そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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平清盛#37「殿下乗合事件」

http://www9.nhk.or.jp/kiyomori/
脚本:藤本有紀 演出:橋爪紳一朗
 
もう最初から最後まで重盛が気の毒で見てらんなくてハラハラした!( ´Д`)
まあここからすでになんとなくな「平家にあらずんば〜」が始まってたんだろうけど、そういう不遜な考えを持てない慎重派で公正明大で真面目くんな重盛にはあまりにも酷い状況すぎる。
清盛の、やりたいことをやるために脅し透かしで力づくなヤクザの手法ってのと、時忠がやってる正しいことをねじ曲げてまで自分らの主義主張を押し通すってのは違うと思うんだけどなあ‥‥といったところで通じないのはわかってるんだけどさー。時忠、なんかムカツクー。
まああえて清盛たちが正しいと言ってる重盛の処置を、正しいからいいってこたねえよとわざわざ言ってしまう時忠の俺正義に何言ったって無駄だろうけど、それってだから現棟梁の重盛を軽んじてるってことだと思うの。でもそれをきっとわかってて言ってるんだろうなあ〜と思うからムカツクんだよ。(ってドラマのキャラに腹立ててもしようがないけどw)
いやでも今回の話って、終始そういう話じゃろ?重盛が棟梁になったはいいけどやることなすこと真っ当すぎて、ヤクザな家風に馴染まないっていう話で体調崩すわ心の病になるわ蔑ろにされるわでふんだり蹴ったり、結局嫁に泣きつくという有様。いや普通にそういう男はどうよと普段ならうっかりそう思っちゃうオレですら、今回の重盛には肩入れするよ。気の毒すぎる(´;ω;`) 今回はほんとうにもう最初から最後まで重盛。どうやら重盛カメラがあった模様。(笑)。
 
てゆーかー、偉大なる清盛様と違いすぎるってのはともかく、時忠だよ。あいつが本当にもう、何もかも混ぜっ返してんだよ。
しかもこのドラマの描写だとそこに時忠の私心があるわけでも無さそうで、単に清盛の意思を拡大解釈してるってだけなんだよなー。まああいつならやりそうだとは思うけど。
前回の流罪にされそうになった恨みの流れもあったのかもしれんとは思うけど、結局どこに向けてその矛先が向いてるのかなんだよな。前回のあれは、悪いのはその場の思いつきで言ってるごっしーじゃん?
しかもしかも一層ムカツクのは、それを時忠自身が汚れ仕事を引き受けてるとも思ってないってことなんだよ。やってることは汚れ仕事なんだけど、そう思ってないというなんかある種のマインドコントロール状態という風に見えなくもないし。
いやそこら辺は単に脚本的なツッコミが足りてないだけかもしれないけど、ほんとにどう思ってあの羽根を利用して禿隊を結成したのかと。いやまあ、あのやり方は上手いけど、あれに気がついた時の重盛の気持ちを考えるといろいろ見てらんねえ! (>_<)
あとまあ基房のアホっぷりはよくわかった(笑)子供に向かって意味のない嫌がらせするから脅されるんだよ。ザマアwwww
そんで東国の方へその噂が流れる頃にはきっと尾ひれがついて、平家の傍若無人な横暴ってことになるんだよな。実際禿隊は横暴どころか恐怖政治の始まりだけど。
ここは取り敢えず奮起せよ源氏の衆!とでも言っとくべきか?w そういう思い込みの被害者意識と正義の旗印も大事だよな、戦には。