http://www.ntv.co.jp/akumu/intro/index.html
脚本：大森寿美男 演出：佐久間紀佳 原作：恩田陸
え、これ思った以上に面白いよ！なんか見たことない感じのドラマだった。
番宣見てた限りでは、タイトルが「悪夢ちゃん」だし小学生だし、「怪物くん」みたいな子供向けのお子様ドラマかと思ってたけど、むしろどの層に向けてるのかわからないよ。北川景子の腹黒キャラが初っ端から炸裂（笑）
というか、まどマギが子供向けか否かでネット的に盛り上がってるこのタイミングでなんという偶然か、初回から北川景子が赤いワニに首チョンパでマミられるとか、燃えて溶けるおばあさん映像とか大鷲（ヒッポグリフだけど）に鷲掴みで攫われて落とされる相田翔子とか、実際の描写はややソフトめではあるけど衝撃的な映像すぎるんですが（笑）
というか、ももクロの誰かが声当ててるらしい夢獣（ゆめのけ）がうっかりするとキュゥべえみたくない？ｗ
といろいろ考えるに、土9で（読んだことないけど）原作が恩田陸で脚本が大森寿美男ってのもなんかチャレンジングな気が‥‥ｗ しかもほのかな下ネタあり、ソフトなグロありという‥‥(^_^;)
ストーリーは二面性がある美人の腹黒教師、武戸井彩未（北川景子）が、学校内の誰かにブログで心がないサイコパスだと暴露され（しかも本人曰く「恐ろしいほどに言い当ててる」）、ちょうどそこに転校してきた他人の悪夢を見ることが出来るという古藤結衣子（木村真那月）と夢研究をするおじいちゃん古藤万之介（小日向文世）に研究材料、かつ結衣子の予知悪夢を使って人助けするように言われて、嫌々ながらそうなってしまうという話。これで合ってるよな？
彩未の夢のなかの夢王子（笑）がGACKTさんだと思ったら万之介教授の弟子がまさにGACKTだったというｗ GACKTのキャラ、怪しくないわけないよなあ（笑）
レクター教授だの羊たちの沈黙だの、オカルト大好きサイコ関係の怪しいことばっか言ってる養護教諭の琴葉先生（優香）の、彩未と比べるとなんとなくな小物感もいい（笑）
でも今回の問題行動の児童、相沢さんに絡めていつの間にか彩未の過去が語られてたりするのは唐突な気がしなくもなかったけど、なんとなく流れとして納得はしたからいいかな。それでいつの間にかガラッパチの素が出てるっていうならそれはそれで。
出てる子役の子たちも見ない顔が多くて、顔ぶれ的には変わった取り合わせな感じもあるし、北川景子の美人で人当たりがよくて笑顔がステキだけど心ない腹黒教師、でも別に性格が悪いわけではない単なるがらっぱち女な役が思った以上にハマってておかしいしカワイイｗ 優香がサイコでオタクっぽいとこもいいｗ 美人で笑顔がステキな女教師なんているわけない、だっけ、何その決めつけけという（笑）←ちょっとウロだけど今確認できん その決めつけがすでにオタクｗ
あと万之介教授の研究室がいい感じに特撮モノっぽくて、しかもわりとセットや映像にお金かかってるふうというか、バクっぽい夢マシンとか夢札カードのギミックが結構センスいいし、夢映像もまたいい感じに特撮風。何度も悪夢のシーンが出てくるしどこがホントか夢か、全体に特撮モノっぽい雰囲気あるし、VFXも過剰でなく普通に使ってたのがなんとなく普通のドラマと特撮ドラマの中間みたいな雰囲気で面白かった。
悪夢で人が死ぬからといっても全部がシリアスってわけでもなく、悪夢の夢判断がかなり後出しジャンケン的ないい加減さがあって、もっと悪いと思ってたのに大したことなかった、こういう解釈だったんだね、よかったよかったーな締め方とか適当でいいよ（笑）実際１話めは大きな事故を回避してるんだけど。
だいたい彩未が刺されるのがコンパスで、子供の力＆腹巻のお陰で助かったのはともかく、刺されてるその勢いで空港カウンターで直訴とか、見ようによってはホラーコメディ（笑）
そこら辺の彩未先生の心なさと本気さと悪夢予知に翻弄されるとこのバランスも良くて、必要以上にシリアスになってないというね。結衣子と万之介も悪夢に騒ぐわりにはそのあとが適当だしなあｗ
結衣子の悪夢予知が他人の無意識がいつの間にか入り込んでくるとか、「悪夢は中からじゃない、外からやって来る」っていうセリフもなんか示唆的で、どの程度哲学とか夢判断とかサイコ・オカルト的要素が入るのかわかんないけど、そこら辺もちょっと良さ気。
うん、とにかく思ったより面白かった！毎週見る。
例の彩未をサイコパスだと書いたブログは相沢さんじゃなかったし、この謎で引っ張るのかなあ？それだと今の状況だと生徒か先生か‥‥になると思うんだけど、まだ何かあるのかしら？謎というほど謎でもないからどういう展開にするのか、とりあえず次週が楽しみですよ。
