そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

DOCTORS 最強の名医#4

http://www.tv-asahi.co.jp/doctors/index.html
脚本:福田靖 演出:猪原達三
 
見かけは手術シーンのない人情メインっぽい地味?な話だけど、やたら面白いなあ!
メインキャラがみんな完全にキャラが立ってるってのもあるけど、ゲストもやっぱりキャラ描写が際だってるよな。
今回の元エリートでホームレスな野々村さんと、エリートだけどドロップアウトしかかってる中学生の夏木俊くんの対比で話が展開するってのはよくありがちな手法だけど、ゲストの話も十分に面白かったし、それに絡めた先生たちの細かい描写も面白かった!
野々村さんの家族の話は当然の帰結だけど、俊くんは完全に人生の転機になったよなあ。むしろ子供に対してのそういう出会いの話としていい話だったように思うよ?
なんかもう脚本がベテラン仕事すぎる(笑)
 
話のほうも相変わらずの安定っぷり。(というかまだ4話目なんですがw)
俊くんは逃げじゃなくて本当に昆虫学者になりたいんだろうなあと思うんだけど、野々村さんの言うことは真理で、森山先生の言うことは世間的には事実だよな(笑)
その中であのエリート進学校・京明高校のお友達の差し入れのいい加減さがなんというか、うわーって感じ。あんな気が利かない奴らが医者とか超やめて欲しい(^_^;)
読み応えのないギャグマンガの2,4,5巻っていい加減すぎるチョイスといい、病院なのに物珍しさで大騒ぎとか、野々村さんでなくも怒鳴りたくなるけど、あれって野々村さんがOBでなかったら俊くん的にも説得力ないはずだよなー。
ただ大人からしたら、いい学校に入ってたって先のことなんか知れたもんじゃないってのはまったくそうなんだけど、いい気になってる子供からしたらわかんないのも無理ない話ってことで。たぶん俊くんの両親も。

そして製薬会社の渋谷さんのお世辞もアレだけど、皆川先生の褒め殺し、笑える!スゲーなあ皆川先生、しかもガッツポーズw それに乗せられていい気になる森山先生、単純バカ〜〜(笑)バカだけどなんか微笑ましいのは、たぶん森山先生のキャラか?というか一応ちゃんと腕前は確かなんだよな、性格に難有りなだけで(笑)
でもああいう性格や院長の甥っ子ってことをナースたちに陰口叩かれてるわけでもなさそうだし、それなりの地位はあるんだよなーと思うと余計に微笑ましいよ(笑)
まあでも、お話的にはこのまま競争から逃げるために人生を誤りそうだった俊くんに、『人生は人との競争だなんて思ってたから、俺はこうなったんだ』という野々村さんの言葉とか、他人と比べる必要はない、でも勉強はちゃんとしろ、将来かならず役に立つという正論は正論で言っといて、そのあとなにげにいろいろ考えた挙句の森山先生も同じことを言ってたってのが、いろんな意味で上手いというか。
野々村さんの家族のこともちゃんと事務長が文句言いながらも仕事してたお陰で(こういうとこがこのドラマのいいとこだよなw)息子さんが立会いに来てくれて良かった!奥さんがまだ許せないのは当然だとしても、息子と和解できて本当に良かった。ちょと泣けた。ホロリ (/_<)  でも奨学金もらってでも勉強したかったんならそれはそれでよしだよな。
というか、野々村さんは逃げたけど、野々村さんちの子育てはあんまり間違ってなかったってことだよね。そこら辺も、野々村さんの言ってることが正しということの証明になってるとか、ほんと、じっくり見れば見るほど上手いよなー。
しかもそこで終わるのかと思ったら、皆川先生の上手い褒め殺しでいい気になった森山先生の無駄な語りがwwww
まともなこと言ってるだけになんというか、肩透かしっぷりが微笑ましい!(笑)
この何の悪気もなく野々村さんに同じこと言われたという俊くんと、いいこと言ってる森山先生のキャラ描写の仕方が、たまりません!ホント最後まで楽しませてくれるなあ!(笑)
いい脚本と、それに見合った丁寧な演出がさすがこういうとこは手堅いよな、テレ朝。しかし差し入れの「東大最前線」って東大一直線のパロか?誰がこんなwww
 
次回の話がナースVSドクターらしいんだけど、ナースに暴言はいてるような相良先生とかどうしちゃたんだって感じだけど、もしかして相良先生が救急患者を受け入れすぎてナースが忙しくて手が足りない、でなきゃナースの怠慢だっていう、今回の相良先生と森山チームの対立の時にさらっと語られた話が伏線だったの?あれ、やりっぱだなあと思ったけど、そういう構成か!
なんかもう何もかも面白すぎる!