そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

リッチマン、プアウーマン#5

http://www.fujitv.co.jp/richman-poorwoman/index.html
脚本:安達奈緒子 演出:西浦正記
 
グリンカッコエエ〜〜〜!素晴らしくカッコイイ自身に満ちたプレゼン!ホレる!いや、現実的に日向徹がいたらオレきっと信者になる!(笑)澤木千尋改め(OPテロップも変わってたけど公式がまだ変わってないよ!)夏井真琴の気持ちはよく分かるよ!カッコイイよな、なんか手助けしたいと思うよな!あの会社のほとんどの社員がみんなそうなんだろうけど。たぶんあのポーッと感動してる真琴は社員みんなが通った道!でも株主たちには伝わらない (>_<)
んでもって、なんかわかんないけど工業デザイナーの青山誠人(片岡鶴太郎)のドキュメンタリー映像まできっちり作るここのスタッフのやる気よ(笑)ホントにこんな人が居るのかと思うよw
あ、一応気になったんでボールペンの逸話は調べてみたけど、透明軸でノック式というデザインを考えたのは特にこれといってはなかったですよ。現実の誰かをモデルにしたのかと思ったけど今までそんな話も聞いたことなかったしな。まあ何かこういうネタをやることで問題があるわけじゃなきゃいいや、身近なものだけにちょっと引っかかったんだけど。 *1
 
お話的には真琴が「マコト会」でたまたまやり取りのあったデザイナーが青山誠人ってことで、また名前ネタなのかと思ったけど前回まで偽名を使ってたヒロインという前代未聞な設定を考えると、あえてここで本名を印象付けるようなエピ持ってくるのはむしろ構成として上手いってことに気がついた次第。真琴の名前が読み自体は男女どちらでも使えるというのもポイントだよな。上手いなあ。
それで田舎でのインターネット販売ネタだけど、それをやってるから運用実験に選んだんだろうけど、だからといって村人みんながITに長けてるってわけじゃないし、有名人のリタイヤ事業が必ずしも土地の人間たちに受け入れられてるわけじゃないっていう、インフラ的なもの以外でのネタもちゃんと仕込んでて見せてくるようなこのドラマの細かいとこがやっぱり好み。
そりゃトマト1個50円で出荷しなきゃいけない田舎の他の農家からしたらITとか関係ない話だよなー。地域還元も必要よね、ブランド化してその土地自体のトマトの価値を上げるとかならともかく。まあそれはまた別の話だが。
でもそのせいでたぶんITにいい印象持ってないってのはありそう。というかあの村は年寄りしか住んでないのか?
日向と真琴の方の話は困難に立ち向かう心得とか失敗をモチベーションに変える気持ちの切り替えとかあって、日向のひらめきでインターフェースの変更とくるとは‥‥みたいな。実現できるかどうかはともかく、ちゃんと展開の正解があるってストレスたまらなくていいな。一旦プロジェクトから外された細木さんがサポートをかってでるってのも、契約更新ネタの回の話がちゃんと生きてるし。
そして真琴の日向への思いがとにかく「支えてあげたい」という、前にも言ってた「弱いところがある日向徹のほうが好き」っていうのを引っ張ってる流れで、曜子の「同じセンスを持ってて気が合う」ってのと朝比奈の「クールで仕事が出来る日向を認めてる」っての対比だよな。

そして朝比奈さんは、まさかの裏切り‥‥と思わせといてやっぱり裏切ってなかった、悪いのは遠野(綾野剛)の逆恨みじゃんと思わせといて、実はその遠野の恨み自体も計画にいれて利用した、ある意味会社乗っ取り計画の株式取得とか!しかも山上さん(佐野史郎)もある程度かんでんじゃんという、造反じゃなくリコールに近いことになるんじゃねっていう‥‥ まあ綾野剛が真っ当な良いキャラのわけないと思ってたけど、単純な嫌がらせのネタを朝比奈が利用したってのは話としても上手いし周到だなあ。
というか、そもそも遠野が初期のN社に出資してたってのは初耳ですよ?こないだのクビ切りみたいなのならわからんでもないんだけど、出資者を切ったとなると話は別だよなあ。彼はいつ仲間になったんだろ?
ここら辺、パーソナルファイルの話は日向と真琴で動かしといて、でも曜子を含めた恋愛ネタは入れてはいるけど恋愛よりも大事な会社の話ってのはちゃんと並行して進めとくっていう展開はドラマとしてスゴい面白いんですけど。
群像の恋愛メインで会社のお仕事は添え物程度、事件があっても恋愛ネタへの障害でしかないような恋愛ドラマと比べると、このドラマって彼らのいる会社の話自体が日向や朝比奈のキャラと関係ありすぎるし、当然恋愛よりも会社の方が重要だっていうスタンスがいいと思う。
もしかしたら恋愛だけ見たい人たちにはちょっとハードルが高いのかもしれないけど、これくらいのほうが設定自体にリアリティあるよなあ。ボールペンのことといい、ドラマ的な嘘の付き方が上手いなーという印象。演出というよりお膳立てや設定をキッチリ作りこんでてキャラがしっかりしてるからこその面白さというか。
そしてまだ脇エピだけど、曜子のレストランが不人気だっていうのはどの程度使うネタなのかな。Twitterモドキにリアタイで書込したアカウントが誰なのかは今回はスルーしたままだけど、もしかしてシェフの乃木(丸山)?彼はどっちに転ぶのかな?
でもって、ぶっちゃけ最後のデータ漏洩がイマイチ把握できなかったんだけどさ。朝比奈は何をやりたいのかって意味で。どう考えても会社ヤバいよね?そうならないってどういう手があるわけ?
この株式取得と流出事件でのダメージ、朝比奈が困るのは日向だけって言ってるってことひっくるめて、早く説明して欲しいんですけど!1時間にネタ入れすぎだよ!次回も楽しみ! (゚∀゚*)ノ
もっと突っ込みたいけどこのへんにしとく!今期の月9はちゃんとやる気があっていいなあ、みんなもっと見ればいいよ!こんなに月9を楽しみに出来るなんて、最近なかったよw

*1:一応透明軸の話ってのはここに→ゼブラ ハードクリスタル http://www.showanavi.jp/madaaru/read/02/07.php