そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

13歳のハローワーク#2

http://www.tv-asahi.co.jp/13sai/
脚本:大石哲也 演出:塚本連平
 
話は前回より筋通ってたけど、やっぱり鉄平が微妙にバカで、ドラマ自体はいろいろ微妙だなあ。
ただ今回はバブル当時、華やかな女子の憧れの職業No.1のスチュワーデスと、3K職場の看護婦(バブル期なのでこっちの呼び方)の仕事の対比にはなってたし、鉄平が言ったセリフで今の若槻が仕事にやりがいを得ることができたというオチだったのは良かった。まさか若槻も合コンで見栄張ってたとは思わなかったしなー。
それと若槻の母親(石田ひかり)が言った、「自分のことを嫌うのはいいけど、看護婦の仕事をバカにするのは許せない(ウロ覚)」かなあ。他人からどう見えようと、どんな仕事にもやりがいがあると思えばあるわけだし、そういうことを見つけることが出来るかどうかが人生においての仕事をする意味になるってことだよな。
バブル描写は少なめだからあの当時のバブルの状況がどれくらい伝わるのかはわからないんだけど、少なくともあの時社会人だった高野清文や真野翔子にとってはまだバブルの恩恵は受けられたはずだから、当時13歳の中学生だった鉄平がバブルの恩恵をほとんど受けられないまま大人になってしまったゆえに当時のバブルにダメ出しをする‥‥というのはわかるんだけど、実際はそうじゃなかったと思うよ?
まあ中学生に堅実な職業案内をするという意味では正しいんだけど、バブルを目の当たりにしてた一部の人間(当時少なくとも社会人で都会に住んでた人)からするともうちょっといけるんじゃね?とは思う。スッチー合コンも別に付け上がってはない‥‥と思う。(いいけど長澤奈央のスッチーって!)価値がある時にうまいことやった人たち、たくさんいると思うし。実際バブル時代はいろいろ楽しそうでいいよなw 
ただスチュワーデスたちのいう苦労が彼女らの待遇と見合ってるかというとそうでもないとは思うけど、嫌な事を我慢して高給をもらう方がいいか、つらい仕事でも自分的にやりがいがある方がいいかって話でしかないともうな。
なんだかんだいっても人は能力に見合った職業を選ぶし、それしか選べないってこともあるわけで、鉄平たちの世代が就職氷河期だったってのはたまたまそういう時代ってだけだと思うから(たまたまってのも酷いけどね)、望んでもどうにもならないこともあるてことなんだよな。バブルで失敗したかどうかってのも、要はそれが弾けたことに気がついたかどうかって話だからねえ。
しかしこれはつまり「スチュワーデス」という名称が「CA=キャビンアテンダント」という夢も何もない実際的な名称に変わったから、スッチーのバブルが終わった‥‥とも言えるんじゃないかなあと思ったけどさ。
実際のところ、若槻さんたち中学生が「世界中を飛び回って華やかそうだからスチュワーデスになりたい」とか、テッペイが「そのスチュワーデスにモテるから(スッチーでなくてもアナウンサーでも何でも良しw)パイロットになりたい!」っていうのは間違ってないんじゃないかと思うけどな。
現状がわかってなくて夢があるから英語を身につけようとか、パイロットみたいな難関にチャレンジしようと、頑張って勉強したり技術を身につけたりするわけだし。自分の可能性を信じて努力できるって、健全な社会だと思うなあ。今なんて苦労しても実りが少ないから努力しなくなってんじゃないかと思うし。
つーかテッペイがダメなのは何もかもが中途半端で諦めやすいからだっていう性格的な問題だと思うよ?(^_^;)実際、何事もソツなくこなせて余裕のあるヤング高野のほうが、大人の鉄平より出来良くて、最終的に偉くなってるじゃん(苦笑)
てことで東社長の「ミック・ジャガーに会いたい」もどこが話に絡んでるのかよくわからなかったよ。あの二人を看護師として潜入させることができるくらいなら金にあかせて看護婦を買収して‥‥ってできるだろうに。なんでドラマとしてはいろんなエピが中途半端なんだろ?
一応目下のところの興味は、翔子ちゃんと東社長が2012年現在どうなってるのかってとこかなあ。特に翔子ちゃんはどうなってるのか、まあそこはドラマの最後のオチだろうけど、ちょっと気になるな。案外高野管理官の奥さん‥‥ってこともあるんじゃないかと思ってるけどw

久しぶりの石田ひかりが看護婦ってのもなんかすごく既視感ある気がするし、そういや松岡は看護師役やったよな?(ナースマン)白衣が妙に様になりすぎw
確かに1990年では男性看護師はまだ珍しかった気がするよ。だから女性の負担も大きかったんだよな。
あとまあどうでもいいんだが、モブで歩いてる人の青とか紫とかありえない色したソフトスーツが懐かしすぎてダセエwwww 今どころか、当時だってものすごくダサかったぞ?なんでアンナの流行ってたんだろ(笑)
そして街中のポスターやテレビ局の視聴率張り紙(の番組もじりタイトルwww)とかがやたら凝ってて拘ってるというお遊びがなんか微笑ましいよ。「家政夫のミタ 40%」って、あの頃は40%もわりとありがちだったよなあ‥‥って意味でも(苦笑)
そういや相方が(半ばリタイヤ、先週見てない)これって結局ショーケンの「傷だらけの天使」じゃないかって言ってたけどどうなんだろ。(オレはあんまりよく知りませんが)ヤング高野が鉄平のことを兄貴と呼んだり、毎回社長に用事を言いつけられて探偵まがいのことをしたり‥‥ってとこがそれっぽいとか?
それはともかく、次回の職業は漫画家〜?( ゚ A ゚;)