そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ホビット 思いがけない冒険 (IMAX3D字幕)

http://wwws.warnerbros.co.jp/thehobbitpart1/
監督:ピーター・ジャクソン 脚本:フラン・ウォルシュフィリッパ・ボウエンギレルモ・デル・トロピーター・ジャクソン

 
いつものことですが、まったく前情報を入れてなかったんであそこで終わったことに大変ビックリしました。目的果たしてないやん!とまで思ったw 途中で時間配分おかしくね?とは思ったけどちゃんと続きがあったんですね‥‥(^_^;)
しかし3時間近くあるわりにまったく退屈はせず、大変面白かったですよ!
ネタバレ‥‥じゃないと思うからいうけど、これ旅の目的果たしてないじゃん、ドラゴン倒してないじゃん!とは思ったけど、今回の旅の始まりの物語としては、亡国のドワーフの王トーリンが役立たずのホビットだと思ってたビルボ・バギンズのことを勇敢な友として認めるとこが一番のポイントだからこれでいいんだよ。この長い旅の過程にはちゃんと意味があるんだよね。何一つ無駄なとこなく完璧。
一応前情報としてハイフレームレート(HFR)な「IMAX HFR3D」の映画だってのは聞いてて、というかそれ知らなかったら見送ったかもしれなかった映画でした。
何がどうってのはこの記事を。そういうことでこれのためにわざわざとしまえんのIMAX3Dで見たヨ。 *1

ぶっちゃけ酔いそうになった。クローバーフィールドアバターも平気だったのに、これは酔うよ。画面が綺麗すぎて‥‥というか密度というか解像度が高いというか、たぶんさすがに脳内の処理がおっつかないのかと。(もしかしたらオレの度が合わないコンタクトのせいかもしれんが)ちょうどベム上映前にホビットの2D予告編見たけど、画面の綺麗さ全然違うよ。(それともあれは予告編クオリティなのかな?)
奥行き感とかは普通の3Dと余り変わらない気がしたから、何が違うのという人がいるのはわかる。たぶん見比べないと分からないくらいじゃないかなあ?一応3Dでもフレームレートが高いから画面が動いてもブレがなくなめらかだという触れ込み。そのせいでやたらカメラ揺らしてるんじゃないかと思わんでもないけど、そこはぶっちゃけ揺らさなくていいからと思わんでもない(そこが酔うんだよ)
人によっても違うのかもしれないけど、オレはアクションはきれいで自然に見えてたけど(従来の3Dは方式によってはちょっとだけブレるんだよね)、カメラの画面移動、特に手前から奥へキャラクターを追いかける動きが気持ち悪いなあと思った感じね。
でも映像的にも細かいことはわかんないけど、とにかく密度が高い上に映像処理というか画面の美しさ+密度で、リアルより綺麗すぎる映像になってる感じ。ホント画面は美しいよ。
ただそのせいなのかどうか、ところどころ風景とかにミニチュア感があるのがちょっと興ざめるというか、この辺は技術的な問題なのか演出的な問題なのかわかんないけどせっかくの広大な景色が、現実より美しい映像のせいで逆におもちゃっぽく見えるのが残念な感じはしたかなあ。アバターの時は風景自体がファンタジーだったけどそんな風には思わなかったから、もしかしたらHFRのせいかもしれないなと思うんだけど。
 
お話的には冒頭ではちゃんとフロドも出てるし、「LOTR」の旅にでる直前くらいだね。
ビルボがいきなり冒険の旅に巻き込まれて旅立つところから、目的地のはなれ山、エレボールが遠くに見えたところまで。途中でビルボがフロドに譲ることになるエルフの剣を手に入れたり、あと一番重要な「一つの指輪」を手に入れるゴラムとのくだりはかなり時間割いてる感じでした。ゴラムの粘着の大元ねw
出てくるのはほとんどがドワーフばかりだけど、「LOTR」でお馴染みの裂け谷のエルフたちやサルマンも出てくるし、ちょっと「LOTR」見返したくなるけど、さすがにそんな余裕はないのでスルーw
世間的にはキレイどころが出てこない映画ということですが、13人のドワーフだけでかなりお腹いっぱいw あいつらならず者ばっかりでオカシイよ。あとちゃんと若いイケメンのドワーフもいるし(しかもビルボと仲良しw)
SHERLOCK」のワトソンをやってたマーティン・フリーマンビルボ・バギンズだけど、役どころとしてはワトソンとあんまり変わんないような感じの整理整頓が大好きなA型タイプで、傍若無人なならず者のドワーフたちの蛮行にあたふたして振り回されてる、でも時々強気なところがまるきりシャーロックに振り回されてるワトソンそのまんまなちょい萌えキャラ(笑)いやマジでw あと年寄りの時のビルボと顔とか雰囲気似てるよねw
とにかく初っ端から、久しぶりに会ったガンダルフに勝手に自分ちをドワーフ達の旅の集合場所にされて、ドワーフたちは勝手に集合してあの狭い家に13人もギュウギュウに入り込んで、ビルボんちの食料を食い尽くし、大事にしてる家具や食器を乱暴に扱われて切れる寸前だったのに、大騒ぎしたわりにそれらを大雑把な慎重さであっという間にきれいに片付け終わって、ビルボが旅に参加しないと知ると寝てる間に何の痕跡も残さずきれいに去っていく‥‥とか、この人たちのキャラとつかみは完璧って感じ。しかもビルボも絶対行かないとか言ってたくせに置いていかれると追っかけて結局旅に加わることになるしという。(でも王は頼りにならない足手まといだと思ってる←ここ重要!)
とにかく話にあっという間に引き込まれる感じで、気がついたら3時間経ってた‥‥という楽しさ。
最後のオークに追い詰められるとこもハラハラしながら見ててそこからの王様のあれで終わるから、満足感もちょうどいい感じ。
今回はまだ喋ってないような気がするけど、邪竜スマウグの声がSHERLOCKベネディクト・カンバーバッチなので、変な共演になるのもチョイ楽しみか。次回はきっと出るんだよね?

3時間だし、LOTRと比べるとイマイチ入りが悪いってことらしいけど、面白いのでオススメですよ。出来れば3Dで。(2D見てないからどれくらい画面が違うかわかんないけどさ)
3Dにしても出来ればちょっと遠出してもIMAX3Dで。上映館→http://www.eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=66
普通の3DとIMAX3Dって全然違うから。眼鏡もIMAX3Dのほうがいいです。
今回は字幕で見たけど、としまえんだと字幕の位置がちょっと見えにくいんで吹き替えのほうがもしかしたらいいかもしれない。出来れば年明けくらいにもう一回は見たいなあって気もしてるんだけど、今度は吹き替えにしようかな。

*1:いいけどIMAXのスクリーンがちょい汚れてるのが気になったよ。白っぽい画面の時に特にうっすら見えるから‥‥