そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ハンチョウ〜警視庁安積班〜#9

http://www.tbs.co.jp/hancho/
脚本:いとう斗士八 演出:武藤淳
 
これは反則やろ(^_^;)
他人の命と自分の子供の命、奥さんと子供の命、どっちが大切かどっちを助けるのかっていうよくある問いだけど、それを考えるよりも何よりも、亡くなった秋葉悠馬くんの12歳とは思えない諦めの境地の遺書(遺書だよなあ)に泣けって話だよ。いや泣くけど。
てか病気の12歳の子供に、今まで生きてこられただけでもありがたい、これで死んでも今までみんなが気にかけてくれたことは嬉しかったし忘れない‥‥とか言わせちゃいかんよなあー。それはいかん。ドラマとしては反則すぎる(苦笑)
でも一見感動話だが、悠馬くんが亡くなったことに神坂先生が責任を感じて、言い訳になると思って公開しなかったっていうその悠馬くんのボイスメモだけど、たぶん神坂先生が感じてたような意味でのそういう内容じゃないし、これを聞いてたらお母さんが自殺することもなかったろうし、お父さんが鶴来院長を恨んで殺すことも、神坂先生を殺そうとすることもなかっただろうし、弟さんが脅しの電話をかけたり神坂先生の奥さんと子供を誘拐することもなかったと思うんだよなあ。
そういう意味では本人も刺されはしたけど死ななかったし奥さんと子供も無事だったからいうけど、自業自得、自分の責任を重大に考えすぎて遺族の心情を察しなかった神坂先生にはあるんじゃないかと思う。もちろん劇中でそんなことは突っ込んでないのでオレがそう思ったってだけですが。
結果、復讐だったと言うにしてもお父さんは殺人罪、弟さんは誘拐罪もろもろってことで、救われないよなあ‥‥呑気に富士山をバックに話〆てる場合じゃないよ、係長〜
まあ医者としては(刑事としてもだろうけど)、どちらか一人しか助けられないという前提自体がおかしい、どちらも助けようと努力するのが当たり前ってのは確かにそうだけど。
それにしたって、やっぱり遺言のボイスメモはさっさと遺族さんたちに聞かせて上げて欲しかったよ。そこは反省しとこうよ神坂先生も‥‥ ( ´∋`)