そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

平清盛#6「西海の海賊王」

http://www9.nhk.or.jp/kiyomori/
脚本:藤本有紀 演出:柴田岳志
 
前回微笑ましくお子様野郎たちだった清盛・義朝・義清の3人トリオ、今週は義清が璋子の侍女(りょう)とよろしくやって、義朝が未来の嫁(田中麗奈)に出会ってる時に、このドラマの主人公である清盛くんは海賊王に出会ってワクワクしてたよ!(笑)どんだけ子供だw いや子供ってこいつら、まだ15,6だから今なら子供だけど!ルフィ@ワンピース だって17歳だ!(笑)
義朝の「醜い女子」発言は、ああいうタイプにはきっと効くんだよな(笑)武士の男子に対して侮って格下扱いしてても、そこで本当に賢ければ鼻っ柱へしおられた状態ってことで逆に気になるというトレンディドラマかっていう展開というか。さすが玉木(笑)
というか、まるっきり反論の余地なく義朝さんの言うことが正義(笑)本人はともかくお父上が恥じかくよな、初対面の客人に無礼な口を聞く娘って。
そして璋子さんは空っぽだと。
まあそりゃ、美貌があって寵愛も受けてて自分の望むことはすべて叶うような環境で育って来たら、何も欲しいものはないし人と自分を比べてどうこうってこともないよな。そりゃコンプレックスも不満もないんだから新しい妾にも親切だよなー。だからこそ多くのそうでない人、得子さんとかからしたら何もしてなくても癇に障るんだろうっていうね。
ままならない自分の立場を何とかしたくてハングリー精神で生きてる通憲や清盛との対比なのか、鷹揚な貴族さんの象徴なのか。まあこれもある意味バケモノだけど。
そして西海で海賊討伐に参加してる清盛くんは。
つーか、清盛くんは兎丸(加藤浩次)の「俺は海賊王になる!」に超さんせー!ってやつだよな。しかし兎丸はモンキー・D・ルフィ@ワンピースではない(笑)いやそれよりもお前そこに何しに行ったのか思い出せバカ!だよ。なんで意気投合してるんだよ(笑)
兎丸が父親の朧月を殺されたといって平氏の忠盛に恨みを持つのは当然だけど、それをして「自分はお前のせいで本当のことを知って父を失ったも同然、自分探しで迷って荒れてたのはお前のせい」と主張する清盛はメチャクチャ過ぎる(^_^;)
まあ百歩譲って、「誰の子か」ってことが特に重要なあの時代からしたら、それって父親が死ぬのと同じくらいの一大事だろうってのはよくわかるけど。高階通憲が語った生い立ちがまさにそうだし。子供の頃に事情あって他家に養子にもらわれたら、どんなに優秀で血統が良くてもそこで人生設計すべて台なしってある意味酷いよな。
でも感情的にはそれいっしょにするか?って話だよなー(苦笑)まさに清盛くん、DQN(笑)
あ、そういや今頃気がついたけど兎丸の子供時代ってやっぱりまえだまえだの片割れだったんだな。清盛そっくしってことに何か理由が?(笑)将来的に兄弟のようになるってこと?鱸丸は知的な兄貴分だったけど、兎丸と清盛はやっぱりガキ同士なのかも(^_^;)海賊王ってなー(笑)
しかし自称海賊王の兎丸のいう「義と悪」の理屈は別に間違ってもないよな。
通憲が言ってた通り、海賊たちがそもそも貴族の贅沢のための年貢で食い詰めて仕方なく盗人行為をやってる村人や漁師ってことなら、悪いのは貴族であり朝廷だってことは言えるし。つまり正義ってのは強い立場の人間が楽でいい暮らしをするために押し付けてるものだってことになるけど、清盛はそういう世の中の仕組み自体がおかしいって言ってるんだから、海賊と意気投合するのもまあわからんでもない‥‥のでそれはいい。大体清盛は朝廷=王家が好きじゃないんだし。
だけど、清盛と兎丸の対決はまるきり暴走族かチンピラのケンカです。なんという少年マンガ展開!(笑)
朝廷が国家ならその犬である忠盛たち平氏の真っ当な大人一族は国家権力に与する警察組織で、そうすっと清盛は警視総監のドラ息子ってとこか。警察のお偉いさんの親父に反抗して不良になって、チンピラ仲間とつるんで大暴れ、同じ境遇の番長と対決して意気投合、俺はこの国を変えるぜ!と宣言←イマココw むしろ「俺の空」か?(笑)
まあ清盛が勝手に反発してたにしても、居場所もなかった一族の中で、その一族が助けに来てくれたことで平清盛としての自分の存在価値を確認し、確固たる自分を確立したのは良かったねーってことですよ。清盛は大人になった!
通憲に宋の国では優秀な人間は上にいけるというチャイニーズドリームを聞かされ、貴族支配で閉塞したこの国を変えてやるぜーという決意は大いに支持したいよ!
‥‥と思ったけど、それが「俺は海賊王になる!」かよ(笑)清盛、さっき俺は武士だって言ったじゃん。武士は海賊じゃないよー(笑)貴族のご子息とは思えない発言のドリーム度合いもまさにDQNが夢見るにふさわしい(笑)通りすがりの時子さんが「なにあれ?」っていうのはまったくその通りかとw
と思ったら、次回でもう嫁取りかー!
 
予算のかなりの部分をつぎ込んだらしい唐船はスゴイな!本当に海に浮かんでる船だよ! (*゚∀゚)=3 ムッハー 龍馬伝のCG黒船とは大違いw
そこで白兵戦、やっぱり本物はいいもんですなーって感じだけど、今回はあまりにもコーンスターチやりすぎ。埃っぽいのは本当だろうけど、埃っぽければリアルっぽいってわけでもないだろよ。ただでさえ船内の狭いとこでのアクションなんだから、もうちょっと何やってるかわかってもいいんじゃね?何が何やら。そして兎丸の鼻血があまりにも色といい汚れ具合といい本物すぎる(笑)
あと唐人の春夜と桃李、(特撮的クラスタなら松坂桃李!と思うところですが←ちなみに本名です)李白の「春夜、桃李の園に宴するの序」から名前を取るとか宋の人は風流ですなあ。もしかして結構学のあるいいとこのお家の人たちかしら?
 
更にどうでもいい話ですが、日曜日のNHK_PRさんの大河前後のつぶやきがカオスすぎて意味がわかりません(笑)
「大河の清盛」から「Mr.キヨモリ・タイガー」ときて、プラス兎丸でタイガー&バニ‥‥げふんげふんとか自由すぎ。さすがオタクの聖地NHK(笑)
結局「俺は海賊王になる!」のはタイガー・D・キヨモリ。広報さんが言ってるんだから、公式にワ○ピースだよなー(苦笑)