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脚本：藤本有紀 演出：柴田岳志
兎にも角にも重盛‥‥ (´；ω；`)ﾌﾞﾜ だった。
相変わらずドラマ的に清盛の腹は見えないんだけど、周りが動いてるんでかろうじて良し。
今回は鹿ヶ谷の陰謀の後始末的な成親退場と義経元服と頼朝結婚、そして重盛散々苦労する‥‥の巻。
というか、NHK大河ドラマ新・源義経第9話（くらい）「義経、誕生！」ですな！（笑）もうこのまま義経の話で進めてもいいんじゃね？って気がしなくもないよ？あ、そしたら頼朝は脇役になっちゃうか。脇というか弟を打ち取る非道の兄？そりゃまずいよね、これから源氏の棟梁に返り咲こうとしてるのにｗ
しかしまあ本当に今の、やっと（嫁一族の力を借りて）源氏の武門を再興しようと決意する頼朝さんは、何がどうしてそんなことになるのかと‥‥まあこのドラマの初っ端は平氏滅亡のとこからだからそこまではいかないんだろうけどね。たぶんNHK大河「新・源義経」も30話いかないとこで終わりかな？ｗ
どっちにしても権力を握ると腐る、もしくは傲るってことか。それこそ諸行無常だよ（ ´∋｀）
前回の西光の顔を踏みつけて拷問の末斬首と、成親はかろうじて流罪になったのに結局餓死させた‥‥ってので、もう相当清盛がイッちゃってるってことだろうけど、とにかくなんでそういう方向へ間違った明日を選んでるのかはさっぱりなんだけど、それって史実的にもわかんないってことなの？だったらしょうがないけどさー。
ちなみにウチの相方はもうリタイヤしちゃって、あんなに面白かった先週の話ももういいってことらしいです。まあだいぶ当初の予想とは違っちゃったね。
てことで最後は夏場の蝉のように力尽きた成親退場。ほんと、成親の中途半端さとか腹黒さはキモくて良かった（褒め言葉）。さすがは吉沢悠ｗ
今回ちょっと影薄かった後白河法皇はビックリ乙前のお見舞い。この人、なんか高次元の存在になったとかじゃなく、本当にまだ生きてたのね？（笑）いや、絶対もうすでに死んでて、霊体になって後白河に助言してるんだと思ってたのに。
だいたい今まさに法王と清盛の謀略合戦で人もどんどん死んでるのに、相変わらずその状況自体を双六に例え部下を手駒扱いってのも人の心無さすぎだろｗ むしろこの人がもののけの化物かと。
そして今回はとにかく重盛が頑張った、本当に頑張ったってことで、一度ぶっ倒れてもう痩せ細ってきてるのに「忠ならんと欲すれば孝ならず、孝ならんと欲すれば忠ならず」という命がけの嘆願で清盛の暴挙を抑えたってことで。
清盛の計画はどう考えても暴挙だよなあ、暴挙ってかクーデター。ちゃんと説明なかったけどさ。いやわかるけどね、「法王様を平家の屋敷にお招きしよう」ってのはつまり拉致監禁だってのは。
そこら辺、重盛の勢いで押し切られたけど、法王様を配下が拉致監禁するのはまずいし、法王を法王だと思ってない所業だし、何より法王に使えてる重盛（一応平家の棟梁‥‥のはず）の面目丸つぶれな上に忠義も疑われるって有様なわけよね。武力でいっぺんに覆すならともかく、穏便にやれば角が立つに決まってんじゃん。清盛的には相当ドヤ顔のアイデアっぽかったけど（笑）
重盛、そこであえて御所の警護をすると言ってみて、それは道理が通らない無茶だからじゃあ死ぬという脅しなわけで、でも結局清盛はあんま堪えてないっぽいよなあ。いやナレーションで法王側の付け入る隙とか言われると、結局重盛の訴えの意味あんまなかったってことで、そりゃしんどすぎるよなあ‥‥ (´・ω・`)
まあそこら辺、どっちにしてもせっかくの平家の良心、清盛のストッパーの重盛は次回退場っぽいから、もう平氏はどうにもならんよなってことで。オレも清盛の思い描く国造りが見えないよ。本当に重盛が気の毒すぎる‥‥‥‥ (´；ω；`)ﾌﾞﾜ
あ、窪田正孝くんは今回は鬼気迫るというか、たぶん体重落としてるだろうし、なんかもう本当に今にも死にそうすぎてすごかったー！
オレあんま彼の演技、ちょっとナイーブな人をやるにしても真面目属性でなんとなく俯いて内側に向けて演技してるような感じが好きじゃないんだけど、重盛はちゃんと顔を上げて前向いて演技してて、ナイーブだけど真っ直ぐな強さがあったのは良かったと思う。これからどういう演技する人になるのかはわかんないけど、ずっとNHK仕事やってたせいもあり重盛は思ったより重要な役だったし（そういうとこNHKだよねｗ）、重盛をやりきったあとのお仕事はちょっと楽しみですね。うん。
あとは久しぶりに常磐が出てきたけど、なんか今回は武井咲がたいそう美形に見えたよ。やっぱ武井咲って美形なんだな。落ち着いたしゃべりをすればｗ
そういや破格の昇進させてもらった頼政さん（宇梶剛士）がいつまで清盛に付いてきてくれるのか、ちょっとハラハラ。てか源頼政って、あの鵺退治の人だったんだね。そりゃカッコイイよな！
もののけといえば、高倉天皇（千葉雄大）に皇子が出来たよ。これが安徳天皇になるわけだけど、安徳天皇といったらもう妖怪ハンターのこれ *1 しか思い出さねえです。あんとく様〜ｗ
そしてもう松ケンの清盛はもうだいぶもののけ。白河院の落し胤的な意味でもやってることのイカレっぷりにしても妖怪じみてきたよ？老けメイクも先週より髭と眉毛がぼうぼうで白毛ありで顔もだいぶガサガサっぽいのがリアリティ。本当に松ケンが60代に思えてくるのがスゲェ。
そして喜んだり怒ったり、喜怒哀楽が激しすぎる年寄りすぎ好き勝手にやりすぎでこわいー（^_^;）
