そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

悪夢ちゃん#4「邪夢」

http://www.ntv.co.jp/akumu/intro/index.html
脚本:大森寿美男 演出:猪股隆一 原作:恩田陸
 
志岐がGACKTさんだっていうことにものすごい正当性が!(笑)
普通の一般人の保護者さんたちなら、大学の准教授で超絶美形のGACKTの言うことが正義だよな!そしてたぶん殆どのお母さんはGACKTもとい志岐と同年代のはずだから、そういう意味でもきっとはぁ〜くらくら〜って感じ?(笑)あと髪型が天パ風のモジャモジャってのも納得。黒髪ストレートだったりした日にゃ無駄に美形過ぎて、現れた途端にお母さんたち失神しちゃうよw
もちろんオレは彩未先生の「フィギュアみたい」「ロリコンじゃないの?」って方にハゲドウだけど。どうみても胡散臭い美形だよなーw
 
彩未先生が自称サイコパスだってカミングアウトして、マイケル・サンデルの白熱教室みたいな「自由とは何?」みたいな謎掛け、もといディベートをする‥‥というかそれについていける生徒がスゲェ(笑)
でもまあそれが先生を信用するかどうかになった時に「自分で判断する」ってことに繋がるってことかなあ。今回は悪夢成分少なめだよな。というか「ビミョーに怖かった‥‥」がおかしかった(笑)古藤さんは微妙にオカシイんだよな、おじいちゃんもだけどw
最初に「自由」という概念、つまりそれが自分勝手や身勝手とどう違うのかという話しといて、メインの話は結果として嘘つきになった小泉さんの話で、内容的には相手(彩未先生)を信じるかどうか、それすらも自由であるでもっていっといて、結局空気を読む読まない話と独自解釈をどこまで押し通すかっていう話だった気がする。独自解釈ってつまるところ自分が感じたままの自分勝手な解釈じゃん?
彩未先生、その宮沢賢治の「雪わたり」についての独自解釈をものすごいイイコトいったふうに言ってるけど、ぶっちゃけ意味がわかりません(笑)妙な説得力はあるけどさ。
結局信用してのことなのか空気を読んだだけのことなのか、どっちも行動としては同じだよね。ただそれがどちらであっても「自分が判断した」ということが大事だってことなんだろか。そういう話でいいんだろか。
彩未先生がサイコパスでも古藤さんと1話の相沢さん、2話の冬馬くん、3話の赤根くんたち個人的に関わった人たちがが彩未先生を信じるのは自由だし、相沢さんは小泉さんたちに詰め寄られてもハッキリと「彩未先生カッコイイ、好き」と言ってるんだよね。そこんとこ、彩未が自分で言った通り「先生はみんなが見たままの先生よ」なわけで、それをどう信じるのかはそれぞれの自由ってのはその通りだし。
だから小泉さんといつもつるんでたクラスメイトたちが彼女を嘘つき呼ばわりしてハブってるのは、自分で考えたことじゃなく単に空気を読んでそうしてるだけってことで、それこそが(考え方が)「自由でない」ってことなんだろうけど。
まあ最終的に小泉さんはお母さんの本音を聞いて自分がそれを信じられればいいんだと思うし、それが嘘かもしれない(実際その手紙自体を書かせたのは彩未先生だし)けど、お母さんの言うことを信じる、信じるに足る理由があるから信じるというならそれでいいってことであるよなあ。いやあれはお母さんの本当の気持だとは思うけどねw
なんだかんだいっても、彩未先生がどんなに性格が悪かろうが仮にサイコパスであろうが、生徒のために手紙を用意したってことは先生としては妥当な行動で、それを空気を読んでそうしたのかそれとも自分の独自解釈でそうしたのか関係なく、行動の結果としていい結果だったってことで。あそこのひねた生徒たち相手なら、あれくらいハッキリ裏表がないほうが信用はできるんじゃないかなと。それこそ最初から、先生としての仕事はちゃんと使命感を持ってやってるわけだしさ。
とにかく空気を読んで周りに合わせることは、3話の流れで言うなら「自分がいなくなること」かな。
ビーフシチューは、まあ分かり易いオマケだと思うな(笑)彩未先生のことだから、合理的判断で毒が入ってるはずがないと思っただけかもしれないけど、古藤さんが小泉さんを信用したんだと思うならそれでもいいし。本当のことはわかんないよなあ(苦笑)
あえてオチっていうなら、給食のビーフシチューには何も入ってなかったけど、志岐の作ったビーフシチューには小泉さんの嘘の象徴である苺ジャムが入ってたわけで、それを美味しいと言って食べた彩未先生は小泉さんのことを信じてた‥‥ってことになるのかな。

ところでやっとお泊りを許された志岐だけど、やることやったってことかしら?
二人して空をとぶ夢は欲求からの開放、性的開放を意味するらしいけど、そういうこと?その割に彩未先生の腹巻はどうかと‥‥(^_^;)
そしてまさかのファイトクラブ展開、彩未先生は自称でなく本当にサイコパスだったのですよ。自分で書いてたとは、そりゃプライベートや内面に詳しいはずだよなあw