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平清盛#33「清盛、五十の宴」

http://www9.nhk.or.jp/kiyomori/
脚本:藤本有紀 演出:中島由貴
 
冒頭の、自分の年をまるっと忘れてる清盛にものすごく同意w
40過ぎるとホントどうでもよくなるんだよなー、自分の年(笑)毎日の時の流れ早すぎるしな。(しかし清盛のように充実した毎日ではないだろと相方に突っ込まれw)
今回は清盛50歳の宴の話で、源頼政宇梶剛士)@鴻上会長の「ハッピーバースディ!平清盛!」から始まって(違)、熊野からやってきた熊のような末弟(一同誰も知らずw)の平忠度ムロツヨシ)現るに、藤原摂関家の基房(細川茂樹)と兼実(相島一之)兄弟とのダンスバトルに歌バトルな、しかも「うた恋い」な展開、あっとビックリ厳島陣社の斬新すぎる完成予想図に一同度肝を抜かれてまさに清盛の天下、沈む夕日の輝きが平家のピークを思わせるような、あとは沈むだけの奇跡と相まって大変面白かったよ!
毎回これくらいのテンションでやればいいのに!まさに清盛スゴい!清盛サイコーカッコイイ!といういいとこばかりで盛り上がった、大変に示唆に富んで楽しかった話であったよ。ああしかし、ここが頂点かー‥‥と思うとそれはそれで物悲しいなあと思ってたら、どう見てもまたきたフラグ展開。その夕日の舞はフラグじゃありませんか?フラグですよね?とヒヤヒヤしてたらいきなりぶっ倒れるとか!ああまたか(^_^;)
でも今回は面白かったからいいか。
滋子のやり手ババアみたいな、兄を巻き込んでの裏工作がどうなるか、まああの二人の子供の憲仁が後に千葉ちゃん(新キャスト)の高倉天皇になるわけですね。賢そうなお坊ちゃんで何より。
坊ちゃんといえば牛若丸も出てきたけど、こっちはこっちで清盛のことを「父上ー」とか呼んじゃって悲劇の予感しかしないし。そして兎丸の息子は小兎丸w

まあでも今回は見かけによらないムロツヨシ。というか声聞くまでムロツヨシだと分からなかったよそのヒゲダルマは。ムロさんすげー、舞がカッコイー。
それにしても藤原摂関家の藤原摂関家の基房と兼実兄弟は一体何をしにきたんだという‥‥(笑)
人んちの誕生日パーティに呼ばれてもないのに手ぶらでやってきて、嫌味を言ったらごちそうされ、手土産がわりに舞を踊ったらダンスバトルからの和歌バトルになり、熊のような男に恋唄で押され続けて負け惜しみを言ったら、画期的すぎる神社の完成予想図を出されて嫌味どころかぐうの音も出ずすごすご退散とか笑えすぎる(笑)ほんと、何しに来たんだ?
途中、基房さんが変身するんじゃないかとか「鍛えてます!」とか言い出すんじゃないかとヒヤヒヤしたけどな!(言わねーよw)
まあ面白かったんだけど相変わらずわかりにくいなと思うのは、バトルの状況ですよ。
舞の時も良いのか悪いのか、藤原兄弟に負け惜しみ言わせるとかショック描写を入れるとか、明らかに違いを見せることもできるだろうに。
和歌バトルは経子さんたちギャラリーが解説入れてくれたからちょっと期待したんだけど、やっぱりそんなに親切ではなかったよ(^_^;)
歌の良し悪しなんかわかんないんだからギャラリー解説入れてください。まあ兼実の表情や基房の涙目で分からなくはないけど、それでなくても和歌を連続で詠まれたら眠くなるのに。「うた恋い」みたいにやってー
んで忠度って、勅撰和歌集に選ばれるくらいに歌人として優れてるんじゃん。清盛がホントに知らないのかどうかはともかく、「お前誰?」のコメディ展開な一幕があったあとで、いきなりご指名→実は歌の達人って、これも清盛のやることなすことすべて上手く行くっていう意味の展開なら、それはそれで清盛スゴいって話で。まあでもあの清盛のことだからどうせクマ男が恋の歌が上手かったらおもしろきことかな‥‥ってくらいのノリだったんじゃないかと言っても信じるw

忠度の和歌は掛詞使っててちょっとダジャレっぽいとこもあるんだけど、wiki見たら作風はともかく掛詞ネタがあるから、なんとなくムロさんだし合ってるような気はするよ。ダジャレな和歌ってかなり技工を凝らしたものだという認識は当時から合ったんだよね?(>うた恋い)
まあでもバトルは、まさにそういうとこにナレーションが欲しいんですけどナレ役の頼朝さんはどうしたのと思ったら今それどころじゃないのかw 伊豆で抜け殻になってましたよ(^_^;)というかだから、それ清盛のせいじゃないしw
ああしかし今回の厳島陣社の社のコンセプトとか、海に浮かぶ社はともかく、高低を付けるんでなく同じ高さに横に広げていくってのは清盛の新しい世の中の仕組みづくりとダブらせてるんだよね。貴族も平民もない、みんなが平等な新しい世の中という。
そしてその設計の画期的さといい、それを自分が思いついたという時の得意げな様子といい、貴族や一門の皆さんの度肝を抜かれた様子といい、まさに、まーさーにーこのシーンが見たかったんだよ、「平清盛」で!
こういう持って行き方で清盛のすごさを物語るシーンが今までもっとあったなら‥‥と思わざるを得ません。ホントに今回はちょーテンション上がった!ヽ(゚∀゚)ノ
しかもそれだけじゃなく大々的な海路を整える工事もあるんでしょー?どんだけ財力があるんだ?という本当にまさに、ここが平家の頂点なんだなあと思うと感慨深いよ。
それが沈む夕日だとしても神々しいよ!そりゃ牛若丸も興奮するだろよ(笑)
ということでお約束的になフラグ展開で、清盛がぶっ倒れてどうなるんだと‥‥( ´Д`)
いいけど予告、そのパターンは「風林火山」の上杉謙信が出てきた回と同じパターンだろよ(^_^;)名前連呼→フルネームで締めってw