そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

私が恋愛できない理由(終)

http://www.fujitv.co.jp/wataren/
脚本:坂口理子山崎宇子 演出:石井祐介
 
なんだかんだ言ってずっと見てあけど、面白かったよ?
感想書くほどじゃなかったから取り立ててこっちに感想は書いてないけど、リアルタイムでつぶやいたりしながら結構面白く見てたというかね。その割に最後まで番組名覚えられないくらいだけど。「わた恋」とか言っときゃ良かったのかなw
怪物くん風にひとことで言えば「女子会サイコー!」的な感じ?(笑)
日本版「セックス・アンド・ザ・シティ」という触れ込み通り、よく考えたら恋愛サイクル早いし、悩みはするけど割り切りも早いし、恋愛ゲーム的な不誠実さじゃなくちゃんと向き合ってるけど妙にドライだったり、登場人物に共感はするけどあんまり入れ込み過ぎずに、客観的に楽しめて面白かったよ。まさにいい感じにSATC的。(昔SATCが流行ったときに真似したドラマはみんな日本風のドロドロドラマで、勘違い甚だしかったよなw)
まあ良い人が現れても(視聴者的に見ても好条件なのに)なんでか上手く行かなかったり、結局元さやかよと思いきやスッキリしたとこでやっぱり別れるとか、かと思えば重いドンくさ女が弄ばれて、フラっと入ったレストランのオーナーシェフが妙齢の寡黙系ワイルド子持ちイケメン、だけど奥さん死別というおいしい物件だったりとか、不倫はしないと言いつつ営業で寝ちゃったりする割に本命は結局純情プラトニックとか、ベタなようでベタでないとこが良かったし。
話自体もこれまでの非現つ的なトンデモ話の月9と比べたらよく出来てるというか、ネタがテンポよくてストーリー的にも伏線や布石をきっちり張ってきっちり回収、演出では上手いこと不自然やご都合にならないギリギリでサラっと見せててバランス良かったしね。
あとやっぱこれが上手かったのは、メインの3人を同じ高校の演劇部の先輩後輩にしたとこだと思うんだよね。
演劇部独特の(想像だけど)文化系&体育会系ノリと結束、なんだかんだいってもあの3人の身の上に振りかかるドラマ的な展開が舞台的というか、それぞれが主役的な感じと、全体にはなんかいいこともあれば悪いこともあるよね、でも親友がいれば私達大丈夫!って風にまとまってて好感持てた感じ。オレ的には。
ガールズトークはそんなにたくさんあったわけじゃなかったけど、でも何となくドラマ自体がガールズトークで出来てるような深刻さがあまりないとこがいいと云うか、やっぱり結局「女子会サイコー!」ってな話の気がする(笑)いああ女子会。ああうメンツならね!って、そうか、あそこに混ざりたい!っていう目線で見てるのが良かったのかな。SATCもそうだけど。あとああいう一軒家でちょっとだけ期間限定で同居な設定ってのも超ウラヤマだよ!羨ましさ度合いがささやかだけどギリギリあるかも知れないくらいがいいのかな。
キャストも意外性あってよかったよ。楽しいドラマだった。
あとどっかでちらっと最終回は生放送があるって聞いた気がしてたけど、最後の5分くらいだっけ、東京タワーを見ながらガールズトークってのが、引越し後の設定になるのが気が利いてるし、藤井の仕事と東京タワーのライトアップで引っかけてるのが気が利いてるしで、なんか上手いこと終わったなって思った。そういや安室のライブとかTGCとかも藤井の仕事がライティング屋だってことで劇中で上手く使ってたし、往年の月9のような華やかさもあったよね。
安室ちゃんの主題歌も良かったし、やっぱりスカイツリーよりも東京タワーのほうがロマンチックな気はするなーと改めてw 恋愛物の締めとして東京タワーはいいよな!