽真砂子と何か関係が?子供ブロイラーって、あれかなあ、生まれる前の記憶ってやつかなあ。
エンディングの彼女たちはトリプルHだったのか。本来のトリプルH。たしかに気がつくべきだったかもしれんな。
全然全容は見えてこないけど、それでも何かを期待させるのが幾原作品か。
ウテナにしても、当時そんな先読みとか考察とか伏線とか考えながら見てたわけじゃないけど普通に毎週ワクワク面白かったしな。というか、幾原監督の散りばめる伏線って、全てが収束して繋がってカタルシスっていう感覚じゃなく、散りばめられたそれぞれが意味を持つって感じの伏線であり布石であり、結末自体を解き明かすものじゃないんだよね。そしてたぶん相当性的w
氷の世界は陽水かなあ。やっぱりリンゴかw

輪るピングドラム 上

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