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家族八景 Nanase,Telepathy Girl's Ballad #9「芝生は緑〜市川家編〜」

http://kazokuhakkei.jp/ http://www.mbs.jp/kazokuhakkei/
脚本:上田誠 演出:堤幸彦
 
久しぶりに面白かったw
と思ったら脚本がヨーロッパ企画上田誠で、演出は戻ってきた堤監督。そして2話続き。
こんな話だったっけと思って一応原作を確認したけど、七瀬が最初は高木家にいて、理由は同じだけど市川家に短期で出向くっていう話だった。それくらいかなあ、たぶん。まあオチがどうなるかは後編に期待‥‥だけど。
今回は市川家ではむちゃーっとしたデブ着ぐるみ(というかたぶんデブのつもり?)、高木家が顔デカ。
七瀬が読もうとしなかったからか、それともこのドラマのオリジナルの設定の「その家の空気や雰囲気による見え方」のせいか、それぞれの家の中でしか心は読まない(のか読めない)という描写が。まあ微妙だけどそういう設定ならね。
市川家の旦那様の西村和彦がはっちゃけ過ぎてておかしかったわー(笑)あの人やっぱ変w
あとやっぱ今回はマンションだからか、今までの一戸建て(あれ一般の民家借りてんだってね)の「いつの時代?」感がなくて、普通に今の家庭っぽかった。そのせいもあっていつもとちょっと雰囲気も違うね。
なんとなく〜だけど、この話の結末を知ってると、今までの一見普通を装ってるけど実は全然普通じゃない、むしろ家族の自我とでも謂うべき「家」そのものに縛られて自分たちがオカシイことに気がついてなかったご家庭の人たちと違って、お隣さんがいる現代的なマンションの一室というのはそういう土地縛りみたいなものがない分軽くて、住んでる住人も軽いというふうを装ってるけど、実は倫理観や道徳観に縛られた超えられない一線を、当たり前のように律儀に守っているということが対比としてはちょっと面白いし、だから最終回に持ってきたのかなと思ったり。
まあその頑なな「守らなきゃいけない」ということで余計にあらぬ行き過ぎ妄想をふくらませるという、ある意味まっとうで健全なおかしさや変さが繰り広げられてるということだけど。
そしてそれを知って「火をつけてやれ」と思う七瀬はオレたちだw 誰だってそう思うよなあ?あの4人が鉢合わせしたらどうなるのか、修羅場楽しいだろうなあとw
キャストも市川家の西村和彦星野真里と高木家の大河内浩&野波麻帆というミスマッチさが、これはこれでありだと思えるし、想い合ってるとおりに組み替えたほうが見た目的には落ち着くかなあということも含めて、やっぱりキャスティングは抜群に上手いなあw
後編どうなるのかなー(笑)