そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ダーク・シャドウ

http://wwws.warnerbros.co.jp/darkshadows/index.html
監督:ティム・バートン 脚本:セス・グラハム=スミス

 
なんか、良くも悪くもいつものティム・バートン映画って感じだったー。
面白くなくはないけど、TVで流してる宣伝CMの「魔女を振ったせいでバンパイアにされて、200年経って蘇ったら子孫は落ちぶれてた‥‥」というキャッチコピーから想像するような、ちょっとズレたご先祖様の奮闘記を想像してたらちょっと違ったというか‥‥(^_^;)舞台が1970年代ってのもそういう意味では中途半端なんだよな。リメイク元のドラマもあんまりよく知らないけど。
もうちょっとコメディ要素があれば面白いんだろうけど、あんまりそういう意味で笑えるわけでもなく、全体にやってることがダークだから家族愛のいい話を展開しててもスッキリしないし、終わりもなんとなく中途半端かなあ。
まあ、魔女の方も目的が愛のためじゃなく相手を所有したいから‥‥ってのをはっきり言ってるのはまだマシか。言わなかったらなんで反発しあってるのかもわかんないしな。
クライマックスの主人公・バーナバスと魔女のアンジェリークの対決はなんだか「永遠に美しく」をちょっと思い出したというかなんというか、そういう感じのオーソドックスさ。ある意味古い。今よくこういうものを真っ正直にやったなあと思えるくらいには。
つか、オレが最近バトルシップとかシャーロック・ホームズとかみたいなものばっか見てたからか?ティム・バートンぽいといってもそういうファンタジックさは少ないし、そもそもオチそのままってか魔女の身勝手な愛情を糾弾してるにしても(バーナバスは完全に被害者だし)ドタバタ部分も少ないからテーマ的な意味での言いたいこともはっきりしないというか。
それにバーナバスも悪い人ではないけど人を殺してるのは確かだし、そういう意味でクリアーでないってのも2012年の今的にはいろいろ微妙という感じかなあ。どうせリメイクするならなんで今現在2012年に蘇ったことにしなかったのかなあ?
ジョニー・デップは相変わらずの怪演っぷりで、本当に顔だけ見てたら誰だかわかんないのはスゴいんだよなw 今回ちょっとがっちりめの、本当に18世紀の移民の富豪紳士に見えるし(笑)
まあ、とても漫画チックって意味ではよくできてるし、それなり面白いかな。でも見終わって何も残らないよw あとやっぱ、若干説明不足かなあ。いろいろちょっともったいない気はする。でももうちょっと何とかしたら何とかなったような気もしないんだよなー。自分的には久しぶりに見て何も残らなかった映画。ティム・バートンもそろそろダメかなあー‥‥と言っても、じゃあ何が良かったんだって言われたら、「ビートル・ジュース」や「ナイトメアー〜」「シザー・ハンズ」くらいまでは良かったなあーってとこになっちゃうんだけど!(^_^;)