そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ランナウェイ〜愛する君のために(終)

http://www.tbs.co.jp/runaway2011/
脚本:羽原大介 演出:山本剛義
 
これもほぼリアルタイムで見てたドラマ。
今期って感想書かないけどリアルタイムで見るドラマが多かったような気がするなー。つまらないわけじゃなくむしろ楽しんで見てたんだけど、見てて普通に面白いから特に書くことないと云うかね。ツイッターでつぶいて気が済む程度の感想というか(笑)
割りとベタな展開が多いんだけど、ステレオタイプなストーリーかといえばそういうわけでもなく、毎回突っ込みどころは多いけどハラハラドキドキ楽しく彼らdatsugoku4の逃亡生活を見守ってたって感じ(笑)そういう意味ではとても楽しめたし、面白かったよ。
ちゃんと最後までロードムービー的な逃亡劇(たとえそれがかなりご都合な逃げっぷりだとしてもw)だったしね。タイアップじゃなくこんなに移動するドラマって、珍しいよね。
あとまあなんとなく福岡県警の鬼束刑事(嶋田久作)は味方になるんじゃないかなーとは思ってたけど、それも予想通りで、むしろハリソン・フォードの「逃亡者」におけるトミー・リー・ジョーンズの捜査官そのまんまっぽい役どころ(顔も強面だし)なのがよかった。
今的なネタでさくら姐さんの児童虐待ネタとか、パンダのIT的なフォローとかツイッターネタとか盛り込んでたのも意外に使い方が面白かったし上手く使ってたと思う。
でもって最終回。
今回やっと1話の冒頭の状況になって、その後の展開は?というオーソドックスだけどハラハラ展開。細かいとこはいいや、アタルが濡れ衣かぶった事件のネタバラシして乾くんが黒幕だったってのがわかったとこからは、話的にはおいおいそんなことかよ!って話でしかも結局乾一人の犯行だったってことで、いくら実は副総鑑の息子でしたーっていうおまけが付いてたとしても、まあ若干拍子抜けって気はするけど、意外性とでとんとんかな。
あとは前回の展開でまさかのリュウさん死亡なの?どうしてそこで救急車呼ばないの?と思ってハラハラしてたんだけど、どうやらリュウさんは本当に死んじゃったのね…ああ‥‥( ´Д`)
確かにさ、いくら無実とはいえリュウさんの場合ホンマもんの組関係だから、生きてる限り奴らに付け狙われてそのうち落とし前取らされ若狭湾に沈められるのがオチだったとは思うから、この展開はある意味リュウさん的にはベストの最後だよなー。まあ仕方ない。
それよりもアタルが罪を被る羽目になった大元の黒幕がまさかの乾くんとか!(笑)
河原でアタルを逃した時にちょっと妙だなーとは思ったんだよな。本当に親友だったらそこで捕まえていいはずなのに、逆に逃がすって。そしてやっぱり千葉くんは黒い悪役キャラ!彼の使い所としておいしすぎる!TBSさんはなんてわかってるんでしょう(笑)顔はカワイイのに悪役、しかもわけのわからない逆恨みとか普通の状態で頭オカシイ役って、さすが!(笑)最後にかなりおいしい役だったなーw 千葉くんの悪役いいよな!そして刑事だとちょっと微妙?と思ったけど回想シーンが普通にカワイクてほっとしたw
菅田くんもなんだかんだいってああいう頭いい、若干やなヤツキャラだってのもよくわかってるしなー(笑)ちょっと目をかけてる若手俳優が、きっちりおいしく使ってもらえるってホントありがたいですよ。
まあ多少市原くんの演技が暑苦しくてウザいって気はするんだけど、あれくらいのテンションじゃないとそれはそれでつまんなかった気もするからいい味付けでしたと。イッチーってなんかROOKIES以降、妙に芝居がくどくなった気がするんだよなー。もうちょっと普通でもいいと思うんだけどなー。
あとサクラ姐さんはちょっとアレすぎてそれも過剰というか‥‥(苦笑)いやまああの4人に混ざるならあれくらいのキャラは必要か。逆にだから最後のYouTubeの動画で千春ちゃんへの寄付を訴えるのがちょっと胸に迫ったというか。あと本当のお父さんの誘いを断って、児童養護施設に残るっていった時とか健気すぎて泣けそうだったよ。やっぱり微妙に可愛げない生意気姐御キャラだからこそ健気さ際立つし泣けるというねw
塚本はいつも通りの塚本だし、上田くんもああいうチャラ男と云うよりおバカキャラハマり過ぎだし、決していいやつなキャラじゃない奴らがそれでも最後はアタルに‥‥っていうのがじっくり描かれてたし、展開はご都合でもそこら辺をちゃんと押えてたってのが面白かったってことかなあ。結局はアイツらのそういう掛け合いとか関係性を見る話だし。
みんなそれなりに報われたラストで良かったなーと思ったってのはやっぱり逃亡劇が楽しかったからだと思う。あの半キチの乾が本当に1億5千万燃やしちゃったこと以外は良かったかなと。ほんとにもう信じられないよなーお金燃やすとかー。まあどうせ警察に没収されるだろうからアイツらの手元には戻ってこないだろうけど、マジ正気じゃないよ、バカー! (>_<)
あーそだ、ちょっとムカツクのが由紀とその家族だよ。娘可愛さにしてもちょっと酷いよなー。あれはなんか共感できん。というか、逆恨みとはいっても結局狙われてたのはあんたらの娘で、それをかばったアタルに、知らないならともかく知ってからはもうちょっとなんとか言いようがあるだろっていうか。そこら辺がなんかいろいろモヤッとしたってのはあるなー。アタルの必死さ以外に彼らにあんまり同情する気になれなかった‥‥ってのはあったしな(^_^;)
やーでも普通に面白かったってか、基本的にはこういうのは好きだな。話はアレだけど彼らの結束がちゃんと描かれてたから満足でした。地方ロケばかりってのも意欲的だったしね。大変だったろうになあ。とにかくお疲れ様でした!