そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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ドン★キホーテ#7「美少女は替え玉!?」

http://www.ntv.co.jp/dq/
脚本:根本ノンジ 演出:松永洋一
 
なんかざっくりとイイ話だったのはなんでだろう‥‥と見終わってから思う不思議なドラマ(笑)
このドラマの極道が「任侠ヘルパー」の極道よりもいわゆるファンタジー極道で、でもだからといって人情物でないのは明らかなんだけど、対比されてるのは「家族」、それも「擬似家族」だよな。だって児相ものだもんな。
家庭内で親と子の関係が壊れてるから児相の世話になる子がいるわけで、なのに血も涙もなさそうな極道がやってるのは濃い繋がりの擬似家族。鯖島と城田が入れ替わってるからソフトに見えるし、表面的には鯖島はバカだからゆるめのコメディに見えるけど、実際鯖島組とか極道のアイツら、結構厳しいことやってるはずなんだよな、たぶん。このドラマの上手さって、それを考えさせない上手さっていうか。
人情物でないから鯵沢はもとより鰯原の親分にしても鯖島にしても結構厳しいシノギをやってるはずだろうに、鰯原の親分と鯖島の関係を見てたらホントに心和む親子みたいな関係にしか見えないし。
親分の孫娘のことは結局解決はしてないんだけど、親分も別に死ぬわけじゃないからそこはよし。どうせそんな勘違いだと思ってたよ(笑)ベタすぎるw
だからあくまでもプチ家出の里奈ちゃんが家に戻るだけの話。というかいくら家出してタダで泊まらせてくれるからといっても、面倒くさくて小煩いんじゃ家にいるのと変わらねーてことだよな(笑)
そこら辺、説明はされてないんだけど見てればわかるというか、まあ相当”そういう話”感はあるものの、親の小言のありがたみがわからなくてプチっと家出をしたものの、親の目配せに気がついてなにか感じる所があった‥‥というだけの話だよね。
うるさいと思ってた小言にもちゃんと理由があることを知っただけというか、それをどうありがたいと思ったのか、知ったからといって反発しないとは限らないというか、このドラマはそういういろんな余地がある所がいいといえばいいんだけど(笑)
箸の持ち方がきれいだってのは食べ方がきれいだってことで、つまり親に愛情注がれてよく躾されてるいい子だってことだもんね。(里奈ちゃんちの場合)
それは自分ではあまり得なことはないかも知れないけど、他人から見たときに「良いご両親に育てられた」とそう思われることは決してマイナスじゃないんだよね。そういうとこの育ちの良さって簡単には身につかないし、子供の頃から言われてると意識してなくても身に付いてるもんで、それに気がつくちゃんとした他人からの評価としては全然変わってくるから、本当に大人になってだいぶ経ってから親に感謝ってケースというか。
つか、子供が見て気がつくと云うより、あの年頃の子供がいる親が見てそういう躾の大切さに気がつけっていうドラマだなあ(笑)むしろ親の親らしさや責任や義務を啓蒙みたいなw

鰯原の親分はいい人っぽいけど多分すごくヤバい極道だと思う‥‥にしても、それはこのドラマには関係ないからいいかな(苦笑)ただそういうところはちゃんと見てるというか、面倒見がいいというか度量が深いというか、どう考えても跡目は鯖島さんに継がせたがってると思うんだけどどうなんだろう?鯖島はバカだけど義理堅くて人を見る目はある(たぶん人情家ではない‥‥と思うんだけど、素の鯖島あんまり見てないからなあw←翔太がやる鯖島はたぶんちょっと違う)けど、ああいう連合の親分は‥‥どうなんだろ?無理じゃね?(笑)
兵藤の苦悩もずーっとチラ見せで引いてたけどやっとかw というか、客観的に見たら鯖島さんひどいよな。そりゃ実は中身自分の見た目城田だから便利に使ってるように見えるだけなんだろうけど、兵藤さんからしたら寂しいよなあ。まあ兄弟の証っても鯖島さん本人の口から伝えたわけじゃないってのがちょっとばかり引っかかるとこだけど、中身鯖島の城田も同席してたからいいか。普通に考えたら鯖島さんのやってることっていろいろ怪しいよ(笑)