そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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それでも、生きてゆく#9「心はどこにある?」

http://www.fujitv.co.jp/ikiteyuku/index.html
脚本:坂元裕二 演出:永山耕三
 
なんかものすごい取っ組み合いの果てに、なんで自分の娘だったのかって聞いて「誰でもよかった」って言われちゃあねえ‥‥( ´∋`)ずっと聞きたかった答えがそれって、浮かばれなさすぎる。
というかその理由って、響子が短いスカートを履かせたからとか、洋貴が構ってやらなかったからとか、達彦が凧揚げについて行ってあげなかったからとか、そういう根拠や理由があることとどっちが良かったんだろう‥‥っていうね。
文哉が釣り堀に現れた理由もわからなきゃ、実家に戻ってきた理由も分かんね。洋貴にあって何を言いたかったのか。そして実家に戻ってもどうせ警察呼ばれることなんかわかってるだろうに。犯した罪をどう償うつもりだったのか、もしくはまったく罪だとも思ってないのかも分からない。大体双葉のせいってどういうことよ。お前だよ。
双葉の「あにがうちにいます。」っていう、一応句読点は入ってるけどひらがなのメールってのが結構効いてるせいか、のっぴきならない状況はすごく分かるんだけど、低いテンションの緊張感と、あとあまりにも文哉が普通にしてるせいでよく分かんなくなってくるよ。
しかも文哉って前に駿輔が見かけた時に気づいてたんだね。
まあそこで駿輔が声を掛けたからといってたぶん何か関係が好転してたとも思えないんだけど、どうかなあ?というか、あえてそれを言うのは文哉としても言い訳なのかなあ。見捨てられたからこうなった‥‥みたいな。人のせいにすれば楽だけど、文哉のいってることは相当子どもっぽいよなあ。
ただまあ、このドラマとしては、血が繋がってるからってことで双葉だけ連れていこうとしたり双葉や、三崎家の家族のことはまったく考えてないような文哉の言い分に共感も同情もできないってことだけど。
隆美さんへの「あなた料理上手いから時々思い出してました」ていう言い方がなんか、なんでそんな上から目線?って思ったし。迷惑かけてるのに。
でまあ、洋貴がやってきて文哉が逃げて、なんかあの文哉の感じって洋貴が言うようにホント「心がない」感じ。実家に戻ってきても何故戻ってきたのかまったく感じさせない風間くんの演技の賜物ですなー(^_^;)ほんと上手いなー
あーでもまた取っ組み合いだし、本当に大変そう。長回しの取っ組み合いなんてしんどそうだなあ‥‥とぼんやり思ったあのシーン。
そういう中で洋貴の手当をする双葉と、眉毛痒いとか、そこでホントに掻くかよというか(笑)またあのやり取りの「強弱的には」「強で」とか、たぶんいろんな意味でこの人たち似たもの同士な気がするよw
やたら食べるシーンが多いこのドラマで、食べてないけど双葉と洋貴が食べ物の話をするこのシーンが結構なごむけど、洋貴の好物が冷凍みかんって前に響子さんから聞いたよね、確か。
「何か、欲しいものありますか?なんか食べるものとか」
「いや、特に‥‥」
「私作ります」
「いや‥‥」
「や、何でも作れるんで。たいてい」
「冷凍みかん‥‥作れないすか」
「作れます。実力の100億分の一くらいで作れると思います。冷蔵庫に入れるだけなんで」
「冷蔵庫じゃダメですよ、冷凍庫ですよ」
「冷凍みかんは料理じゃないです、ほぼ素材です。‥‥なんか、おかゆとか作りますね」
しかしこの間のカラオケのジンジャーエール→ウーロン茶もそうだけど、なんで冷凍みかんっていってるのに冷蔵庫って言っちゃうのか双葉(^_^;)予想外すぎる(笑)
そして「深見さんにはナイフより冷凍みかんのほうが似合ってると思います」という一見間抜けなやり取りとか。
結局双葉は草間さんとこいって、文哉のやったことに打ちのめされて、一人で文哉を追っかけるつもりで洋貴のとこにこっそり本当に冷凍みかんを持ってくる‥‥しかも「 (`・ω・´) 」顔文字ありの冷凍みかん。この顔文字絶妙だよなー(笑)笑ったけど、代わりにナイフ持ってっちゃったし。なんかもう双葉にツラいことさせんなよ文哉っていうか‥‥( ´Д`)
でもってなんか地味に泣けた洋貴の留守電。
『あのう、深見ですけど。あのうこの前言ってたことなんすけど。人体模型の話。心の。あれ、僕思ったんすけど、あれから思ったんすけど、心は‥‥心って大好きだった人からもらうものだと思うんです。僕は亜希から心をもらいました。父から心をもらいました。母から心をもらいました。人を好きになるとその人から心をもらえすんですよね。それが心なんすよね。』
とその合間の双葉のメモ書き。
 深見さんへ
 ごめんなさい
 好きでした
というかやっぱりなんか食べてるんだよね。洋貴と会った日のメニュー。終わってたけど。しかもせっかく書いたメッセージで口拭いちゃうし!なんかいろんなことが予想外‥‥双葉カワイイなあ(なごむ〜)
『遠山さん。‥‥あなたからももらいました。ちゃんとあなたからもらったの、今、僕持ってます。だから、だからなんて言うか、復讐より大事なものがあるんじゃないかと思って。今思って‥‥。だから‥‥今からそっち行きます。』
なんかメモろうと思って繰り返し聴いてたらホント泣けるんだけど、なのに間に双葉のそれを挟むってのもだけど、笑っていいのか(いや笑うけど)なんなのか分かんないこの脚本と演出はスゴイよなあ。
ちゃんとふたりともお互い好きだって言ってるのに、何をどうしたら子の二人はくっつきますかね?どうやったらこの二人は幸せになりますか?
予想外に展開しそうな次を早く見返さないと!