そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

結婚しない#1

http://www.fujitv.co.jp/kekkon_shinai/index.html
脚本:山崎宇子坂口理子 演出:石井祐介
 
正直、キャストが全然新鮮味がなくて食指が動かなかったんだけど、実際見てもどう考えても古いとこなら名作「29歳のクリスマス」や、最近なら香里奈の「私が結婚できない理由」と同じじゃん?っていう。
導入とかほぼ香里奈のドラマと同じだよなあ〜と思ってたらスタッフが共通らしいね。
内容的にもなんかストレートすぎて、これ、実際30代で仕事や私生活はそこそこ充実してるのに結婚したくても出来ない女性からしたら、共感というより痛すぎて直視できないって感じじゃないかなあと(^_^;)
菅野美穂のルックスで結婚できなかったら普通の人なんかますます無理だよ‥‥って、まあリアルに菅ちゃんも結婚してないわけですが。いやそれはカンケーないかw
でもお話的にも、そのどう見ても婚活すらしてなさそうな田中千春(菅野美穂)と久保(袴田吉彦)みたいに35になってもお互い独身だったら〜なんてなんかバブルの時にはそういうのよく聞いた気がするけど、35で学生時代って90年代後半くらいだよね。その時代そういうのありなのかなあ、もっと堅実じゃなかったかなあ?よくわかんないけど。いやあの時代ってバブルの反動で景気ちょい悪で家庭回帰してた時期だった気がするんだけどなあ。なんでその時結婚しなかった、千春w
というか、桐島春子(天海祐希)の方もまあありがちっちゃありがちだけど、あの配置換えってフツーにパワハラじゃないかなあ?
単なる部署替えに納得して応じた‥‥んではあるけど、その理由が結婚してないから今のプロジェクトに不適格ってことだし、ミスしたわけでもないから明らかに能力としては不当評価だよね?これで石橋凌の上司と過去付き合ってたとかありそう‥‥と思ったら、そうみたいだし。そんなとこベタじゃなくていいよw うっかりするとセクハラだよ?
千春の方はそれ明らかにセクハラだと思うし。やっぱりいい家庭を作るには奥さんは若いほうが‥‥なんて一体いつの時代の話だよ(苦笑)というか、そんなこと真顔で言っておかしいと思わない35の男なんかやめたほうがいいと思うけどな! 会社で絶対セクハラ発言してるよ。イケメンだから槍玉に上がらないだけだよ、絶対w
千春の妹カップルの言いようもどうかと思うし。身内の暴言にしても、物は言いようというか‥‥
あ、そういやふたりとも名前に「春」が入ってるのね。なんか意図があるのかしら?

そしてそこにバイト扱いの玉木が入ってくるとか、やっぱりサイトの相関図見て「???」
なんかいろいろキャラ設定に無理があるというか、リアリティなさ過ぎないか?それとも今これってスタンダード?若い人ってこのドラマ憧れる?
えーと、枠的に視聴者層はたぶん20代後半〜30代前半だと思うけど、当然20代前半も見るよね。32歳の玉木、35の菅野、44の天海祐希がこういう現状のこのドラマ見て何を思えと思って企画したんだろう?見て頑張れとかエールを送るよりも先に、ああはなりたくないとしか思えない、なんか悲しさすら感じるんだけど。現実的にああいう人たちが悲しいじゃなく、ドラマが描くあの主人公たちが、ね。
せめて「結婚できない」をあそこまで非難的かつストレートに連発しなきゃまだしもと思うけど、オレの考えすぎ?結婚できなくても友達がいれば楽しいだった香里奈のドラマは、登場人物の年齢関係なく見てて楽しかったけど、このドラマってそうじゃないよね?オレ今この感想書きながら、なるべく地雷踏まないように気をつけて書いてるつもりだけど、なんか爆発しちゃった人はゴメン(^_^;)
これで千春と春子が楽しそうに同居生活とかはじめて、でもやっぱり結婚したいなあとか言いながら二人で愚痴りながら酒盛り始めたら目も当てられん気がするんだけど。いやすでに初回で2回もやってるけど(^_^;)
なんか企画からして間違ってる感があるような気がしてしょうがないんだけど、アマミンのカッコよさと菅野のうそ臭いカワイさでなんとかなるのか?これで玉木がカッコよくないとますますダメな気がするけど。てか玉木はやっぱり俺様キャラで使うべきだと思うけどなあー。
そんないろいろ間違った感ありすぎるドラマなので、まあなんとなく見れる時だけ眺めとこうかなと思いやす。見た目的にはあの二人だし、華やかで楽しそうな気はするんだよな、ストーリーをマジメに見なければ。
正直、このドラマはものすごく納得いかない感じ。
昨今の婚活ブームを経て、結婚できない・しない女性たち(男性も含むか)の話として「結婚してないと世間的に認められない、不利になる」って、一体いつの時代の価値観なのか?ってとこに一番引っかかるんだよなー。いやさ、それを超えてきたからこそ今の「自分の選択として」の結婚しないや、好きな仕事や趣味に生きるのも良しという多様化した価値観が認められて、それも個人の生き方ですよっていうのが定着してきたわけじゃん。なんでいきなり前時代的に戻るかなあと。今実際「結婚してこそなんぼ」なんてこという会社ってあるの?
だからこそこのドラマは、逆に結婚したいけど出来ないと焦ってる、将来に対する漠然とした不安に共感する視聴者たちに何を提示したいの?って思っちゃうんだよね。そういう人をさらに突き落としてどうすんだって言う(^_^;)もう少し考えようよって気がするなあ、それともなんか救いあるの?

あ、千春の後輩くんが誰かと思ったら入江甚儀だった。なんかあの子、線が太くなったなあw 空気読まない加減は良い感じだけどw
あと最近よく見る東出昌大@桐島〜も出るのね。まあちょいチェック。