そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ラッキーセブン#3

http://www.fujitv.co.jp/lucky-seven/
脚本:野木亜紀子 演出:平野眞
 
今回、大泉洋メイン回‥‥のはず。そうは見えなかったけど。
それはともかくアクションがない!
別にお話的にがっつりアクションが入ってなくてもいいんだけど、ワンシーンでもいいからせっかくのアクション監督にお仕事をさせてあげる機会を作ってあげてくださいよ‥‥( ´Д`)
1,2話目をみた視聴者的には、たった2分くらいでも「おお、(瑛太)スゲェ!」ってシーンがあれば満足なんだから‥‥と思わざるを得ませんよ。
話は普通。展開はちょっと捻っててなんかいい話でまとめてるけど、それってアリなのっていう微妙な展開。むしろこのドラマ見てる人は、そういうのはあまり望んでないんじゃないかって気がするんだけどさあ。
言っちゃなんだけど、ものすごく面白い話だったならともかく、どんな凝った展開だろうがこの程度の話なら、見終わったあとは「なんとなくいい話だったなー」で終わっちゃうんだし、それなら「今回も瑛太松潤のアクションすごかったねー!」で終わるほうがいいと思うんだけどなあ。
というか、はっきり言ってあの弥生ちゃん(畠山紬)って子が結構ムカつくし(子役が上手いだけに余計に)、ああいう子供を育てちゃうお母さんの紗江さん(紺野まひる)の育て方とか性格に問題ありなんじゃね?って感じる時点で、ないと思うんだよねー。せっかくの松嶋菜々子の所長のキャラも、あんな程度かっていうね。
なんかキャラの細かいディテールは凝ってる割に大筋が微妙というか、結局最後、警察はワケありで詐欺師になっちゃってる(っていう描写だよな)女を逮捕するしかないけど、探偵ならそのワケの部分を汲み取って、丸く収めることができる‥‥って話が結論みたいだけど、そんなわけねーじゃん。大体被害者ってあの依頼人の男性だけじゃないでしょ。立件できないとしてもさあ。何人もの男を騙して細かく貢がせてんじゃん。
それがこのドラマの事件解決の前提だったとしたら、それはどうかと思うよ?少なくともマンガやラノベなら成り立つかもしれないけど、実写ドラマでは成り立たないと思う。そういう意味ですごく漫画的。でもドラマで漫画的ってのは諸刃の剣だよなー。
せめてもうちょっと全体にリアリティがあって、それでも成り立つように見せかけてるんならだけど、なんか全体に詰めも甘いし、イマイチだなあ。とにかくドラマ的に、この紗江さんってなんか不愉快だなあ‥‥と感じたらダメじゃないかと思うよ。実は‥‥で明かされる事情にまったく同情できないのはちょっと。所長が言うように理解しても、あまり同情できない。バカじゃん。
あとお金が必要だとか言ってる割に持ってるバッグがサンローランって時点ではぁ?って思うんだけど。え、ナンチャッテモンじゃないよね?
脚本のレベルの問題もあるし、あの探偵事務所のリアリティの立ち位置の問題でもあるから、企画の問題ともいえるよ?せめてもうちょっと何とか、その程度のお話でもドラマが成り立つくらい、インパクトのあるネタを。
そして必ずアクションは入れてください。2話みたいなわかりにくい荒事の立ち回りシーンじゃなく、ほんの短い取っ組み合い程度のシーンでいいから、おおっと思うようなのを。わかってなさすぎ。